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LMW第1弾 「TRICITY」タイ市場で新発売【ヤマハ発動機】

2014年3月25日

LMW(リーニング・マルチ・ホイール)第1弾 「TRICITY」タイ市場で新発売

ヤマハ発動機㈱は、長期ビジョン“広がるモビリティの世界”を具現化する当社初の市販マルチホイールモデル、125ccオートマチック(AT)コミューター「TRICITY(トリシティ)」を4月からタイ市場に導入します。

「TRICITY」は、AT二輪車と同様の扱い易い運転操作を実現しつつ、新たなコミューター市場の創造をめざし“ニュースタンダード シティコミューター”のコンセプトのもとに開発した、LMW製品の第1弾です。タイで生産し、グローバルモデルとして2014年中に欧州・日本市場への導入も予定しています。

主な特徴は、1)軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさ 2)様々な路面状況で快適な乗り心地、3)シティコミューターとしての高い利便性、4)パワフルで経済的な水冷125ccYMJET-FIエンジン 5)フロント二輪の特徴を活かした先進的かつ親しみやすい個性的デザインなどです。
生産およびタイ国内での販売は、グループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)が行います。

※LMW=Leaning Multi Wheel オートバイのように傾斜して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録申請中



開発の狙い

125ccクラスの二輪ATコミューターは、コンパクトで小回りが効き、機敏な走行性があり、経済的で手軽であるという理由で、欧州や日本、アセアン地域の都市部でパーソナルビークルとして普及しています。また近年、交通渋滞の激しい都市部では、その有用性が再認識され、このカテゴリーへの注目度が高まっています。
「広がるモビリティの世界」を具現化するLMWの第1弾となる「TRICITY」は、この125ccカテゴリーで、新たなシティコミューターの価値を提唱するものであり、既存の125cc二輪ユーザーだけでなく、新たな顧客層の開拓も狙いながら開発をしました。

主な特徴

1)軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による新しい楽しさ
TRICITYは、旋回時にフロント二輪が車体と同調して傾く、当社独自のLMW機構を採用。「パラレログラムリンク」と「片持ちテレスコピックサスペンション」を独自のディメンション&ジオメトリーの中に調和させたことにより、走行時の軽快でスポーティなハンドリングと安定感の両立による「新しい楽しさ」を実現しました。また、車体の前後重量配分は、MotoGPで培った技術を反映し50:50に設定。燃料タンクは車両の重心に極力近く配し、燃料残量が変わっても重心位置が殆ど変化しない設計で、ハンドリング特性への影響を抑えました。

2)様々な路面状況で快適な乗り心地
フロント二輪それぞれに独立して取りつけられたサスペンションとリンク機構により、石畳や荒れた路面などでも、ギャップの吸収性が高く、良好な乗り心地をもたらします。

3)シティコミューターとしての高い利便性
市街地での軽快で心地よい乗り心地、快適で乗り降りしやすいステップスルーのフラットフットボード、フルフェイスヘルメットも収納可能※な大容量のシート下スペースなど、シティコミューターとしての高い利便性を備えています。

※ヘルメットの形状によっては、一部収納できないものもあります。

4)パワフルで経済的な水冷125ccYMJET-FIエンジン
発進~低速でのスムースな立ち上がり、および中高速度域での伸びのある滑らかな走行性・機動性を引き出すCVTエンジンを搭載しました。燃料供給にはヤマハ独自のFIシステム「YMJET-FI」を、シリンダーには冷却性に優れるオールアルミ製「DiASil(ダイアジル)シリンダー」を採用しています。

※「DiASil」(ダイアジル)=Die casting Aluminum-Silicon(ダイキャスト用アルミシリコン合金)を略した造語。

5)フロント二輪の特徴を活かした先進的かつ親しみやすい個性的デザイン
“SMART FOR ALL”をデザインコンセプトに、“エレガント”で“モダン”なスタイルにしました。流麗なボディライン、フロントニ輪を強調したフェンダーまわり、ライダーを包み込むようなインナーパネルなどが特徴です。

「TRICITY」主要仕様諸元






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