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国内初の電動式GSE(空港用支援車両)を商品化【シンフォニアテクノロジー】

2011年8月10日

国内初の電動式GSE(空港用支援車両)を商品化
エコ化による国内空港の更新需要に加え、海外主要空港へも攻勢をかける
先ずはベルトローダから

シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:武藤昌三)は、空港用支援車両のエコ化の第一弾として、国内では初めてとなる電動式ベルトローダを商品化し、本年度下期より販売を開始します。
当社は空港で使用されている旅客荷物や貨物を航空機へ搬送するベルトローダやコンテナローダ、旅客の乗り降りに使われるパッセンジャステップなどの空港用支援特殊車両において、国内の全ての空港へほぼ100%供給しており、また、海外へ積極的な展開を図っています。
従来、ベルトローダは、走行・荷役の駆動源にディーゼルエンジンを使用しておりましたが、当社では駆動源が電動(バッテリー)式のベルトローダを開発し、フィールドテストを経て、本年10月より販売を開始します。
今回、開発した電動式ベルトローダの特長は、排気ガスがなく、騒音が低いことに加え、荷役モードでは、必要時にのみ油圧ポンプを駆動する省エネ回路を採用しています。また、部品点数の削減と保守点検項目が少なくなったためメンテナンスが容易になるなど、省エネとCO2削減、低メンテナンスコストを実現しました。
当社では企業環境ステートメントに「ECOing」のもと、CO2削減のため製品の電動化を進めており、今回の電動式ベルトローダの商品化はその大きなテーマの一つでした。また、国内空港における免税軽油制度が来年3月で廃止(予定)となるため、主要空港でのエコ化が加速することが予想されます。
今回、開発したベルトローダの他、コンテナローダ及び、パッセンジャステップの電動化も順次計画中で、国内の空港だけでなく、海外の空港への展開を強力に推し進めています。
第一弾のベルトローダはメーカ希望販売価格14百万円を予定しており、販売台数は、従来式エンジン車からの更新需要を含め、販売初年度である11年度は5台、2012年度は30台、以降早急に海外も取り込み年間50台以上、売上7億円以上の販売を計画しています。
順次コンテナローダ、パッセンジャステップを販売開始予定であり、販売台数はコンテナローダで年間40台以上、パッセンジャステップで20台以上の販売を計画、2015年度には電動式GSE全体で売上30億円以上を計画しています。

電動式ベルトローダ標準仕様

全長 7,660mm
全幅 2,000mm
全高 2,400mm
重量 4,500kg
最高速度 20km/h
登坂性能 1/15
許容荷重 1,000kg
先端地上高 3,900mm
一充電あたりの作業回数
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約8回
(30分/回とした場合の計算値)
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充電時間
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約8~10時間
(充電器はAC3相・200V 6.4KVAを搭載)
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