ニュース

自動運転を見据えた未来のクルマのインターフェイスを提案【ゼットエムピー】

2013年5月23日

    株式会社ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)はこの度、自動運転を見据えた全く新しい発想のクルマのインターフェイス「Neuro-Scape(ニューロスケープ)」を発表いたしました。本インターフェイスでは、車速や燃料残量といった項目に留まらず、車載CANから得られる操作系、駆動系、車内環境系等様々なクルマの状態を個々の「ノード」として表現し、それらが有機的に関わり合いながら機能していることを表現しています。
    現在開催中の「人とくるまのテクノロジー展 2013」及び来週開催される「スマートコミュニティJapan2013」において、実際の走行CANデータによるデモンストレーションを実施いたします。

【Consept・背景】
     車のダッシュボード、インパネのデザインコンセプトは、スピードやエンジン回転数、燃料の残量など実用的なもので百年以上変わっていません。しかし、自動運転、ロボットカーの時代になれば、現在の“メータ”は意味を持たなくなるでしょう。車の今の状況を、感情として表現してもよいのではないでしょうか。それが車を理解することになり、人との調和につながるのではないでしょうか。
    当社は12年前に人型ロボットの開発からスタートし、現在車型ロボットを開発していますが、一貫して、「人と機械を最高に調和させる技術とサービスの提供」を目指しています。そして今、車のコンピュータが生み出す膨大なデータと、人間の頭脳が交わる未知数の可能性に大きな期待を抱いています。
    今回、その一つの試みとして、クリエイターユニットsense+Taketo Kobayashi とのコラボレーションにより、未来の車のインターフェイス「Neuro-Scape(ニューロスケープ)」が誕生しました。近い将来、どんな車に乗っていても、いつでも自分の好きなインターフェイスが選べる時代が来るでしょう。私たちの提案がその第一歩になれば幸いです。

ムービー:自動運転を見据えた未来のクルマのインターフェイスを提案
http://www.zmp.co.jp/movie/new_ui.html
ムービー:ニューロスケープ
http://www.zmp.co.jp/movie/neuro_scape.html


【クリエイターからのメッセージ】
Neuro-Scape(ニューロスケープ)〜クルマノミルユメ〜
クリエイターユニット    sense+TAKETO KOBAYASHI

    ヒトが持つ複雑な“感情”などの働きも、要素に分解していくと結局は、シナプスのon/offに行き着く(だからといって魂がアル・ナシ云々言っているんじゃあないよ!)。シンプルな機能が雲霞の如く重なり複雑な現象を生んでいるのだ。ZMPの車にも様々な計測機器が搭載され、外界からの情報や内観的な情報を多層的に蓄積している。人間の脳のシステムほど複雑ではないが、そこに情報の海からサルベージされた“感情”の様なものが生まれてもおかしくないのではないだろうか…、そこに生まれた“感情”がインターフェイスとなりヒトとクルマをより有機的に結びつける…、そんな妄想からこのデザインは始まった。
    ヒトが夢を見るように、クルマにも夢を見ることができるかもしれない。Neuro-Scapeはそんなクルマの精神世界をカタチにしたものである。

【ノード(パラメータ)紹介(一部)】

クリエイター紹介

坂巻善徳    a.k.a Sense    http://www.sensepeace.me/

2002年5月の初個展からアーティストとしての活動を開始後、個展、グループ展などへの作品制作の他、ライブペインターとしても日本、海外ともに展開。クラブイベント、企業イベント問わず、様々な分野で多数のコラボレーション作品を制作、その作品を通して世界にPeace&Happinessを創り出し続けている。

映像表現としては、様々な映像クリエイター、ミュージシャンとコラボレートした映像作品を制作の他、2005年から始まった、VJチーム:DaDa KingZとともにVj+ライブペインティングのスタイルを確立、ドバイ、台湾、ラトビア等のイベントに招聘される。2011年にはフランス:リヨンにある現代美術官『M.A.C. LYON』にてCREATORS PROJECTとの企画で、VJショーケース及びライブペインティングを行った。

おもなクリエイティブプロデュースとして、東京ミッドタウン『DESIGN TOUCH GARDEN』を日本デザイン振興会と建築集団upsetters architectと制作後、『MID-SPACE』『Smile Cake, Happy Cake』『あじさいROMANCE』『フローリストレビュー』『いつつのゆびわ』等を東京ミッドタウンで展開。その他『SUMMER SONIC 10th Anniversary』のオブジェ制作、マカオ『Cafe Little Tokyo』のアート&クリエイティブディレクション及び壁画制作、Mercedes Benz主催イベント『LVE PAINTORS DELIGHT』のトータルプロデュース等。
    映像集プレイリスト
    http://www.youtube.com/watch?v=oN-pun94y7Y&list=PL9BE7BF597AF2D46B

小林武人(3DCGデザイナ)    https://vimeo.com/user7375530/videos

プロフィール:
慶応義塾大学環境情報学部卒。東京工科大学クリエイティブ・ラボ、株式会社ゴンゾを経てフリーランスに。3DCGモデリング/デザインのスペシャリスト。No Boundaryを目標に掲げ、太古縄文から現在のデザイン、ファインアートとサブカルチャ、アートと技術のBoundary(境界)を消し去ったデザイン/映像を展開する。

参加作品:
Hope online program「Circle of the World」(2013)デンバー公演
:アニメーション制作、プロジェクション・ライブオペレーション
Theatre of Yugen「Mystical Abyss」(2012)サンフランシスコ公演
:アニメーション制作、プロジェクション・ライブオペレーション
TVアニメ「レベルE」
:異星人文明デザイン(デザイン、モデリング)
TVアニメ「巌窟王」
:デザイン、モデリング
オリジナルアニメーション「Jomonism 祭」
:SIGGRAPH Asia 2010アニメーション・シアター ノミネート
等、多数

出展情報

以下の展示会にてご紹介致します。
◇「人とくるまのテクノロジー展 2013」    開催日:5月22日(水)~24日(金)
    主催:自動車技術会/会場:横浜国際会議場(パシフィコ横浜)展示ホール ブースNo 105
◇「スマートコミュニティJapan2013」    開催日:5月29日(水)~31日(金)
    主催:日刊工業新聞社/会場:東京ビックサイト 東1・2ホール ブース:SC-81
    ☆ZMPブースの見どころ http://www.zmp.co.jp/zmp_exposition_201305.pdf

本件に関するお問合せ

㈱ゼットエムピー    TEL : 03-5802-6901 / FAX : 03-5802-6908  E-Mail : e-nuvo@zmp.co.jp

株式会社ゼットエムピー

http://www.zmp.co.jp/
本社:文京区小石川 代表取締役社長:谷口 恒
「人と機械を理解して最高に調和させる技術とサービスを提供する」というミッションのもと、「走る、曲がる、止まるを制御するプラットフォームRoboCar®シリーズの販売」、「人間計測に加えクルマの計測、外界の計測、それら三位一体の計測を行い、人にも環境にも優しいクルマ作りの支援」、「ロボット技術によるマーケットリサーチを行うRobot Marketing™、実車ベンチマーク等のテスト代行を行うRoboTest®ビジネス」を行っています。2001年1月文部科学省傘下の科学技術振興機構から技術移転を受け創業。日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞最優秀中小・ベンチャー企業賞、中小企業基盤整備機構理事長賞」など数多くの賞を受賞。私たちはこれからも、ロボット技術やサービスで、イノベイティブな製品を生み出してまいります。 RoboCar®、RoboTestはゼットエムピーの登録商標です。




株式会社ゼットエムピーホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ZMP
#インターフェース