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仏ストラスブール市でPHV実証実験終了式典を実施【トヨタ自動車】

2013年4月11日

トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ) は、本日、フランス電力公社(Électricité de France、以下、EDF)、およびストラスブール市と3年間にわたり共同で行ってきたプラグインハイブリッド(以下、PHV)実証実験が終了したことを発表した。

ストラスブール市で行われた終了式典には、トヨタの欧州統括会社であるトヨタ モーター ヨーロッパ(Toyota Motor Europe NV/SA)のミシェル・ガルデル環境兼渉外広報担当副社長が出席。挨拶で「プロジェクトに参画してくれたストラスブール市民のおかげで、PHV技術を更に普及させるための貴重なデータを得ることができた。本実証実験で得られた結果をもとに、よりお客様に喜んでいただける技術を提供していきたい」と語った。

本実証実験は2010年4月に開始。ストラスブール市に約70台のプリウスPHVを投入し、EDFが市内に設置した145基の専用充電スタンドを活用し、車両識別や情報交換を行いながら、実証データを蓄積してきた。3年間の実証実験による総走行距離は400万キロメートルに達し、1日に1.1回の充電で、同じサイズのガソリン車と比べ、石油消費量を平均46%削減できることが実証された。

トヨタは既に、各種実証実験で得られたデータを車両に反映した上で、2012年にプリウスPHVの販売を開始。これまでにグローバルで累計約3万台を販売している。トヨタは、「エコカーは、普及してこそ環境への貢献」との考えのもと、外部からの電気利用により、化石燃料の消費抑制やCO2排出量の削減などの効果が期待できるPHVを「HVにつぐ次世代環境車の柱」と位置付け、本格的な普及に向け取り組んでいる。

<ご参考> 仏ストラスブール市におけるPHV実証実験概要


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<過去のニュース>
2010年04月27日 トヨタ自動車、欧州にPHVを導入、仏ストラスブール市で大規模実験を開始




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