ベアリング用セラミックスボール『SNT07ボール』新製品販売について【ニッカトー】

2011年7月7日

ベアリング用セラミックスボール『SNT07ボール』新製品販売について
～ 軽量、高性能で省エネと地球環境の保全を目指す～

株式会社ニッカトー（以下「ニッカトー」）は株式会社ツバキ・ナカシマ（以下「ツバキ・ナカシマ」）の協力を得、高性能ベアリングボール用に適したセラミックスボール素球『SNT07ボール』を共同で開発いたしました。新製品はニッカトーが素球を製
造し、ツバキ・ナカシマが加工、販売を行います。
「SNT07ボール」は、ニッカトーが粉砕・分散・混合用メディアとして長年、製造販売してきた緻密質セラミックスボールの大量生産技術と、ツバキ・ナカシマが有する高い精密ボール加工技術とその販売力を共有し、セラミックスベアリング市場のさら
なる拡大を目指すことを開発の目的としています。
新製品は高密度窒化珪素（Si₃N₄）を主成分とし、高強度、高靱性で優れた耐摩耗特性を有します。加えて化学安定性、絶縁性などから幅広い用途の軸受に使用可能です。
また、「SNT07ボール」は密度が3.2g／cm³と一般的な軸受鋼（SUJ－2）に比べ約60％軽量であることから、部品軽量化、トルク低減及び潤滑油レスなどで省エネルギー、地球環境保全に貢献いたします。
ニッカトーでは2010年度より生産設備増強を進めており、生産体制の構築を行っています。2011年より本格販売を開始し、2012年度10億円／年、2015年度には倍増を目指します。

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