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日産フロンティア、2大会で活躍【日産自動車】

2012年9月6日

プロライトクラス

8月、バークリバーインターナショナルレースウェイで行われた第9~10戦は、ブラッド・ラベルにとって「2」がラッキーナンバーとなりました。バークリバーで開催されたTORC戦に日産フロンティアで参戦したラベルは、金曜日に行われた予選で2番手タイムをマークし、土曜日のレースではプロライトクラス2位でフィニッシュ。大観衆を集めた日曜日のレースでも、再び2位に入りました。この結果、ラベルはシリーズ争いでもプロライトクラス2位に浮上。首位との差はわずか1ポイントに迫っています。
日曜日のレースでは、5番手からスタートしたラベルは、中盤までに首位に浮上します。レース中盤での規定ストップ後に再スタートしてからも、2011年チャンピオンのアンドリュー・カデルを抑えてリードに立っていたラベルでしたが、残り1周、難所のセメテリーコーナーで、カデルがラベルの内側から追い抜き、ラベルはトップの座を失ってしまいました。
レース後、残念な表情を見せながらもラベルは「現チャンピオンと渡り合う走りができたのですから、自分たちの強さに満足しています」と前向きに語りました。

祝日が重なる連休の開催となり大観衆を集めた第11~12戦クランドンでは、日産フロンティアのケーシー・カリーが圧倒的な強さを見せました。土曜日のレースを3番手からスタートしたカリーは、3周目までに首位に立ちます。規定の再スタートでもリードを守ったカリーは、後半も大差をつけて圧勝を飾りました。
AMSOIL日産フロンティアのブラッド・ラベルは、シリーズ争いの首位にわずか1ポイント差という状況でこのレースに臨みました。ポールポジションを獲得したことでポイントが加算され、この時点でシリーズ首位に上がったラベルでしたが、リバースオーダー(逆順形式)のためレースでのスタート順は6番手となりました。1周目で、それまでのポイントリーダーであるアンドリュー・カデルと絡み、マシンのボディにダメージを負いましたが、それでも4位でのフィニッシュを果たし、2レースを残した時点でのシリーズ首位を守りました。
日曜日のレースでは、日産の両ドライバーがポディウムに上がりました。
4万人超と記録的な大観衆を集めたこの日、モンスターエナジー日産フロンティアのカリーは、レースをトップでフィニッシュ。ヴィクトリーレーンでカリーは「優勝を目指してここにやってきた」と語りました。
2007年以来となるプロライトクラスチャンピオンが目前に迫ったラベルは、レース全般でカリーに次ぐ2位につけて、今季初の日産勢1-2フィニッシュを目指していました。しかし最終ラップで、タイトル争いのライバル、カデルに追い抜きを許してしまいました。それでもラベルは、ポイント争いでは大差をつけています。2012シーズンの最終戦は、9月下旬にカリフォルニアで開催。ここでは、タイトルを巡って勇敢なバトルが繰り広げられます。

PRO 2WDクラス

バークリバーでの土曜日のレースでは、予選で2位に入った日産タイタンのチャド・ホードが、リバースオーダー(逆順走行形式)のため5番手からスタートしました。ホードは4位まで順位を上げましたが、残り2周というところでホイール破損に見舞われました。
挽回を期して臨んだ日曜日、8番手からスタートしたホードは、終盤までに3位まで順位を上げます。しかし、ここでも不運に見舞われ、チェッカーフラッグ目前にして駆動系の不調に見舞われ、5位でのフィニッシュとなりました。

クランドン戦でプロ2WDクラスは、シーズン序盤にキャンセルとなったレースの代替分を金曜日に行う3レースイベントとして開催されました。金曜日のレースでは、チャド・ホードが、ライバル陣のミスやクラッシュでの利を得て、3位でポディウムフィニッシュを飾りました。
土曜日のレースでは2位につけていたホードでしたが、リアタイヤに不具合が発生したことでトラクションを失い、4位でのフィニッシュとなりました。
日曜日のレース、BOSS Snow Plow/AMSOIL日産タイタンのホードは、持ち前の強さと耐久性を発揮してプロ2WDクラスをリードしました。しかし、残り2周というところで、オフロードレースのベテラン、ロブ・マッカークレンに一瞬の隙をつかれ、オフロードレース200勝目を譲ることとなりました。
「これほど多くの観客が集まったのを見たのは初めてです」と北米日産のロン・スタケンバーグ。「ニッサングランドスタンドがなかったら、これだけの人を集客することはできなかったでしょう」


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