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2013 PACE Award の「イノベーション・パートナーシップ賞」を受賞【タカタ】

2013年4月16日

~ タカタとGM との共同開発品であるフロントセンターエアバッグで受賞 ~

【2013年4月16日 ミシガン州・アーバンヒルズ】 4月15日に開催された米国の自動車専門誌Automotive Newsが主催する「2013 Automotive News PACE Award」の授賞式で、タカタがジェネラル・モーターズ社(以下GM)と共同開発した「世界初」のフロント・センター・エアバッグ(以下FCAB)が「イノベーション・パートナーシップ賞」を受賞致しました。

Automotive News PACE Awardは、自動車産業界における革新的な技術や業界全体の進歩につながる製品の開発、および製造プロセスに贈られる賞で、フロントセンターエアバッグ(以下FCAB)は、業界に変革をもたらす救命技術部門で33の最終選考候補に残ったほか、タカタとGMには、FCABの共同開発を称え、「イノベーション・パートナーシップ賞」が授与されました。

FCABの歴史は、側面衝突の際に運転席から遠い側(ファーサイド)との衝突から運転手を保護する必要性を認識していたタカタとGMの両社が、側面衝突時の頸部への激しい衝撃や接触から前席乗員を保護する技術の開発にそれぞれ独自に取り組み始めたことに始まります。その後、双方のエンジニアリング部門が協議し、より質の高い成果をより早くもたらすことを目的に共同開発が合意されました。

5年間の研究開発により、すでに取得済みの2つの特許技術のほか、承認待ちの2つの特許技術がもたらされました。FCABは、2013年式GMCアカディア、ビュイック・アンクレイブ及びシボレー・トラバースですでに実用化されています。

アーンスト・アンド・ヤング及び交通研究センター(TRC:Transportation Research Center)からの共同後援に基づきAutomotive Newsが毎年主催しているこの賞は、自動車業界サプライヤーが最新技術を出し合い、認知度を高められる場として知られています。最終選考に残れるのはわずかで、タカタは2008年以来3度最終選考候補にノミネートされています。

タカタの北米子会社であるTKHOLDINGS INC.(以下TKH)のロバート・フィッシャーEVPは、以下のように述べました。「私たちは継続的改善に向け非常に高い目標を設定しており、本年度もそうした努力が認められたことを名誉に思います。顧客と提携できる開発能力がタカタに備わっていることを、何より誇りに思います。」

最終選考へのノミネートに加え、開発段階におけるタカタとGMの技術提携自体も審査委員会の注目を集めました。そうした取り組みの成果を称え、GMのデイブ・マッキーン氏(インテリア・安全部品担当常務取締役)とダグ・ホウリハン氏(エンジニアリング担当取締役)、およびタカタのロバート・フィッシャーに「イノベーション・パートナーシップ賞」が授与されました。

授賞式にはそのほか、スコット・トーマス氏(シニア・エンジニア)、ヴェラ・リャジカジ氏(バリデーション・エンジニア)、アルフォンソ・ロドリゲス氏(シニア・バイヤー)がGM側から出席したほか、TKHからはマイク・ワイルド(GM担当 VP)、ティム・ミエク(GM担当エンジニアリング Director)、ブライアン・リーバーマン(経営企画担当Director)及びリチャード・ウィックが出席しました。

タカタは同賞の受賞を心から誇りに思うと同時に、GMによるFCABという革新技術の共同開発の成功を祝福いたします。



左から:デイブ・マッキーン氏(GM常務取締役)、ティム・ミエク氏(GM担当 エンジニアリングDirector)、ロバート・フィッシャー(TK HOLDINGS INC. 社長)、リチャード・ウィック(シニア・エンジニア)、マイク・ワイルド(GM担当 VP)、アルフォンソ・ロドリゲス氏(GMシニア・バヤー)、ブライアン・リーバーマン(経営企画担当Director)、ヴェラ・リャジカジ氏(GMバリデーション・エンジニア)、スコット・トーマス氏(GMシニア・エンジニア)、ダグ・ホウリハン氏(GMエンジニアリング担当取締役)



左から、デイブ・マッキーン、ロバート・フィッシャー、ダグ・ホウリハン


※ このリリースは、TK HOLDINGS INC. が発表したリリースの日本語版です。




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