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軽量・コンパクトな直列4気筒4ストロークエンジンを採用した「F175A」新発売【ヤマハ発動機】

2014年3月6日

ヤマハ発動機㈱では、軽量・コンパクト設計を徹底した直列4気筒、175馬力の4ストローク船外機「F175A」を開発し、2014年4月1日より発売します。
「F175A」は、昨年発売した、好評の「F200F」と同様、総排気量2,785cm3、直列4気筒のパワーユニットを採用。徹底した軽量・コンパクト設計を既存のラインナップになかった175馬力船外機で実現したことにより、多様なタイプのボートへのヤマハ4ストローク船外機の搭載を可能にしています。
環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリアしています。



>>「F175A」製品情報

開発背景

「F175A」は、昨年発表した「F200F」「F165A」に採用した直列4気筒のエンジンユニットを採用し、従来の同クラスモデルに比べて軽量化とコンパクト化を実現しました。
また、近年当社の船外機ラインナップになかった馬力レンジに位置するため、これまで搭載機関重量の制限等により搭載が不可能だったボートへの搭載を可能にしたほか、既存の2ストローク船外機からの載せ換えも可能にしています。

主な特長

定評の直列4気筒4ストロークエンジンを採用
・  排気量2,785cm3、直列4気筒、DOHC16バルブのパワーユニットを採用し、優れたパワーと、燃費性能を実現。
・  軽量・コンパクト設計の徹底により、2ストローク船外機に匹敵する軽量化を達成しました。
・  ECM(エンジンコントロールモジュール)により、さまざまな走行条件で最適な燃料の噴射量、噴射タイミング、点火時期をコントロールし、燃焼効率を向上させています。

大型船外機で定評の技術を投入
・  燃料を最適なタイミングで燃焼室に供給する「マルチポイントフュエルインジェクション」やエンジンの運転を制御する「ECM(エンジンコントロールモジュール)」、「ブローバイガス再燃焼システム」など、大型船外機で採用され、定評のある技術を投入し、優れた燃費性能とクリーンな排気を実現しています。
・  デジタルネットワークにより操船者に船外機の情報を伝える「コマンドリンクシステム」に対応しています。

高い信頼性と耐久性
・  独自の塗装技術、特殊合金「YDC-30」の採用やアノード(防食亜鉛)の最適配置、排気系への特殊防食処理などにより、耐食性を高めています。
・  ECMにパソコンを接続し、画面上でセンサーなどの故障箇所や故障履歴の確認ができる故障診断システム「ダイアグノシス」を搭載しています。

主要諸元





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