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ニッサン・モータースポーツ、V8ダーウィン戦で自己ベスト更新【日産自動車】

2013年6月18日

~ オーストラリアV8スーパーカー レースレポート ~

6月16日 オーストラリア、ダーウィン
ニッサン・モータースポーツは、オーストラリア、ノーザンテリトリーのダーウィンにあるヒデンバレー・レースウェイで6月15-16日に開催されたオーストラリアV8スーパーカー選手権で、リック・ケリーがこれまでのベストリザルトを上回る結果を残しました。



#15ジャック・ダニエルのニッサン・アルティマを駆るケリーは、土曜日に行われた予選で上位10台に入り、その10台で争われるシュートアウト予選に臨みました。わずか1周のタイムアタックでポールポジションを決めるこのセッションでも、ケリーは好走。決勝スタートに向けて7番グリッドを獲得しました。60㎞レースを2回行うというフォーマットで争われた土曜日のレースでは、5位でのフィニッシュを果たしました。選手権外として3月に行われたF1オーストラリアグランプリでの併催レースでは、ジェームス・モファットが5位に入っていますが、V8スーパーカー選手権レースとしては、ニッサン・アルティマにとって今回が初めてのトップ5入りとなります。またこの土曜日には、#36 ノートン360 ニッサン・アルティマのマイケル・カルソもトップ10入りを果たしました。

しかし、日曜日のレースは一転、ニッサン・モータースポーツ陣にとって厳しい展開となりました。予選でのパフォーマンスが奮わなかったことに加え、モファットの#360ノートン360 ニッサン・アルティマに至っては、多重アクシデントにも巻き込まれ、悔しい一日となりました。この日、ニッサン・モータースポーツ陣営の最上位は、このヒデンバレー・サーキットでの優勝経験を持つカルソの11位でした。ジャック・ダニエルズレーシングのトッド・ケリーは予選でそれぞれ12位、13位と健闘しましたが、1ラップで見せた速さを持ってしても、トップ10に食い込むことはかなわず、第1レースでの12位が精一杯でした。リック・ケリーは最後のレースでの予選で思うようなパフォーマンスが出せずに苦戦しましたが、メインレースでは12位に食い込みました。

オーストラリアV8スーパーカー選手権の次戦は、7月5-7日、クイーンズランド州北部にあるサクロジェン・タウンズビル400です。

【ドライバーコメント】
#15 リック・ケリー(ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ)
「土曜日は誰にとっても波乱含みのレースでした。私たちはレース前半で油温のトラブルに見舞われていました。4、5台に追い越しを許しましたが、レース後半の再スタートのことを考えればいい判断だったようです。そうしていなければ、アクシデントが起きたまさにその場所に居合わせることになっていました。あのアクシデントで利を得て5位に上がることができたので、私のアルティマにとってはいい結果となりました。5位に入ることができて、とてもうれしいです。リタイアした中で我々より速さがあるマシンは数台しかないと思うので、さらに上に行ける余地があるということですから」

#36 マイケル・カルソ(ノートン、ニッサン・アルティマ)
「この週末は、私にとって最悪の内容となりました。日曜日の最初のレースで21位というのは残念なリザルトですが、速さはありましたし、ヒデンバレーは予選でいい結果を出さないとメインレースで取り戻すのはとても難しいサーキットだということもよく分かっています。最終レースでは、スタートではトラブルを徹底的に避けていたので、前に行くのはほとんど不可能でした。チームは、ジェームスのマシンを修復しなくてはなりませんが、タウンズビルではマシンの改良を行って、さらに前進していければと思います」

#7 トッド・ケリー(ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ)
「道に留まらず、前へ前へと進んでいきたかった、という感想ですね。セーフティカーが前に入ったためにいくつか順位を落としましたが、マシンは順調で、前を走るマシンよりも間違いなく速さがありましたが、今の弱点であるストレートで、後退してしまいました。今回の結果はマシン本来の実力ではないので、今回のような結果は本当に残念です」

#360 ジェームス・モファット(ノートン、ニッサン・アルティマ)
「V8スーパーカーに参戦してきた中で、間違いなく一番大きなアクシデントでした。これでこの週末がすべて台無しになってしまいました。本来の力を出すことができず、マシンも大きなダメージを負ってしまい、チームのみんなに申し訳なく思います。前で何が起きていたのか、まったく見ることができませんでした。レースのスタートではいずれにしても混乱は起きるのですが、突然、目の前の集団が詰まり、私は行き場を失いました。これでマシンにダメージを追ってしまい、チームに次戦までの仕事を増やすことになってしまいました。今季初めてのリタイアでしたが、自分ではどうにもならない状況でした」


<オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 17>

<オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 18>

<オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 19>



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