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ジョンソンコントロールズの電子機器事業の買収を完了【ビステオン・ジャパン】

2014年7月2日

ビステオン、世界3位の自動車コックピット電子機器サプライヤーとなった


2014年7月1日、ミシガン州バンビューレンタウンシップ — ビステオンコーポレーション(NYSE:VC)は本日、ジョンソンコントロールズ(NYSE:JCI)の車載電子機器事業の買収を完了したことを発表しました。これにより、ビステオンは世界3位の自動車コックピット電子機器サプライヤーとなります。二社は、1月13日に2億6500万ドルの現金取引が行われる予定であることを発表しました。

「この買収はビステオンの変容におけるマイルストーンで、私たちはそれにより顧客、投資家、そして世界中の新規ならびに既存の社員に大きな利益をもたらすことができると確信しています」とビステオンのTimothy D. Leuliette CEO兼社長は述べています。「当社の価値創造計画の基礎として、この取引はコックピット電子機器を、現在当社が世界2位の地位を占めている車両熱管理システム事業とともにビステオンの2つの高成長中核事業のうちの一つとして揺るぎないものとします。」

Leuliette CEO兼社長は次のように付け加えています。「この高く評価されている電子事業を買収することで、当社の世界的な展開は広がり、また自動車メーカーの新たな世界的なプログラムを支持するための費用対効果が生まれ、ビステオンはコネクテッド・カー技術を促進する一流企業へと発展します。技術と人材の流入は、すでに強力な当社のイノベーション能力を一層強化します。私は、影響を受ける顧客、サプライヤー、そして社員にとっての円滑な移行を保証するための両社のさまざまな取り組みに満足しています。」

ビステオンの取締役副社長兼電子機器社長Martin T. Thallは、この買収によって「自動車電子機器業界における主要なプレーヤー」が誕生すると述べました。

「この新たな電子機器企業は、自動車部門においてトップ技術会社になるための市場での地位とイノベーションを有しています。「当社はめまぐるしく移り変わる家電および自動車業界からの最高の技術を組み合わせたソリューションを開発しています。当社は、顧客のモビリティ戦略の接点として、好まれる自動車機器パートナーとなるために、自社の能力を強化することにワクワクしています。

ジョンソンコントロールズから買収した事業は、自動車メーカーにドライバー情報、インフォテインメント、コネクティビティ、そしてボディ用電子機器製品を提供します。ヨーロッパ、アジア、および北米における約1,000名のエンジニア、電子機器の専門家ならびに設計者を含む、およそ5,000名の社員がこの取引による影響を受けます。ビステオンの新たな電子機器事業は、世界中に24カ所の製造施設、8カ所のグローバルテクニカルセンター、そして約10,500名の社員を擁します。

2013年9月30日に終了した事業年度では、ビステオンによって買収された事業が約13億ドルの収益、そして5800万ドルのEBITDA(利払い・税金・償却前利益)をもたらしました。このEBITDAには、取引によって譲渡されない当社配賦分の約1200万ドルの減額が含まれます。この取引は、推定年間費用の相乗効果が2017年までに4000万ドル超に達成するという規模の経済によって、長期的な利鞘の拡大の機会を提供します。

この取引に際して、ロスチャイルド・インコーポレーションとスキャデン・アープス・スレート・マー&フロム LLPがビステオンの顧問を務めました。

ビステオンについて
ビステオンは、2つの高成長中核事業(コックピット電子機器事業と熱管理事業)を通して自動車メーカーならびに株主に価値をもたらしている自動車用電子機器のグローバルサプライヤーです。ビステオンは世界で2番目に大きな車両熱管理ソリューションのプロバイダーであるハラ・ビステオン・クライメイト・コントロールの70%を所有しています。ビステオンは事実上、世界中すべての自動車メーカーのために、革新的な部品およびシステムを設計、立案、および製造しています。米国ミシガン州バンビューレンタウンシップ、 中国の上海、英国のチェルムスフォードにおける会社の事務所を初めとして、32 カ国に施設を構え、およそ29,000名の社員を擁しています。ビステオンは2013年に74億ドルの売上高を記録しました。詳細についてはwww.visteon.comをご覧ください。






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