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超小型モビリティ用高効率インホイールモーターを開発 電気自動車用モーターの分野へ本格参入【シンフォニアテクノロジー】

2014年3月14日

シンフォニアテクノロジー㈱(代表取締役社長:武藤昌三、本社:東京都港区)は、高効率インホイールモーターを開発し、本格的に電気自動車用モーターの分野へ参入します。

今回開発したモーターは、超小型電気自動車を手掛ける㈱FOMM殿(代表取締役:鶴巻日出夫殿、本社:神奈川県川崎市)が、先般発表された「FOMMコンセプトOne」に初採用されました。「FOMMコンセプトOne」は耐水害機能を備え、水に浮き水面でも移動可能な超小型モビリティとして大いに話題を集め、2015年10月の販売開始に向け、当社でも車両量産化に向け製品化開発、量産準備を進めています。

インホイールモーターとは、ホイールに内蔵した電気モーターで、動力の伝達効率、応答性に優れています。モーターを4輪それぞれに装着すれば4輪すべてを独立制御でき、さらに、ギアや駆動軸などによる損失がありません。また、高効率で応答性の高い走りが可能で車体設計の自由度が向上するほか、室内空間を拡大できることから、電気自動車や燃料電池車の駆動システムとして期待されています。

当社では1917年の創業当時から産業用モーターを製作し、1930年代には電気バスや電気乗用車を製作、販売していました。また、早くから高効率のダイレクトドライブモーターを製品化し、半導体・FPD製造装置、無人搬送車等に広く採用されている他、産業車両用にも高効率モーター、インバータを量産しており、これらの技術を応用することで、短期間で今回採用されたインホイールモーターの開発を実現しました。

超小型モビリティは、既に法規制が確立しているヨーロッパや法規制整備が進んでいる日本でも、地方自治体と各自動車メーカーが協力し各地で実証試験を行うなど、普及に向けての動きが活発化しています。また、排ガスによる大気汚染などが懸念される東南アジアをはじめ、注目度が高まっている市場です。

今後、当社としては、今回採用いただいたFOMM殿だけでなく、小型電気自動車や次世代モビリティ向けへのモーター開発に加え、周辺の制御機器の開発を進めており、これら電気自動車向けの分野で、中期計画の最終年度である2017年度には20億円の売上達成を目指します。

㈱FOMM殿 ホームページ : fomm.co.jp


写真左 : FOMM殿と共同開発したインホイールモータ
写真右 : 当社インホイールモータが搭載されるFOMM殿「FOMMコンセプトOne」



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