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1スロットで高出力密度を実現する最新のPXIプログラマブル電源を発表【日本ナショナルインスツルメンツ】

2013年7月1日

航空宇宙/防衛、自動車、コンポーネントテストなど広範囲なアプリケーションに最適

1スロットで高出力密度を実現する新しい汎用プログラマブル電源モジュールで、省スペース化とシステム設計の簡易化を実現


日本ナショナルインスツルメンツ㈱(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は7月1日、PXIでは業界最高レベルの(注1)出力密度を実現し、自動テストシステムの基盤を成す最新の汎用プログラマブル電源を発表いたします。NI PXIe-4112、NI PXIe-4113モジュールには、1) 省スペースを可能にする高出力密度、2) 様々な形状の計測器を使用せずにシステム開発が単純に行えるという2つの特長があります。同電源モジュールをNI LabVIEW(注2)システム開発ソフトウェアと様々なPXIハードウェアと使用することで、カスタマイズしたテストソリューションを簡単に作成できます。

今回発表となるプログラマブル電源は、航空宇宙/防衛、自動車、コンポーネントテストなどの広範囲なアプリケーションに最適です。いずれのモジュールも、1つのPXI Expressスロットに60 Wのチャンネルを2つ備えています。NI PXIe-4112は1 Aで60 Vの出力が可能なチャンネルを2つ、NI PXIe-4113は6 Aで10 Vの出力が可能なチャンネルを2つ備えています。2つのチャンネルを組み合わせて120 Wのシングルチャンネルを作成することも可能です。これらの電源は、1,500種類以上あるPXIモジュール計測器(デジタルマルチメータ、RFアナライザおよび発生器など)と組み合わせて使用でき、PXIシャーシバックプレーンで計測器にトリガをかけるだけで、計測を同期させることができます。

さらに、対話式ユーザインタフェースを備えたソフトフロントパネルを使用して、簡単に計測を実行できます。付属の LabVIEWサンプルプログラムを使用すれば、完全な自動アプリケーションを作成することも可能です。また、電圧スイープの実行やDC電流/電力供給用のサンプルプログラムも入手可能です。LabVIEWとシームレスに統合するため、開発時間を大幅に短縮したり、用途に応じてシステムを拡張することも可能です。

ナショナルインスツルメンツ  テストシステムディレクター Charles Schroederのコメント
「新しいプログラマブル電源の機能により、自動テストおよびベンチトップ型検証システム作成の際にPXIの独特のメリットを活かすことができます。NI PXIハードウェアとLabVIEWを組み合わせることで、プログラミングが容易になり、最新技術をすぐに取り入れることができます。また、豊富なエコシステムの中でシステムが作成できるため、従来の箱型計測器を使用した場合に比べて、市場投入までの時間を短縮できるなど、ユーザは多くのメリットを得ることができます。」


詳細については、次のURLをご覧ください。
www.ni.com/powersupplies/ja


(注1)NI調べ
(注2)NI LabVIEW
計測/テスト/制御システムの開発に使用されているシステム開発ソフトウェア。テキスト行ではなくドラッグアンドドロップ式の関数ブロックでプログラミングでき、直感的なフローチャート表現によりコードの開発や管理、解釈が行える。

 

日本ナショナルインスツルメンツについて

日本ナショナルインスツルメンツ㈱(www.ni.com/jp)は、1976年以来、生産性を高めイノベーションを後押しするツールを世界中のエンジニアに提供してきた米国ナショナルインスツルメンツの日本法人です。NIの「グラフィカルシステム開発」手法は、統合されたソフトウェア/ハードウェアプラットフォームを導入することで、計測・制御機能を必要とするあらゆるシステムの開発を迅速化します。技術によってよりよい社会を目指すというNIの姿勢と長期的ビジョンは、顧客や取引先、従業員の成功にも貢献しています。




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