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世界最小の2輪・3輪車用 エンジン制御ICを提供開始【インフィニオン テクノロジーズ】
2012年10月18日
～ 消費燃料と排出ガスの削減に関する新たな要件を満たしつつ、
実装面積を削減する「TLE808x」パワー インターフェイス ソリューション ～
独インフィニオン テクノロジーズは本日、2輪・3輪車両向け制御システムの実装面積を、今日のソリューションと比べて最大3分の2削減する、世界最小のエンジン制御ICの提供を開始しました。新型「TLE808x」デバイス ファミリは、1シリンダーの燃焼エンジンにおける最先端の電子式燃料噴射（EFI）に必要な機能すべを備えています。
「TLE808x」ファミリは、オートバイ、スクーター、3輪車両、芝刈り用トラクター、芝刈り機、小型ガソリン発電機、船舶、ジェットスキー、スノーモービルで使用される4サイクルの小型燃焼エンジンで、排出量と燃料効率を向上できるよう、特別開発されました。
現在、「TLE808x」ファミリは、可変リラクタンスセンサ（VRS）を採用し、機能を強化した「TLE8088」と「TLE8080」の2種類のデバイスが量産出荷されています。
アジア、アフリカ、南米の急成長国の大半では、オートバイが最も人気かつ低コストな移動手段となっています。しかし、キャブレターを使用した、従来型のオートバイには、平均的な自動車と比べ、地球温暖化への影響が大きくなるという側面があります。排出ガスと燃料効率の規制は厳格化が進んでおり、これに対応するため、小型燃焼エンジン向けに、高集積でコスト効果に優れた電子燃料噴射装置を導入する必要があります。インフィニオンの新型「TLE808x」エンジン制御ソリューションは、こうした動向に対応するものです。
「TLE8080」は、システムのマイクロコントローラと周辺センサを接続し、信号調整を処理し、小型燃焼エンジンに必要なアクチュエータを駆動します。
また、マイクロコントローラへの電力供給に必要な電圧レギュレータも含まれており、その5V電圧レギュレータは、最大250mAの電流を供給し、低電圧リセット、パワーオンリセット、ウォッチドッグの機能を搭載しています。
さらに、「TLE8080」には、エンジンの1分間あたり回転数（RPM）を測定する可変リラクタンスセンサ（VRS）用のインターフェイスが搭載されています。このインターフェイスICは、ノイズを含むセンサ出力信号を、マイクロコントローラから必要とされるロジック入力レベルに調整します。SPI経由で、2つのリレー ドライバ、誤動作表示ランプと、VRSインターフェイスも制御可能です。また、燃料噴射装置、チョーク バルブ、同様の誘導負荷に対応した電磁弁用に、直接入力ピンを備えた2つのローサイド スイッチも追加されています。「TLE8080」は、この豊富な機能セットを備えた、市場で最も小型な製品です。
出荷予定とパッケージ
「TLE808x」デバイスは現在、量産出荷中です。これらの製品は、省スペース型の24ピン小型 アウトライン パッケージ（SSOP）で提供されます。
詳細情報
インフィニオンの製品ポートフォリオは、16ビット マイクロコントローラの「XC2700」ファミリや、8ビット マイクロコントローラの「XC800A」ファミリ、圧力センサの「KP254」、ステッパモーター駆動ICの「TLE8444」など、電子制御の燃焼エンジンの設定に必要な電子回路のすべてを網羅します。詳細については、下記URLをご参照ください。 www.infineon.com/motorcycle
Eラーニング資料を含む、インフィニオンの「TLE808x」ファミリについての詳細は、下記URLをご参照ください。 www.infineon.com/motorcycle
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズ（Infineon Technologies AG）は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、 エネルギー効率、 モビリティ、 セキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2011会計年度（9月決算）の売上高は40億ユーロ、従業員は世界全体で約2万6,000人です。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場、米国では店頭取引市場のOTCQXに株式上場しています。
インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト ： http://www.infineon.com
日本法人サイト ： http://www.infineon.com/jp
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