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2014年モータースポーツ活動計画【横浜ゴム】

2014年3月5日

横浜ゴム㈱は2014年のモータースポーツ活動計画を発表した。ヨコハマタイヤ事業のグローバル展開の一環と位置づけ、国内外での幅広いモータースポーツ活動を通して、ヨコハマタイヤの認知度向上を図っていく。また、自動車産業およびモータースポーツマーケットの成長発展・活性化に貢献していく。


主な活動計画は以下の通り。

■FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)

2006年からオフィシャルタイヤサプライヤーを務め、2010年からはオレンジオイル配合技術により優れたグリップ性能を維持しながら環境性能を高めたADVANレーシングタイヤを供給している。2015年まで10年連続の供給が決定している。今年は車両のレギュレーションが変更され、エンジンパワーの増大やエアロパーツの大型化などにより高速化されたマシンで争われるTC1クラスでは、総幅、外径、内径がより大きい18インチのタイヤを使用する。従来の車両で争われるTC2クラスでは昨年までと同様に17インチのタイヤを使用する。今年はアフリカ大陸のモロッコ市街地レースを皮切りに、欧州、北米、南米、アジアと世界を転戦し、全12大会24戦が行われる。日本ラウンドは10月に鈴鹿サーキットで開催される。

■GT・ツーリングカーレース

<SUPER GTシリーズ>
日本で最も人気のある「SUPER GT」シリーズでは、GT500クラスで「KONDO RACING」のNISSAN GT-Rと「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」のLEXUS RC Fをサポートする。海外のスーパーカーと日本のGTカーが鎬を削るGT300クラスではADVANレーシングタイヤ装着車が最大シェアを誇っており、多くのヨコハマタイヤユーザーが高成績をあげられるよう支えていく。

<ADAC GT Masters>
同レースはドイツで最も人気の高いFIA GT3レギュレーションのマシンで争われるスプリントレースで、ADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。

<GT ASIA>
日本、韓国、マレーシア、中国、マカオを転戦するFIA GT3のスプリントレースに今年もADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。最終戦は「マカオグランプリ」と併催され、マカオGTカップとして開催される。

<ニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)/ニュルブルクリンク24時間レース>
ニュルブルクリンクで開催される耐久レースシリーズ(VLN)および24時間レースに参戦する多くのヨコハマタイヤユーザーをバックアップする。

<セパン12時間>
昨年まで「マレーシア・メルディカ・エンデュランス・レース(MMER)」と呼ばれていたレースは2014年より「セパン12時間」と呼称を変更することとなった。このレースではADVANレーシングタイヤ装着車が3連覇を果たしており4連覇を狙う。

<スーパー耐久シリーズ>
日本で行われる同レースに今年もADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。同レースはFIA GT3車両によるGT-Xクラスから、1500cc以下のGT-5クラスまで幅広い車種が参加しており、注目が高まっている。

<その他>
アメリカの「IMSA GT3カップ・チャレンジ」や日本で行われる「インタープロトシリーズ」、新設の「スーパーカーシリーズ」など世界各地のGTレースにADVANレーシングタイヤを供給する。

■ラリー

<アジア・パシフィック・ラリー選手権(APRC)>
今年も多くのチームにタイヤ供給しチャンピオン獲得を狙う。

<全日本ラリー選手権>
「ADVAN PIAA LANCER(ADVAN PIAA Rally Team)」を駆る奴田原文雄選手を擁し、JN6クラスで優勝を狙う。そのほか多くのチームをサポートし、各クラスでのチャンピオン獲得を狙う。

<その他>
イタリアラリー選手権やカナダラリー選手権など各国のラリー選手権においてチャンピオン獲得を目指し、トップドライバーをサポートする。


■フォーミュラレース

<マカオグランプリ>
今年61周年を迎える歴史ある「マカオグランプリ」においてメインカテゴリーである「フォーミュラ3」に32年連続でワンメイクタイヤを供給する。また、同グランプリと併催される「WTCC」や「GT ASIA」へのワンメイクタイヤ供給をはじめ、そのほかのカテゴリーの多くの車両がヨコハマタイヤを装着する。

<全日本F3選手権>
国内外のトップドライバーが鎬を削る全日本F3選手権にADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する

<ドイツF3選手権>
トップドライバーがハイレベルな戦いを繰り広げる同レースにADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する

<その他>
国内の「スーパーFJ」やイギリスの「BRDC F4」などジュニアフォーミュラレースにタイヤ供給する。


■スピード競技

<全日本ジムカーナ選手権>
「ADVAN A050(アドバン・エイ・ゼロゴーゼロ)」と「ADVAN NEOVA AD08R(アドバン・ネオバ・エイディー・ゼロハチ・アール)」の高性能を武器に多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。

<全日本ダートトライアル選手権>
昨年発売されたグラベル用タイヤ「ADVAN A053(アドバン・エイ・ゼロゴーサン)」を始め、軟質路面用「ADVAN A031(アドバン・エイ・ゼロサンイチ)」や硬質路面用「ADVAN A036(アドバン・エイ・ゼロサンロク)」など幅広い路面に対応したタイヤラインアップで、より多くのチャンピオン獲得を目指す。


■その他のレース

<パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム>
今年も「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」として、オリジナルEVレーシングカー(電気自動車)で参戦する。「走る喜びと環境との調和」を目的とし、タイヤは昨年同様、優れた低燃費性能と運動性能を両立した「BluEarth-A(ブルーアース・エース)」を装着する。

<オフロードレース>
SUV用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」を擁し、「Baja(バハ)1000」で有名な北米で人気の高い「SCORE World Desert Championship」シリーズを始め、世界各国で行われるオフロードレースに参戦する。

<カートレース>
国内では今年も「全日本カート選手権」のKF1部門に参戦。また「ジュニアカート選手権」のFP-ジュニア・カデット部門に引き続きワンメイク供給を行う。海外でも「アジア・カーティング・オープン選手権」へのワンメイク供給を継続。またフィリピン、インドネシアなどのサーキットレースに向けて幅広くタイヤ供給を行っていく。




今年も世界各国でのヨコハマタイヤ装着チームの活躍を支えていくとともに、モータースポーツ活動で得たデータを市販タイヤ開発に活かしていく。なお、イベントレポートやリザルトは、横浜ゴムのモータースポーツサイト(http://msj.advan.com)において随時更新していくほか、横浜ゴム公式ツイッター(http://twitter.com/YokohamaRubber)や、YouTubeにおけるYokohama Rubber Channel(http://www.youtube.com/TheYokohamaRubber/)などでも情報を発信していく。

■2014年開催カレンダー





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