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日本初、ガソリンスタンド一体型水素ステーションが開所【NEDO】

2013年4月19日

―燃料電池車の本格普及に向け実証を開始―

NEDOの事業においてJX日鉱日石エネルギー株式会社と水素供給・利用技術研究組合は、神奈川県海老名市のガソリンスタンド敷地内に燃料電池自動車の水素充填設備を設置。日本で初めてガソリンスタンドと一体型の水素ステーションで水素充填を行います。
供給する水素は、ガソリンのサプライチェーンと同様、製油所などで大量・効率的に製造した水素を輸送し、ステーションで蓄圧器(ボンベ)に貯蔵。燃料電池車(FCV)の本格普及期における水素の大量供給を想定したNEDOの実証プロジェクトとして実施します。

※ENEOSサービスステーション Dr.Drive海老名中央店


1. 背景

NEDOは、1980年の設立時から約30年間にわたり水素・燃料電池に係わる技術開発を推進してきました。2011年に開始した「地域水素供給インフラ技術・社会実証事業」では、2015年のFCVの一般ユーザー普及開始に向け、実使用に近い条件でのFCV・水素供給インフラに関する技術実証を行っています。

2. 事業成果

開所した水素ステーションは、商用運用を想定して、場所の選定からレイアウト設計、設備仕様検討、許認可手続き、建設に至るまでの一貫した実証を行う位置づけとしたものです。2012年11月の一般高圧ガス保安規則の改正により、市街地への高圧圧縮水素スタンドの建設が可能となったことを受け、ガソリンスタンド敷地内に水素充填設備を設置したものです。本水素ステーションの建設にあたって得られた知見は、今後整備する水素ステーションへの活用が期待できます。また、本水素ステーションにおいては、今後、充填試験等をとおして実証データを取得してまいります。

3. 今後について

NEDOでは、とよたエコフルタウン水素ステーション(愛知県豊田市)や神の倉水素ステーション(愛知県名古屋市)に建設した2か所についても、今後運用を開始し実証データを取得する予定としています。

4. お問い合わせ先

(本プレスリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 新エネルギー部  TEL  044-520-5261




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