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次世代カメラ開発に向けた投資計画を発表 【TRW】

2012年9月20日

米国ミシガン州ロックタウンシップ(2012年9月17日)-世界有数の自動車部品メーカーで、アクティブセーフティ(予防安全)・パッシブセーフティ(乗員安全)システムの世界的リーダーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス(本社:米国ミシガン州リボニア、以下TRW)は本日、ミシガン州ロックタウンシップで開催中のイベントにおいて、先進のビデオカメラテクノロジーを発表しました。TRWは、ビデオカメラセンサー「S-CAM」を公開すると共に、北米における前方衝突警告システムおよび車線維持システムに対する規制強化の動きを背景に、第3世代のビデオカメラの開発に向けた投資計画も発表しました。

TRWの営業および事業開発部門上級副社長であるピーター・レイク(Peter Lake)は、次のように述べています。 「北米では、特に車線逸脱による事故の発生頻度が高いことから、今後5年間でビデオカメラシステムを搭載する傾向が強まると考えています。米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)の2010年度調査によると、道路からの逸脱を原因とする交通事故の死者数は全体の53%に上っています。また、米道路保険安全協会(IIHS)では、車線逸脱警告および車線維持支援システムを利用することで、米国内で年間7,500人以上の命を救えるという推計を発表しています」 。

TRWが現在生産しているビデオカメラセンサー「S-CAM」は、ヘッドライト制御、車線検知、交通標識認識、車両検出、分類による自動緊急ブレーキの機能を提供することができます。さらに開発中の次世代カメラでは、こうした「S-CAM」の機能をベースに、欧米市場で重要な安全システムとして注目されている歩行者検出機能がさらに強化されます。

TRWでは、モービルアイ(Mobileye)社との連携により、前方監視カメラ「S-CAM」の生産、欧州およびアジア市場への提供を行っており、来年中には米国市場への投入が予定されています。TRWではこの協力体制を基に、次世代カメラの開発を進める予定です。

TRWの統合アクティブ・パッシブセーフティ テクノロジー担当グローバルディレクターを務めるアロイス・シーウォルド(Alois Seewald)は次のようにコメントしています。「TRWの新技術により、幅広い安全機能を1つのセンサーに統合し、様々な車両セグメントに魅力的なソリューションを手頃な価格で提供することが可能になります。また、次世代カメラは低速走行時の自動緊急ブレーキ(AEB)に求められるセンサー要件も満たすことができます。さらに、幅広い対象物を特定できることから、運転支援システムセンサーとして多用途に利用することが可能です。 ビデオカメラセンサーが集めた対象物に関する情報は、運転支援機能として利用されるか、他のセンサーと統合されます。TRWのビデオカメラセンサーは、優れたマルチタスク能力に加え、様々な安全機能、利便機能を1つのユニットに統合し、スケーラブルなソリューションを提供できることから、市場から非常に高い関心を集めており、多くの乗用車、商用車メーカーからの受注につながっています」。

TRWについて

TRWオートモーティブは世界有数の自動車部品サプライヤー。ニューヨーク証券取引所上場。米国ミシガン州リボニアを本拠とし、子会社を含め26カ国で事業を展開する。従業員数は世界で約60,000人。主要製品は、車両コントロールシステム、ドライバーアシストシステム、ブレーキシステム、ステアリングシステム、サスペンションシステム、セーフティシステム(シートベルトおよびエアバッグ)、電子部品、エンジンコンポーネント、ファスナー部品など、この他アフターマーケットの交換部品と各種サービスの提供も行っている。2011年度の売上高は162億ドル。日本国内では、TRWオートモーティブジャパン株式会社として事業を展開、主要日本自動車メーカーに製品を提供している。
同社に関する詳細な情報は、Webサイトhttp://www.trwauto.co.jp/でもご覧いただけます。

本プレスリリースにおける「TRWオートモーティブ」、「TRW」、「当社」などの文言は、別途記載がない限り、すべてTRWオートモーティブ・ホールディングスとその子会社を指します。

*本リリースは、9月17日(現地時間)に米国ミシガン州ロックタウンシップで発表されたリリースの日本語版です。

お問い合わせ先 : taj-info@trw.com



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