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中国内陸部初の工場の開所式を開催【日本精工】

2013年4月15日

~中国事業のさらなる拡大を目指す~

日本精工㈱(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、2013年4月10日に合肥恩斯克有限公司(中国安徽省合肥市)において、NSKとしては中国内陸部初となる生産拠点の開所式を開催しました。本工場は、昨年10月に量産を開始し、本日から本格的な操業を開始しました。開所式には、中国の政府関係の多数の要人、NSKからもNSKグループの代表として、代表執行役社長の大塚紀男、中国総代表の土井英樹など、社内外から合計約350人が出席しました。

NSKは、この新たな生産拠点により、自動車や産業機械向けの軸受の供給力を高め、当社の中国事業のさらなる拡大をめざすとともに、中国の持続的な成長に引き続き貢献していきます。

新工場の基本コンセプト

1. 高い経済成長が続く中国の中でも特に軸受需要が拡大する内陸部への工場進出
現地生産による納期短縮と為替変動リスクの回避
中国での国産化ニーズへの対応

2. NSKとして最大規模の海外工場投資を実施し、省人化・高効率化を目指した最新設備の導入
高機能品から汎用品まで幅広い製品の品質とコスト競争力を高めた生産

3. 当社初めて海外工場をマザープラントにすることで、中国国内での自己完結化の推進
マザープラントである昆山工場と連携し、NSKの中国での軸受生産体制の最適化推進
約20年にわたる中国・昆山工場で培った事業運営のノウハウの活用による現地人主体のスピーディな運営
中国R&Dセンターと連携し、中国特有のニーズへの対応
より踏み込んだ現地調達の推進

1. 合肥恩斯克有限公司概要

2. 開所式について

開所式で、多数の要人や顧客の皆様をお迎えし、NSK社長の大塚は、「NSKは、合肥に最先端の自働化設備と優れた技術を導入した工場を建設しました。合肥の軸受工場が本格的な操業を開始したことで、家電や先端産業が盛んな中国の内陸部においても、品質に優れた製品をタイムリーかつ安定的に供給できる体制が整いました。NSKは、今後も高機能製品から中程度の機能でより価格を優先したボリュームゾーン向け製品まで生産品目を拡充し、中国においても売上拡大のスピードを加速させ、創業100周年にあたる2016年までに中国事業の売上を現在の2倍強の2,000億円まで高める成長戦略の実現をより確実なものにします。」と挨拶しました。

3. NSKの中国事業について

NSKは1960年代より海外に積極的に進出し、この度の合肥工場の操業をもってグローバル生産拠点は世界13カ国、63カ所になりました。また、中国では同業他社に先駆けて40年以上前から国営企業向けに技術供与を行ない、1995年には上海市近郊に設立した昆山恩斯克有限公司で軸受の生産を開始し、中国の経済発展とともに事業を拡大し、今では中国国内12カ所の生産拠点において、産業機械軸受、自動車軸受、自動車部品、精機製品等全製品を生産するまでになっております。

さらに、NSKの全ての製品に関する技術サービスを可能とする技術センターを早くから設立し、中国全土をカバーする約20カ所の販売拠点と共に顧客満足向上に努めております。

NSKは、生産・販売・技術・管理において、現地の材料や現地の人材の活用を進め、現地に根ざした自己完結型企業として、中国の軸受市場では、既にNo.1のシェアと強いブランド力を実現しております。


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