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タイで自動車用アルミ電線を鋳造圧延工程から一貫生産開始【住友電気工業】

2014年10月17日

当社および当社100%子会社の住友電装㈱は、タイにおいて自動車用アルミ電線の増産体制を構築すると共に、素材となるアルミ線材を同一敷地内で鋳造圧延工程から一貫生産することを決定しました。

自動車用電線は、一般に心線として銅が使用されていますが、自動車の軽量化のため、心線にアルミを使用した自動車用アルミ電線の採用が拡大しています。

当社グループでは、この需要増に応えると共に、自動車メーカーの海外展開に対応するため、タイの当社100%子会社であるSEI Thai Electric Conductor Co., Ltd.で自動車用アルミ電線の生産を行っています。

今般、更なる需要増に対応するため、タイでの自動車用アルミ電線の生産能力を増強するとともに、素材となるアルミ線材を鋳造圧延工程から同一工場敷地内で一貫生産することを決定しました。

今回、タイに導入するアルミ鋳造圧延設備は、高品位のアルミ導体の生産を可能とするもので、品質面、特性面で優れた製品を製造するのに適したものとなっています。

自動車用ワイヤーハーネスでは、この優れた特性を持つアルミ電線を活用し、従来は使用が困難であったエンジンルーム内などへの採用の拡大を目指します。

また、このアルミ鋳造圧延設備では、自動車用アルミ電線のみならず、日本で培った技術を基に自動車部品用の切削用アルミ棒材や高強度アルミ線材なども併せて生産する予定です。これら製品の特徴として、切削用アルミ棒材は、お客様での高い加工精度を可能とし、アルミボルト用線材は高強度且つ耐熱性に優れた特性を有しており、今後、東南アジアや欧州へ拡販していきます。

タイ製造会社の概要







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