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超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプβ」を使った社会実験に向け熊本県および宮古島市とMOUを締結【本田技研工業】

2013年6月4日

Hondaは、国土交通省主導で導入が検討されている超小型モビリティーの車両区分および欧州L7カテゴリー※1を視野に入れた近距離移動用の超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプβ」を使った社会実験を行うためのMOU※2を、熊本県および沖縄県宮古島市と締結し、今秋から順次実施できるように具体的な検討を開始しました。この社会実験では、高齢者層の近距離圏内の日常的な移動支援のほか、通勤や業務目的のカーシェアリングといったさまざまな用途での可能性に加え、それぞれの環境に合わせたインフラを含めた街づくりについても各自治体と共に検証していきます。また、子育て層に対しての価値検討も合わせて推進します。

このマイクロコミュータープロトタイプβはバッテリーやモーター、コントローラーなどを床下およびリアスペースに配置し、動力機能をコンパクトに完結させたプラットフォームである「Variable Design Platform」を採用することで、さまざまな用途や顧客の要望に合ったボディや内装を、既存の自動車より比較的容易に開発・生産することを可能にしています。今回の社会実験では、2名乗車タイプの車両※3を提供します。

熊本県では、各地域における移動の問題の改善と、それに伴う地域の活性化、観光地としての新たな魅力の創出に加え、環境エネルギー問題にも取り組み、各施策の効果検証を行います。

宮古島市では、環境モデル都市としての取り組みの一環として、離島での街づくりや環境事業と連携した超小型EVによるCO2排出量低減効果を検証します。また、観光地における環境対策のひとつとして、再生可能エネルギーで超小型EVを運用するCO2フリー化の検討を㈱東芝と共同で進めていきます。

Hondaは今後も、環境への負荷を最小限にしたうえで、移動する喜びや楽しさを拡大する次世代のモビリティーや各自治体に適した街づくりの提案を目指して、積極的に研究開発に取り組んでいきます。

※1  欧州の二輪カテゴリーのひとつで、EVの場合はバッテリーを除き、重量400kg以下、出力15kW以下
※2  了解覚書(Memorandum of Understanding)
※3  リアシートを交換することで大人1名+子ども2名の乗車も可能




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