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ニッサン・モータースポーツ、V8西オーストラリア戦でトップ10を連発【日産自動車】
2013年5月7日
～ オーストラリアV8スーパーカー レースレポート ～
5月6日 オーストラリア、パース
ニッサン・モータースポーツは、5月3-5日に西オーストラリア州のバルバガロ・レースウェイで開催されたオーストラリアV8スーパーカー選手権の3レースすべてでトップ10フィニッシュ。ジェームス・モファットが10位、10位、8位というリザルトを収めました。
#360 ニッサン・アルティマをドライブしたモファットは、今季からオーストラリアのツーリングカーレースの最高峰シリーズに本格参戦を開始したニッサン・モータースポーツに、今季これまで通算7回のトップ10フィニッシュをもたらしたことになります。
この活躍で、モファットは選手権争いでも13位までポジションを上げました。
ニッサン・アルティマは、レースでも素晴らしい速さを披露し、全ドライバーが予選から順位を上げました。
特にモファットは、レース12（日曜日2回目のレース）では、予選20位から、8位でレースをフィニッシュと大躍進。リック・ケリーもアルティマを巧みに操り、レース11（日曜日1回目のレース）では予選26位から16位まで追い上げました。
モファットはトップ10フィニッシュに満足を見せましたが、ノートン360レーシングのチームメイト、マイケル・カルソはレース10（土曜日2回目のレース）で健闘及ばず11位と、悔しい結果となりました。さらに日曜日のレースでは、2回のピットストップが順調に進まず、この日の結果は25位、DNFに終わりました。
ジャック・ダニエルのニッサン・アルティマを駆るトッド、リックのケリー兄弟は、見事なペースを披露しましたが、予選での順位が壁となり、上位浮上には及びませんでした。安定した速さを見せたリック・ケリーはそれでも選手権16位につけています。
日曜日のレースはいずれも、V8シリーズタイトルを3回獲得しているチャンピオン、ジェイミー・ウィンカップが制しました。
オーストラリアV8スーパーカーシリーズの次戦は、歴史的な一戦となります。28台のマシンが、5月17-19日に米国テキサス州オースチンで開催されるオースチン400に登場します。V8スーパーカーのレースが北米で開催されるのは、史上初めてとなります。
ドライバーコメント
#360 ジェームス・モファット（ノートン、ニッサン・アルティマ）
「最高の週末になりました。トップ10フィニッシュを3回果たすことができ、とても手堅い内容となりました。マシンはどのレースでも素晴らしい動きをしてくれました。最高のレースマシンです。自分達の弱点も把握しているので、チームはその部分をできるだけ早く改良できるよう、全力を尽くしています。
このバルバガロで好リザルトを獲得できたことは、とても大きい意味を持ちます。ここは特にタイヤに厳しいコースなので、シャシーのパフォーマンスが試されます。
日曜日は2レースとも、GT（ガース・タンダー）といいバトルになりました。元チャンピオンと張り合うことができたのは、とても励みになります。
まだ開発途中のマシンなので、これからもっと上位に近づいていけると思っています。喜ぶのは時期尚早ですが、いい兆候だと思います」
#15 リック・ケリー（ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ）
「予選ではちょっとしたドラマがあり、ペースを上げることができませんでした。レースでは、かなり改善できましたし、マシンのハンドリングもとてもいい感触がありました。順位を大きく上げることは、とても難しいことです。26位から16位にまで追い上げ、あと数ラップあればもっと上位に行けたでしょう。2本目のレースでも同じことが言えます。我々は追い上げ続けていましたが、セーフティカーに詰まって前にマシンが詰まってしまい、何度かコースを外れてしまったうえに、残念ながらピットストップでも順位を下げてしまいました。こうしたことから学ぶことも多くありますが、上位を目指すには予選でもう少し上に行く必要があります。そうすれば、もっと好リザルトが狙えるでしょう」
#7 トッド・ケリー（ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ）
「最後のレースではマシンに変更を行ったのですが、あまり効果がなく、さらに序盤ではパンクもあったので、かなり順位を下げてしまい、残りのタイヤもなくなってしまいました。それでも後方で走行を続け、終盤はアタックをかけてタイヤの状態がいいマシンも何台かパスしたので、大きなポテンシャルがあると思います。必要になるのは、週末を通してトラブルなく走り切ることでしょう。今回はベストのリザルトではありませんが、マシンは間違いなくいい感じになっています」
#36 マイケル・カルソ（ノートン、ニッサン・アルティマ）
「週末を通してマシンの状態はよく、土曜日のレースではそれが発揮されました。ピットストップの件で、リザルトには恵まれませんでした。（ジェームス）モファットは今回、素晴らしい活躍で、トップ10圏内でバトルしていました。我々のマシンに能力がある証しです。最後のレースでは私たちも同じレベルにつけていましたが、小さなミスでリザルトにつながりませんでした。
テキサスまであまり時間がないのですが、次はピットストップが4回あるのでこの作業の対策を考えなくてはなりません」
＜オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 10＞
＜オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 11＞
＜オーストラリアV8スーパーカーシリーズ Race 12＞
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