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ポリイソシアネートの新しい生産ラインを中国・漕涇で稼働【BASFジャパン】

2014年9月5日

(本資料は 2014 年9月5日にBASF東アジア地域統括本部(香港)で発表されたプレスリリースの和訳です。)

■HDIベースのポリイソシアネートの新しい生産ラインで、車両用塗料、工業用塗料、接着剤向けの高性能樹脂 Basonat®(バソナート)を生産
■アジア太平洋市場での需要増加に対応し、安定的かつ柔軟な供給体制を実現

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、本日、中国・漕徑(カオジン)に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)ベースのポリイソシアネートの生産ラインを新たに開設しました。中国・漕徑には2006年に脂肪族イソシアネートの生産プラントを 開設しており、今回は2つめの生産ラインの新設となります。これにより、アジア太平洋地域の生産拠点がさらに強化されます。

BASFが100%出資する本生産プラントの増資は、 脂肪族イソシアネートの 原材料を入手しやすくし、市場規模が大きいアジア地域と緊密であることが利点です。新たな最先端の生産ラインでは、安全かつ効率的な稼働によって、お客さまの新たなニーズにも柔軟に対応できるようになります。

BASFディスパージョン&ピグメント事業本部アジア太平洋地域担当シニアバイスプレジデントのジェフ・ナイトは次のように述べています。「2つめの生産ラインの開設によって、高性能樹脂に対する市場の需要増加に確実かつ柔軟に対応することができます。また、アジア太平洋地域における急速な市場の変化にも対応するべく、適正な製品ラインナップの供給安定性をタイムリーに高めることができます。

新たな生産ラインでは、あらゆる車両用塗料分野(自動車用塗料、自動車補修用塗料、部品)、工業用塗料、接着剤向けを対象に Basonat®(バソナート)の製品ブランドのもと、主にビウレットとイソシアヌレートの生産を行い、アジア太平洋地域全体に提供していく予定です。

今回の投資は、BASFのアジア太平洋戦略の節目となります。アジア太平洋地域のお客さまとの連携を深め、また同地域のお客さまへの供給を強化するため、BASFは、2020年までに、アジア太平洋地域で販売する製品の約75%を現地生産することを目指しています。この目標を達成するため、BASFとパートナー企業は2013~2020年にわたって100億ユーロを投資し、アジア太平洋に現地生産拠点をさらに広げていく計画です。


BASFのディスパージョン&ピグメント事業本部について
ディスパージョン&ピグメント事業本部は、業界の専門知識と包括的な製品ラインナップをもとに、お客さまのフォーミュレーションを促進させます。ディスパージョン&ピグメント事業本部では、コーティング・塗料、印刷・包装、建設、接着剤、電子ディスプレイなどの業界で使用される顔料、樹脂、添加剤、接着剤用ポリマーディスパージョン、繊維接合、建設化学品などの原材料を生産しています。 BASFの企業価値と同様、ディスパージョン&ピグメント事業本部は、イノベーションを創出し、BASFが製品を提供するお客さまと業界のために持続可能なソリューションを促進します。詳細については http://www.dispersions-pigments.basf.com をご覧ください。


BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は2015年、創立150周年を迎え、これまで以上に化学でいい関係をつくっていきます。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。BASFは、世界をリードする化学会社として、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、BASFは科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。BASFの製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。BASFは「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。2013年の売上は約740億ユーロで、従業員数は約11万2000人です。BASFの詳しい情報は、 www.basf.com(英語)、 newsroom.basf.com(英語)、 www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。






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