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ニッサン、豪V8復帰の初年にケリーがシリーズ14位【日産自動車】

2013年12月27日

~ オーストラリアV8スーパーカー レースレポート ~

12月6-8日 オーストラリア、シドニー
ニッサン・モータースポーツは、オーストラリアのGT界最高峰への復帰を果たした2013年オーストラリアV8スーパーカーシリーズにおいて、リック・ケリーが日産勢最上位につけました。



12月6-8日にシドニーで行われた今季最終戦、シドニーNRMAモーターリング&サービル500で、ジャック・ダニエルレーシングのニッサン・アルティマを駆ったケリーは、18位でフィニッシしました。

今季、トップ10フィニッシュが12回とニッサン・アルティマ勢で最も安定したリザルトを築いたケリーは、シリーズ全体の上位半分に食い込みました。今年のシリーズで新規に参入したマニュファクチャラーとしては、最高の総合リザルトです。

ジャック・ダニエルのチームメイト、トッド・ケリーはこの日のレースを17位でフィニッシュ。シリーズでは総合25位となりました。ノートン・ニッサンのドライバー、マイケル・カルソはこの日、アルティマ勢最上位につける活躍を見せていましたが、燃料戦略がかみ合わず上位リザルトを逃しました。カルソは、ジャック・ダニエル陣の後に続く19位でレースを終え、シリーズでは総合23位となりました。

カルソのノートンのチームメイト、ジェームス・モファットは、ドライブライン系のトラブルでリタイアと、2013年最後のレースが悔しい結果に終わりました。今季は上々の滑り出しを見せ、8月のウィントンでは歴史に残る勝利も獲得したモファットは、シリーズでは総合18位につけました。

オーストラリアV8スーパーカーシリーズはこの後シーズンオフに入りますが、2月15日はイースタン・クリークでプレシーズンテストが行われます。

#36 マイケル・カルソ(ノートン、ニッサン・アルティマ)
「レースの大半で好走を見せていたので、19位でフィニッシュすることになったのは本当に残念です。アルティマの燃料燃焼率はライバル陣ほどよくなかったのですが、そのことは分かっていましたし、いつも考慮には入れていました。オフシーズンには改良できるところがたくさんあるので、作業が山積みです。2014年にはさらに力をつけて迎えなくてはなりません」

#360 ジェームス・モファット(ノートン、ニッサン・アルティマ)
「今日は、ドライブライン系のトラブルでリタイアとなってしまいました。4,5周前から兆候は感じていました。シフトは大丈夫だったのですが、シフトを変えるたびに異音がしました。このような形でシーズンを終えることになるのは、とても残念です。今日は速さも今ひとつで、他ともあまり競り合うことができませんでした。ノートンのマシンがまたコース脇で終わることになったのは、よくありません。後半はこのような展開が多すぎたので、もちろん改良が必要です。今年は、ウィントンでの勝利などいい結果もありましたから、ノートン、トーシバ、ステードファスト、ニッサンからの素晴らしい支援に感謝しています。2014年は、さらに上に行ける自信があります」

#15 リック・ケリー(ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ)
「難しい一日になりました。気温が少し高めだったのでマシンにはさらにチャレンジングになりましたが、それでもいいレースができたので、フィニッシュすることができてうれしいです。終盤は、兄の後ろを追っていましたが、追いつくこともできなかったので、いい走りだったと思います。私にとって今年は、興味深いシーズンになりました。このシリーズでは10年以上も経験がありますが、今年は発展途中のマシンで今までにないほど学ぶことが多く、今後はさらに成長しなくてはなりません。今年はいいレースも厳しいレースもありましたが、チームワークと手堅いパッケージで、現状以上の活躍ができたと思います。マシンは強い時もありましたし、ストレートの速さ勝負では厳しい時もありました。選手権争いでは、私たちよりも速さがあると思われるマシンたちが、かなり下位にいるので、この点については喜んでいいと思います。来年はさらに向上していけると思うので、集中力が途切れることのないようにがんばっていきます」

#7 トッド・ケリー(ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ)
「厳しいレースになりましたし、前日よりもかなり気温が上がりました。中盤のスティントで残っていたタイヤセットはフィーリングがかなり悪く、順位を落としそうになりましたが、最後のセットは、グリップが格段によくいい感じがありました。結果としては、他のニッサン勢よりも順位が下になり厳しい一日でしたが、走り切ることができてよかったですし、4台すべてのマシンが好パフォーマンスを見せることができました。もし、燃費効率があと少しよく、セーフティカーが入らなければ、かなり上位につけることができたと思いますし、さらにいいペースが出せたと思うので、来年は改良してさらに上を目指します」


<オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race35>


<オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race36>


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