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2025.03.03

新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon」の型式認定用テスト機製造を開始【本田技研工業】

2025年2月21日

  

  

新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon」の型式認定用テスト機製造を開始
~初飛行に向け大きく前進~

  

  

Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(本社:⽶国ノースカロライナ州グリーンズボロ市 取締役社⻑:山﨑 英人)は、現地時間2025年2月20日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

  

  

 Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー (Honda Aircraft Company以下、HACI) は、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市内の生産工場にて、新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)※1」の型式認定用テスト機の製造を開始しました。
 HondaJet Echelonは、世界で初めてノンストップでのアメリカ大陸横断を可能とするライトジェット機※2であり、2026年の初飛行を目指して開発が進められています。

  


組み立てが開始された主翼部分

  

  

 HACIは2025年2月に、HondaJet Echelon型式認定用テスト機の最初の製造工程である主翼の組み立てを開始し、製品化に向けた大きなマイルストーンを達成しました。
 また、今後のHondaJet Echelon型式認定用テスト機の製造、および将来の量産開始を見据え、HACIの生産工場内にHondaJet Echelon専用の生産ライン開設を進めており、2024年末には、各工程で使用する主要設備の搬入を完了しています。さらに、2025年1月には、システム統合検証施設(Advanced Systems Integrated Test Facility)内のフライトシミュレーターによる初飛行を行い、飛行制御システムなど、主要な航空機システムの検証を開始しました。
 今後は、型式認定用テスト機の初飛行および型式証明取得に向けた取り組みを加速していきます。

 Hondaは、2050年までにすべての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルの実現を目指しています。この取り組みの中でHondaJet Echelonは、競合のライトジェット機より20%、上位カテゴリーの中型ジェット機※3に対しては40%※4以上燃費を向上させることで、航空業界のカーボンニュートラルの実現に貢献します。
 今後もHonda独自の革新技術を通じて新たな価値を提供し、空での移動の喜びを広げていきます。

  


システム統合検証施設の稼働開始セレモニー

  

※1 名前の由来:「Echelon」とは「梯形編隊飛行」を意味し、航空機では高効率な空力性能を実現する飛行パターンとして、燃費や二酸化炭素排出量削減などに効果があると言われており、HondaJetの特長を表しています。また、同時にフランス語で梯子の“段”の意味もあり、現在ではプレミアムカテゴリーを指す言葉として使われることから、HondaJetブランドの最上級モデルという意味を込めて命名されました

※2 最大離陸重量が12,500ポンド以上、20,000ポンド未満の双発エンジンを搭載した機体。HondaJet Elite II(ベリーライトジェット)の一つ上のカテゴリー

※3 最大離陸重量が20,000ポンド以上、35,000ポンド未満の双発エンジンを搭載した機体

※4 アメリカ大陸横断(ニューヨーク ― ロサンゼルス間)の飛行距離で比較した場合

  

  

HondaJet Echelonの仕様

航続距離
(NBAA IFR Range, 1乗員+4乗客)

2,625ノーティカルマイル

最大定員

乗員1名+乗客10名
または
乗員2名+乗客9名

最大巡航速度

450ノット

最大運用高度

47,000フィート

  

※ 目標性能

  

  

ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, LLC) 概要

  

設立   : 2006年8月
出資形態 : American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者  : 取締役社長 山﨑 英人(やまさき ひでと)
所在地  : 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

  

  

  

  

  

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