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自動車リサイクル法に基づく2013年度再資源化等実績を公表【日産自動車】

2014年6月2日

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、2005年1月1日に施行された自動車リサイクル法※1に基づき、2013年度(2013年4月~2014年3月)に実施した ASR※2(自動車シュレッダーダスト)、エアバッグ類、フロン類の特定3物品の再資源化等の実績を公表しました。

同社は2013年度、ASRを115,741.4トン(533,836台)引き取り、112,507.2トンの再資源化を実施しました。その結果、ASR再資源化率は97.2%となり、2006年度以降継続して2015年度の法定基準である70%を達成しました。この実績は、リサイクル実効率99.5%※3に相当します。また、当社はASRの埋立処理及び焼却処理ゼロ化※4を達成するとともに、ASRを高度に分別し資源としての利用を目指したASRの試験利用※5を実施しました。

エアバッグ類は1,603,679個(445,635台)を引き取り、回収処理または車上作動※6により再資源化を実施しました。エアバッグ類再資源化率は94.1%となり、法定基準85%を上回りました。またフロン類は138,602.149kg(490,825台)を引き取り、適正な処理を行いました。

なお、特定3物品の再資源化等に要した費用総額は54億9万1,730円、リサイクル料金を収受し、リサイクル等の実施時まで管理運用を担う資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は62億8654万805円となり、全体収支は8億8,644万9,075円のプラスとなりました。これにより、2004年度-2013年度の累計収支は29億8,706万7,988円のプラスとなりました。これは1台あたり560円に相当します。今後も中長期で全体収支のバランスが取れるよう取り組んでまいります。

同社は、法規目標である使用済自動車の再資源化等を推進するとともに、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016」で掲げた「リサイクル率の向上-トップレベルのリサイクル実効率を達成する」という目標に向けて取り組んでおり、ASRの再資源化施設を積極的に開拓し活用したことで、2012年度に続きASRの埋立及び焼却処理ゼロを実現することができました。今後は、ASRの再資源化率100%を目指して、残渣のゼロ化に取り組んでいきます。

※1:自動車リサイクル法 (正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」) 第27条2項及び施行規則第29条に基づく
※2:ASR : Automobile Shredder Residue (自動車シュレッダーダスト)
※3:リサイクル実効率99.5%の算出根拠:2003年5月合同審議会の資料で提示されている、自動車を解体、破砕で再資源化した比率は81.6%で
 あり、残りの18.4%をASR分としています。使用済み自動車リサイクル率(実効値)は、この18.4%に同社のASR再資源化比率97.2%を乗じた
 ものを上記の81.6%に加算し、算出したものです。リサイクル実効率99.5%=81.6%+(18.4%×97.2%)
※4:ASR再資源化基準適合施設がリサイクルする際に生じる「残渣」の埋立処理分を除く
※5:平成25年度自動車リサイクル高度化事業(環境省)で「光学選別機を利用したASR由来プラの材料リサイクル及び油化実証試験事業」に必要な
 ASRを提供した。
※6:車両にエアバッグ類を取り付けたままの状態で展開し、リサイクルする方法


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<関連URL>
当社 環境への取り組みhttp://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/
当社自動車リサイクル法への取り組みhttp://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/A_RECYCLE/R_FEE/

以 上






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