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ドイツ以外で初めてのウルトラゾーン®製造工場の稼働を開始【BASFジャパン】

2014年1月28日

■アジア太平洋地域での高性能スペシャリティプラスチックへの需要拡大に対応するため、韓国の麗水(ヨス)に世界規模の工場を建設
■年間6,000トンの製造能力



BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、 高性能熱可塑性プラスチックである「ウルトラゾーン®」ポリアリールスルホン樹脂の供給強化を図るため、韓国・麗水(ヨス)にある新工場の稼働を開始したことを1月20日に発表しました。年間6,000トンの製造能力を持つこの新工場により、アジア太平洋地域で拡大を続ける市場への供給を強化していく計画です。

BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントのライマー・ヤーンは次のように述べています。「当社の高性能スペシャリティプラスチック製品であるウルトラゾーン®の韓国における製造は、2020年までにアジア太平洋地域で販売する全BASF製品の約75%を現地生産するという当社の目標の達成を後押しするほか、急成長する市場への当社のコミットメントを示しています。」

この新工場は、ドイツ以外で初めて建設されたウルトラゾーン®の製造 工場です。これによりBASFの「ウルトラゾーン®」ポリアリールスルホン樹脂の世界全体の製造能力は1万8,000トンになります。また、今回の投資によって、麗水(ヨス)工場において50名の新たな雇用が創出されます。

ウルトラゾーン®は、エレクトロニクスや自動車、航空宇宙産業などで、 耐熱軽量部品の製造に幅広く使用されています。さらに、水処理膜や水道管継手、エスプレッソマシーンの食品接触部品の取り付け具、電子レンジ対応の食器などにも使われているほか、炭素繊維コンポジット材料の製造にも用いられています。

BASF韓国のマネージング・ディレクターであるシン・ウソンは、次のように述べています。「麗水(ヨス)工場を通じて、当社と地域のお客様との距離が縮まり、地域の主要産業の成長に今まで以上に貢献することができます。世界中でさまざまな用途に使用されているウルトラゾーン®は、こうした産業の成長を支えています。また、より短いリードタイムでお客様の成長に貢献できることもウルトラゾーン®の現地生産のメリットです。」

電気・電子機器の製造において世界の上位3カ国に入る韓国では、ウルトラゾーン®の現地調達・生産の利点を大いに生かすことができます。また、麗水(ヨス)に工場を置くことで、BASFは中国や日本といった他の主要市場にもウルトラゾーン®を供給できるようになります。

ウルトラゾーン®は、BASFのポリエーテルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® E)、ポリスルホン樹脂(ウルトラゾーン® S)およびポリフェニルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® P)の製品群の商標です。ウルトラゾーン®は、特性が変化することなく最高220℃の熱に耐えることができるほか、 優れた化学的安定性を有しています。


BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社「The Chemical Company」です。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。BASFは、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、BASFは科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。BASFの製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。BASFは「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を企業目標に掲げ、これらの活動を実施しています。2012年の売上は約721億ユーロで、従業員数は約11万人です。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。





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