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商用車市場に革新をもたらす「e-NV200」【日産自動車】

2014年3月3日

−欧州市場向け正規生産車両をジュネーブモーターショーに出展

※本リリースは、欧州にて現地時間3月3日(月)に配信されたリリースを、参考和訳したものです。

2014年よりグローバルにて市場投入を行っていく、100%電気商用車「e-NV200」の欧州市場向け 正規生産車両を、ジュネーブモーターショーに出展
世界で最も売れている電気自動車「日産リーフ」と多目的商用バン「NV200」の特性を併せ持つ、革新性と実用性を兼ね備えた、環境未来都市の推進にも貢献するゼロエミッションモデル
3割を占める新規部品(他は「NV200」などと共用)がEVらしい独自のスタイリングを実現
航続距離はNEDCモードで170Km、最高速度は120km/h
チャデモ急速充電器の利用が可能(30分で最大80%の充電)
ヨーロッパにおける公共の充電施設1000カ所以上で充電が可能
スペインのバルセロナ工場にて世界に向け量産


スイス・ジュネーブ(2014年3月3日)― 優れたランニングコストを実現する100%電気商用車「e-NV200」は、ゼロ・エミッション領域における日産のリーダーシップをより確固たるものにすると同時に、コンパクトバンの市場に、大きな革新をもたらすモデルです。この新たな商用EVの投入により、日産は、世界で最も売れているEV「日産リーフ」と合わせて、グローバルで販売するEVを商品ラインアップに2車種取り揃える、初めての自動車メーカーとなります。


「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011」を受賞している「日産リーフ」と、「インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2010」を獲得している「NV200」、その両車種の最適要素を組み合わせて誕生した「e-NV200」は、小型商用車の常識を覆すモデルです。

「e-NV200」の優れたパフォーマンスを実現する100%電動のドライブトレインは、高い評価を得ている「日産リーフ」のコンポーネントがベースとなっています。「NV200」が誇るクラストップレベルの積載能力とあわせることで、排出ガスや騒音を抑えつつ、人やモノを快適に運ぶ、実用的で汎用性の高い電気商用車が完成しました。

5月に販売を開始する欧州市場では、「バン」、5人乗りの「コンビ」、そして、乗用の「エヴァリア」を投入します。「e-NV200」は、ビジネスユースをメインに想定しているモデルですが、プライベートユースのお客様、例えば、大人数の家族などにも、魅力的な仕様となっています。「e-NV200」の航続距離170km(欧州NEDCモード<*>)は、同クラスのバンを利用しているビジネスユーザーの49%が一日に平均して走行する距離100kmよりも長いものとなります。最大積載量と荷室スペースは「NV200」と同等を実現しています。
<*>日本のJC08モードとは測定方法が異なります。

バッテリーは夜間に家庭用電源(16A/単相/3.3kW)から充電することができ、32A /6.6kWの電源を利用した場合には、充電時間を4時間に短縮することができます。チャデモ専用の50kW直流急速充電器を利用した場合には、30分で80%の充電が可能です。現在、ヨーロッパ各地には、チャデモ急速充電器が1000基以上設置されており、加えて、多くの企業が、専用の急速充電設備を、自社倉庫や事務所に設置しています。

欧州日産の販売マーケティング担当SVPであるギヨーム カーターは、「『e-NV200』は、世界で一番売れているEV『日産リーフ』と二人三脚となって、ゼロ・エミッション領域のリーダーたる当社の地位を、一層高めてくれるでしょう。『NV200』の単なるEV化ではなく全面的な設計見直しを行った『e-NV200』は、高い競争力を備えて、市場にデビューします。」と述べています。

また、欧州日産の電気自動車担当ダイレクターであるジャン-ピエール ディアナズは、「e-NV200」が商用EV市場にもたらすメリットについて、次のようにコメントしています。「確かな信頼と効率の良さを誇る『e-NV200』の電動パワートレインは、停止・発進の頻度が高い商用ユースに、非常に向いています。騒音や振動による負担が少ないゼロ・エミッションの『e-NV200』は、環境にも人にも優しく、ハードな業務に従事する宅配ドライバーやタクシードライバーの皆さまに大きなメリットをもたらします。また、優れたランニングコストも、大いに喜ばれるでしょう。」

「e-NV200」は、ベースモデルこそ存在したものの、新規開発モデルに引けを取らないほどのエンジニアリングプロセスを経て、開発されました。ドライブトレインにおいては、ベース車「NV200」が誇る広い荷室スペースを損なうことなく、「e-NV200」がビジネスシーンで担う役割を考慮した上での、さまざまな再設計がなされています。

荷室スペースは4.2 m3あり、標準的なユーロパレットを2台乗せることができます。また、両側スライドドアとリアのワイドオープンドアにより、荷物の積み下ろしが大変楽になっています。

これまでに、ヨーロッパと日本を中心に世界各地で、多くの企業や自治体と実証運行を行ってきました。フェデックス、コカ・コーラ、DHL、IKEA(イケア)、ブリティッシュガス、EDF(フランス電力会社)、日本郵便などにおいて、日常業務にて、「e-NV200」のモニター車両を使用いただきました。ここで得られた、ドライバーや車両管理担当者の方々からのフィードバックを踏まえて最終仕上げがなされた「e-NV200」が、いよいよ、スペインのバルセロナ工場にて、量産されます。

ダイレクターのディアナズは、「『e-NV200』は、バンやタクシーをはじめとする商用車の概念を根底から覆し、さらには、私たちが暮らす街の中心部の環境や景色も変えてくれるでしょう。」と付け加えました。


<関連リンク>
e-NV200 特設サイト  http://www.env200.com/JP/
日産 ライトコマーシャルビークル オフィシャルウェブサイト  http://www.nissanlcv.com/JP/





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