オフロード法2011年基準に適合した中・大型ホイールローダ3機種を新発売【キャタピラージャパン】

2013年2月15日

キャタピラージャパン㈱（社長：竹内紀行）は、採石現場等で活躍する中・大型ホイールローダ3機種を、2月15日より新発売します。今回発売のCat 966Kホイールローダ（バケット容量4.2m³、運転質量24.2トン）、Cat 972Kホイールローダ（バケット容量4.8m³、運転質量26.35トン）、Cat 980Kホイールローダ（バケット容量5.4m³、運転質量30.9トン）はCat 966H、 Cat 972H 、Cat 980H のフルモデルチェンジ機です。

今回のモデルチェンジでは、環境性能と燃費効率をさらに向上した新エンジンを搭載し、オフロード法※2011年基準に適合。また、フュエルマネジメントシステム（FMS）を新たに採用したことで、燃費低減に貢献します。さらに、最大トルクおよびトルクライズの向上や新型バケットの採用により、生産性を大幅に向上しています。このほか、オペレータ環境、安全性、アプリケーション対応力の向上など、お客様の成功を支援する数々のバリューを備えた製品となっています。

Cat 966K / 972K / 980Kの主な特長は次のとおりです。

※　オフロード法：特定特殊自動車排出ガス規制等に関する法律。

Cat 966K / 972K / 980Kの主な特長

■ 1．環境性能
1．クリーンな排出ガスと燃料消費量低減を両立した新エンジンを搭載。定評の電子制御テクノロジーに加え、NRS（NOx Reduction System）や最新のアフタートリートメント技術の導入により、高い環境性能を実現しました。

■ 2．燃費低減
1．新たにフュエルマネジメントシステム（FMS）を採用。システムをONにすると、自動的にエンジントルクとスピードをしぼって燃料消費量を低減し、システムOFF時に比べ、3～10%低減することができます。

■ 3．生産性向上
1．新エンジンにより、最大トルク、トルクライズが向上し、パワフルで粘りのある優れた作業性能を発揮します。
2．新開発のパフォーマンスシリーズバケットを採用。大きな間口と長いあご、弓形のサイドバーが優れた積み込み性能と荷こぼれの防止を実現。バケットフィルファクタ（積込係数）を5～15%アップし、生産性向上に貢献します。

■ 4．オペレータ環境の向上
1． E&H（電子油圧制御式）レバーステアリングを採用。作業効率が飛躍的に向上し、また運転席正面からステアリングホイールとステアリングコラムがなくなることで、広々とした前方作業視界を確保しています。
2．新設計の大型ROPS（転倒時運転者保護構造）/FOPS（落下物保護構造）キャブを採用。曲面フロントガラスにより、広々とした室内やワイドな作業視界を提供しています。また、フロントヒンジドア^※や傾斜角度の大きな昇降ラダーにより昇降性が向上。このほか、オートエアコンやヒータ付エアサスペンションシート、AUX端子＆CD付AM／FMラジオなども標準で装備し、オペレータに快適な作業空間を提供します。

※ フロントヒンジドア：フロント配置のヒンジ（ちょうつがい）ドア。従来のリアヒンジドアに比べ、開口面積が大きい

■ 5．安全性の向上
1．車両後方の死角を補完するリアビューカメラ&モニタを標準装備しています。
2．大型の熱線入り電動リアビューミラーは、キャブ内からミラー角度の調整が可能で、霜や結露時でも優れた視界を確保します。
3．フロントウインドアクセスステップ^※やキャブトップのハンドレールなどの安全装備も充実しています。

※ フロントウインドアクセスステップ：フロントガラス清掃用のアクセスステップ

■ 6．アプリケーション対応力の向上
1．豊富なアタッチメントやバケットバリエーションを取り揃えるほか、ロギング^※仕様機や製鉄所内仕様機もラインアップに加え、さまざまな用途で活躍が期待できます。

※ ロギング：木材等の集材、選別、積込等