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業界初!直流電流の計測値を記録する DCクランプロガー形ZN-DCC11の発売について【オムロン】

2013年7月31日


オムロン㈱(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田義仁)は、蓄電池やEV用急速充電器、太陽光発電システムなどの直流電流値を簡単にチェックできる、「クランプ一体型電力ロガー」を、8月1日より発売します。

商品名 : DCクランプロガー
形式 : 形ZN-DCC11
標準価格 : 39,800円(税抜き)
発売時期 : 2013年8月1日

オムロンは、製造現場において装置や生産ラインを止めることなく簡単に電力量の確認ができ、本体にデータを記録できる可搬型の電力ロガーを2011年8月より発売し、ご好評をいただいております。このたび、従来の交流電力計測タイプに加え、今後ますます増加が見込まれる直流機器の電流を“簡単”にチェックし、データを記録できる、業界で初めて(※1)DCクランプとロガーの一体型を実現したDCクランプロガー(形ZN-DCC11)を発売します。

近年、エネルギー利用の多様化が進み、家庭用や産業用の蓄電池やEV用急速充電器、太陽光発電システムなどの直流機器を導入・活用する機会が増えています。
これに伴い、機器の動作確認や設置現場でメンテナンスをする機会が増えることが見込まれますが、従来は計測値(瞬時値)を目視で確認し手書きで記録するタイプであったり、記録はできても機器のサイズが大きくて持ち運びに大変な計測器などしかありませんでした。
本DCクランプロガーは、これらの課題を解消する機能を搭載しています。

■DCクランプロガー(形ZN-DCC11)で追求した3つの「簡単さ」
①電源線にクランプを取り付けるだけの「簡単」設置
・ 手のひらサイズなので、持ち運びもラクラク
・ リチウム二次電池内蔵で、電源のない場所でも使用できる
②電力ロギングの開始/停止はREC/STOPキーの「簡単」操作
・ 計測値は、手元のLCDに表示。平均値/最大値/最小値もその場で確認できる
③計測データは本体にロギングでき、PCに「簡単」取り込み可能
・ 計測データはUSB接続でPCに取り込み、付属の無料ソフトで分析可能。

<DCクランプロガーの主な用途>
・ バッテリの充放電電流の変化を計測・記録し、規定通り正常に動作しているかの稼働確認。
・ 太陽光発電システムの設置時の稼働確認。(メンテナンス時に日射量の変化にともなう太陽光パネルの電流変動を計測・記録し、正常に稼働しているかを確認。)
・ サーバや装置などのDC電源やDCモータの劣化管理などのメンテナンス

≪主な特長≫ 
1. ボタン一つでロギングが可能
従来、直流電流(瞬時値)を目視で確認できる商品がありましたが、今後さまざまな直流機器の設置時の施工確認用途や、保守時のトラブルシューティング用途で直流電流値の変化を記録するといったニーズが高まってきています。
本DCクランプロガーはボタンを押すだけで、決められた間隔(初期値1秒)で内蔵メモリにデータをロギングします。また、大容量のメモリを内部に搭載しているため、1秒間隔では約19日、10秒間隔では約半年分のデータの記録が可能となります。

2. 業界最小クラスの電力ロガー
DCクランプロガー形ZN-DCC11は本体にクランプ、バッテリ、メモリ、表示器を搭載したオールインワンモデルです。小型で携帯に便利なため、電気工事の現場などでの使用に適しています。
本体のみでロギングするため、周辺機器も持ち運ぶ必要がありません。
また、リチウム二次電池駆動により、電源配線不要でどこでも計測が行え、1秒間隔の計測で約1週間の連続動作※2が可能です。

3. 記録データの効率的な記録・分析を実現
ロギングしたデータはもちろん、平均値/最大値/最小値もその場で確認できます。
また、計測データはUSB経由でPCへの取り込みができ、付属のソフトでグラフ表示をすることが可能です。
さらにPCに取り込んだデータは、CSVファイルで保存することもできるので、表計算ソフト「EXCEL」などですぐに分析、グラフ化することが可能です。


※1  2013年7月当社調べ
※2  計測間隔を広げることで連続動作時間が長くなります。


当社は、これからも、創エネ・蓄エネ・省エネ支援機器・サービスをはじめ、エネルギーの変換技術と制御技術を用いて「創る・貯める・かしこく使う」をサポートし、お客様のエネルギー効率の最大化に貢献してまいります。




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