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市光工業㈱ 二輪車用ランプ市場に新規参入【市光工業】

2013年3月6日

~スズキの大型スクーター「スカイウェイブ650LX」向けヘッドランプを量産開始~

大手自動車部品メーカーの市光工業㈱(本社:神奈川県伊勢原市板戸、代表取締役社長:ORDOOBADIオードバディ Aliアリ、以下 市光工業)では、本年1月より、スズキ㈱の大型 スクーター「スカイウェイブ650LX(海外名:バーグマン)」向けのヘッドランプの量産を開始し、二輪車用ランプ市場に新規参入しました。

市光工業では、四輪車用のランプとミラーを中心に事業を展開していますが、アジアの新興国で需要が拡大している二輪市場への進出を視野に入れ、2009年7月、二輪プロジェクトを立ち上げました。その後、日系二輪車メーカーへの営業活動を展開し、2011年、スズキの最上級スクーター「スカイウェイブ650LX」のヘッドランプの受注を獲得しました。110年の市光工業の歴史の中で、二輪車メーカーからのヘッドランプの受注は 初めてのことです。同社は、2013年1月より、基幹工場の伊勢原製造所(神奈川県 伊勢原市板戸)にて、同二輪車(2013年1月29日より国内販売開始)に搭載される ヘッドランプの量産を始めました。同ヘッドランプは、スリムでシャープなデザインのリフレクター式を採用し、最適な配光特性で夜間のライディングをサポートします。

また、市光工業は、販売数量の多い小型二輪車においても、複数の日系二輪車メーカーから、インドネシアにて生産される排気量110ccクラスのスクーター向けのヘッドランプを受注しており、2013年3月以降、市光工業の生産子会社である市光インドネシア 株式会社(英語名:PT. Ichikoh Indonesia、所在地:インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ市MM2100工業団地)で量産を開始する予定です。

二輪車は、中国やインド、インドネシア等のアジア地域を中心に2桁成長が続いており、今後も需要の拡大が見込まれる有望な市場です。特にインドネシアは、2.4億人を超える世界第4位の人口を擁し、二輪車市場は800万台規模に成長、その95%超のシェアを日系二輪車メーカーが占めています。市光工業は、拡大するアジア新興国の需要を取り込む成長戦略のもと、日系二輪車メーカー各社に向けた各種ランプ製品の製造、 販売を開始します。四輪車用ランプで培った高い技術力を活かし、高品質で低コストな魅力ある製品を開発することで、二輪車用部品事業での受注の拡大を目指します。


(参考)
<市光工業とは>
市光工業㈱は、1903年に創業した、自動車用ランプ、ミラー、その他自動車部品の開発、設計、製造、販売を行う専門メーカーです。1932年には初代ダットサンにヘッド ランプを装着し、日本初のプロジェクターヘッドランプや世界初の電動格納式ドアミラーを製品化、現在も電気自動車「日産リーフ」に搭載された超低消費電力LEDヘッドランプなど独自の製品開発を行っています。トヨタや日産をはじめとする国内全ての自動車 メーカー及び海外メーカー、アフターマーケット向けに製品を供給しています。市光 グループは、国内にテクニカルセンターを含め11ヵ所の拠点、中国やマレーシア、インドネシア、タイに4つの海外拠点を有し、総従業員数は4,941名(2012年3月末現在)です。国内において、自動車用ランプで約20%、ミラーで約15%の市場シェアを、世界でも、2000年より資本・業務提携している仏ヴァレオ社と合わせて約20%の自動車用ランプの市場シェアを誇っています。





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