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タイで新興国向け新型トラックの生産を開始【UDトラックス】

2013年7月4日

UDトラックス、タイで新型トラックの生産を開始

UDトラックスは、アジアを中心とする新興国市場向けに開発した新型トラックをタイで生産開始する。タイ工場は、東南アジア向けの輸出拠点となる。

年内に発売する新型トラックでアジアを中心とする新興国市場での商機拡大をねらう。新型トラックでは幅広い車種を設定し、鉱山開発、建設現場、長距離輸送など幅広い分野に対応する。

タイの工場では現在、新型トラック用の新たな生産設備を建設している。同拠点はUDトラックスの海外初の完成車工場となる。またタイ市場だけでなく、東南アジア向け輸出の生産拠点として機能する。

バンコク東部サムット・プラカーンにある同工場は、ボルボ・グループのグローバル生産拠点の1つ。新型トラック生産のため、約20億バーツを投じて2万平方メートル拡張した。敷地内には最先端の組み立てラインや新しいキャブ(運転台)生産設備、塗装ブースも完備している。年間生産能力は約2万台。

UDトラックス・アジア太平洋地域生産部門を統括する舩津丸恭滋は「市場の需要に応えられる日が近づいてきた。従業員は徹底したトレーニングを受けた。UDトラックスの新型トラックの生産開始に向け、準備が整いつつある」と語る。
当社はすでに、インドと中国で同トラックを生産することを発表している。

タイの工場は1976年に車両の製造を開始し、生産能力を徐々に高めてきた。2000年にボルボ・トラックとバスの生産に特化。現在450人の従業員が、キャブの製造や車軸を含む車両の組み立てを行っている。




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