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欧州の次期型コンパクト車をルノーの欧州工場で生産【日産自動車】

2013年4月26日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は26日、次期型マイクラ(日本名:マーチ)を、ルノーの欧州域内の工場で生産することを決定しました。同車は2016年に生産開始を予定しており、欧州の左ハンドル市場に供給されます。

日産は中期経営計画「日産パワー88」のもと、同期間中、平均6週間に1車種、新型車を投入する予定です。これに伴い、日産の生産工場はフル稼働の状況となることが見込まれ、ルノー・日産アライアンスの中でさらなる生産能力の検討が必要になりました。

欧州やロシア市場での販売拡大を受け、欧州および現在マイクラを生産しているインドの工場は、中期的にはフル稼働になると見込まれています。今回、ルノーに生産を委託することは日産にとって、投資の抑制、為替影響の低減、さらにサプライチェーンの短縮による在庫の削減などの効果が見込まれます。

今回の決定について、日産の欧州地域を担当するマネジメント・コミッティー議長である、副社長のトレバー・マンは、「日産は既にパワートレーンをルノーのクレオン工場に、また、NV400小型商用車をバティリ工場に生産委託しています。次期型マイクラは、年間82,000台の規模で、欧州のルノー工場で生産をする予定です。これにより、経済面や物流面での利点を享受することを期待しています。」と述べました。

日産マイクラは一部市場ではマーチとして販売されており、日産自動車の誇る最も認知度の高い車種のひとつです。マイクラは、グローバルに販売される車種として、今後も日産のグローバル生産戦略に基づき、欧州以外の地域でも生産される予定です。




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