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新型電気自動車 『雷駆-T3』 (ライク-T3)実証試験のモニターを募集開始【光岡自動車/ユアサM&B】

2011年7月7日

「光岡自動車」 と 「ユアサM&B」が、共同開発
新型電気自動車 『雷駆-T3』(ライク-T3)
実証試験のモニターを募集開始

電気自動車の本格普及は近距離用途から! by ミツオカ&ユアサM&B

この度、株式会社光岡自動車(代表取締役社長:光岡章夫本社:富山県富山市)と、ユアサM&B 株式会社(代表取締役社長:松田憲二本社:大阪府大阪市)は、共同開発した新型電気自動車『雷駆-T3』(ライク-T3)の実証試験を行うモニターを募集開始いたします。
光岡自動車では、時代に先駆けて近距離用電気自動車の開発に取り組んでまいりました。特に弊社が注目したのは、現在の日本では軽自動車未満の車両について、満足いく商用車両がないという点です。このことから弊社では、原付四輪のマイクロカーEVシリーズ「MC-1TEV」、「コンボイ88」などの商品化を先駆的に手掛け、多くのEV製造知見を培い、また貴重なユーザー目線の意見・要望を蓄積してまいりました。
近年電気自動車の開発が注目されるようになり、大手自動車メーカーでも本格的にEV 量産車を製造販売する時代となりましたが、依然として軽自動車以下のカテゴリーにおいて、十分に市場Needs に応える車両がない状況に変わりありません。
こうした状況の中で、弊社は軽自動車と原付四輪車の中間的な位置づけとなる車両の市場性に着目し、お客様がより使いやすい業務車両とすべく、このたび「ユアサM&B」社と共に積載量120kg、最小回転半径2m以下を可能にした3輪EV『雷駆-T3』(ライク-T3)を共同開発いたしました。
より一層、お客様の使い勝手の良い車輌とする為に、又、活用方法についても、お客様の実走行体験を通して様々なアイディアを考えて頂く為にも、発売前に3か月程度、開発先行車両をご提供させて頂き、お客様の声を取り入れた形で最終商品に仕立てる所存です。所謂Market Inの考え方を展開することと致しました。 あくまでお客様に市場を作って頂く考えであり、従来の車輌販売の概念を超えた試みであります。
尚、新型車輌『雷駆-T3』(ライク-T3)の発売時期は今年度中を目標とし、その際のお客様の取得目標金額は100万円を切りたいと考えております。

雷駆-T3 実走行モニター試験 募集要項

車輌台数
光岡自動車:4台、 ユアサM&B:2台、 合計6台を予定

受付開始日
平成23年7月8日(金)

モニター開始日
平成23年9月から開始予定

モニター期間
最長1ヶ月間程度を予定

貸与料金
無償提供

応募条件
走行記録とアンケートにご協力いただける法人様(当社基準にて選考)

応募方法
各社ホームページより申込用紙をダウンロードしていただき必要事項ご記入の上FAXにてお申込みください。

本件に関するお問合せ先

光岡自動車    EVビジネス部    担当:福井    03-5451-3511
http://www.mitsuoka-motor.com

ユアサM&B    電気自動車部    担当:橋本    06-6226-4173
http://www.yuasamxb.com

「雷駆-T3」 活用案

1,    コンビニの出前販売
買い物難民、主婦の買い物時間節約、買い物代行サービス、などを念頭に、昔のリヤカーで豆腐を夕方売り歩く様を現代風Needs に置き換えた、出前型の販売Toolとして、雷駆-T3を活用

2,    新聞配達、乳製品配達
一回の積載量が多くなり、効率化が図れると同時に、安定した搬送が可能となる。

3,    郵便配達・宅配の効率化
① 従来、小口配送用の2輪バイク、3輪バイクに加え、比較的大口の配送として、軽ワゴンが使われているが、LIKE-T3は軽が入って行けない狭隘な場所まで無理なく入り込めることから、この一台で、大小宅配荷物の配送が可能となり配送の効率化が望める。
② 電動アシスト自転車+リヤカー配送の配達員の労力軽減策となる
③ 都会的で街路になじみ、溶け込む、絵になる車!

4,    人員輸送
二人乗り、あるいは、荷台にも座席を設けることが出来る為、ちょっとした人員搬送に活用。
① 空港施設内での高齢者、補助を必要とする人たちのGateまでの輸送、出迎え
② ゴルフ場でのマーシャルとしての活用+連絡車としての機動性のある対応
③ 工場・施設の構内連絡車、人員輸送。
④ リゾート地でのレジャー用(公道走行可能)
⑤ テーマパーク内の見回り、人員搬送

5,    道路掃除、街路清掃車
欧州では、昔からQuadricycleという欧州版原付車両が存在し、街の清掃作業などに利用されている。 交通の邪魔にもならなく、120kg搭載出来ることで、街路清掃作業車としてもLIKE-T3は街の景観にあった新しい乗り物になり得る。

6,    交通整理、駐車違反取締りなどの目的にも

【参考情報: 世界の3輪車両】
ご高承の通り、タイではトゥクトゥク、インドではRickshawというオート3輪が夥しい数 走っており、未だに庶民の足として衰えを見せない活躍ぶりである。 イタリアを始め欧州でもQuadricycleというカテゴリーの車両が3輪、4輪を問わず未だにメーカーが多く存在している。 日本でも過去に自動車産業の発展途上の一時代は3輪が一世を風靡したものである。 日本では3輪は過去のものになってしまっているが、欧州、東南アジアなど各国で、3輪なりのメリットを生かした活用が絶えることがない。 我々は、3輪の良さを改めて認識し、古いものという概念から抜け出して市場Needsに合う車両として、改めて再認識した次第です。


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