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公益社団法人自動車技術会:メルマガAEG【PR】
2021年10月27日発行
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CFRPの軽量化材が自動車用途で拡大するに合わせて、成形技術の量産化に対応するため、2015年から
R&Dを推進し、2019年に完成させたプリフォームレスのPrepreg Compression Moldingのご紹介です。
(第3回配信 ※全3回完結)
MOTは、日本で唯一のPPCMの技術をご提案できる企業です。
MOTの特許と材料開発により、様々な製品・部品の「量産CFRP化」が実現可能になりました。
The MOT CompanyのPPCMホームページ⇒
https://mot-ppcm.jp/
第1回配信分はこちらから⇒ /mail-magazine/341890/
第2回配信分はこちらから⇒ /mail-magazine/342610/
第3回配信内容↓
◎プリフォームは無くせない
◎イタリア成形メーカーの想い
◎Preform-lessの仕組み
プリフォームレスは世界に羽搏くか
◎プリフォームは無くせない
脱オートクレーブの技術は、RTM、PCMと進化したが、ここでの課題はプリフォーム(仮成形、
洋服の仮縫いのイメージ)を解決できないことであった。
RTMはサイクルスピードを速めるためHP-RTMに高度化し、PCMはプリフォームを回避するためSMC
(CFまたはGFを混ぜてシート状にしたもの)を使った。
SMCは強度を必要としないプリウスのバックドアに採用された。だが、予想外に冷却すると
収縮が起きるので型締めする作業が必然となった。
連続繊維はプリフォームできない、SMCは型締めが必要と材料高に加工高が加わったのでは
流石に使いづらい。
フェラリー等の高級車部材に、あるいはレクサスのオプション品にしか住処が見つからない境遇となった。
◎イタリア成形メーカーの想い
イタリアはCFRPの成形聖地である。オートクレーブ成形はお手の物でレーシングカーは
イタリア無しでは考えられない。
レーシングカーから抜け出して年産5000台程度の高級車を生産しているメーカーがイタリアには複数ある。
加工コストを抑えつつ、仕上がりの美しさを追求して、現在はHP-RTMで生産している。
彼らの技術課題はpreform-lessだという。でも技術的には夢のような話であると言っている。
SOLVAYがDouble Diaphragm Formingを開発したときにはいち早く試したが織り目は曲がるはで使い物に
ならなかった、という笑い話が流布している。
日本で熱可塑を赤外線ヒーターで熱して金型に入れて成形すれば賦形できるという一時業界を
賑わした類の話である。
ハイテンのhot pressを真似たまがいものといえよう。
◎Preform-lessの仕組み
金属は延展性があるので、角、凹凸、円筒は材料が延びることで賦形される。その分肉厚が薄くなるのである。
炭素繊維は残念ながら延び縮みしない。賦形は織り目の模様を変わることでできる。
炭素繊維が中心に向かって均一に寄ることで、織り目の正方形が菱形になって形状が作られる。
絞りが深いと菱形は縦長になり、凹凸が緩いところでは正方形は少ししか崩れない。
プレスでこれを成形するには、金型の上下の噛み合わせの角度と材料を平らに置くプレートが必要である。
材料が引き込まれるときに、金型の角に当たらないこと、皺にならずにスムースに入っていくことが
確保されないと合格品はできない。
深絞り250mmはテスラから突き付けられたから開発できた。EICMA、JECと2年振りに開催されるので、
世界のbig usersの課題に直面すれば技術高度化が進む。
幸いEICMA開催前にpreform-lessの問い合わせが舞い込んでいる。
PPCMが軽量化市場の大空に飛翔する姿をまもなく見るだろう。
全3回配信終了
詳しくは、The MOT CompanyのPPCMホームページからご覧いただけます。
https://mot-ppcm.jp/
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株式会社The MOT Company
本社 〒144-0052 東京都大田区蒲田4-6-6
福岡オフィス 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3‐8‐33 福岡システムLSI総合開発センター305
info@mot-ppcm.jp
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