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ストラドビジョンとビューロン・テクノロジー韓国の物体認識テクノロジー企業が『センサーフュージョン』で提携

2021年7月13日

  

ストラドビジョンとビューロン・テクノロジー韓国の物体認識テクノロジー企業が
『センサーフュージョン』で提携

  

先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、ストラドビジョン)は2021年7月13日、LiDAR用知覚ソフトウェアおよび自律走行技術を提供するVueron Technology Co. Ltd.(韓国ソウル市、CEO キム・ジョセフ、ビューロン・テクノロジー)との提携により、従来技術に比べて大幅に精度が向上した物体認識技術『センサーフュージョン』の導入を発表しました。



センサーフュージョン(画面左)のイメージ (右上がカメラ、右下がLiDARの情報)

  

■カメラとLiDAR、韓国の物体認知テクノロジーのリーダーが提携
『センサーフュージョン』は、物体の形や色などのさまざまな情報を認識できるカメラの汎用性と、物体までの距離を数ミリ以内の誤差で測定できるLiDARの精度を組み合わせた技術です。この新技術は、ストラドビジョンのAIベースのカメラ知覚ソフトウェア『SVNet』と、ビューロン・テクノロジーのLiDARベースの知覚ソリューション『View.One』によって実現されます。カメラで収集した物体の画像データと、LiDARで描画した3次元点群を統合することで、既存の単一センサーによるソリューションよりも高精度に周囲の環境を認識します。
今回の提携により、『センサーフュージョン』の技術を世界の自動車業界に提供していく予定です。カメラの強みである物体の分類や車線検出と、LiDARの強みである物体位置認識や速度予測を組み合わせ、次世代の自動車業界に貢献します。

  

■ビューロン・テクノロジーについて
2019年に設立されたVueron Technology Co. Ltd.のミッションは、最高のLiDARソリューションを提供することで人々を安全にすることです。現在、ADAS、自律走行車、産業用安全・セキュリティシステム向けに最先端のLiDAR知覚ソフトウェアを提供しています。
『View.One』のAIベースアルゴリズムは、非常に少ない計算リソースでセンサー周辺のすべての物体を識別する、安定した実用的な知覚ソフトウェアを実現しています。自動車OEM、Tier-1サプライヤー、その他の業界プレーヤーと提携し、顧客の要求に応える実用的なLiDARソリューションを開発しています。 企業サイト:http://vueron.org/

〇ストラドビジョンのCEOキム・ジュナンのコメント
「自動車業界が期待を寄せるこの革新技術について、ビューロン・テクノロジーとの提携を発表できることを大変嬉しく思います。我々は『センサーフュージョン』が既存の知覚技術の限界を劇的に改善すると信じています。共に緊密に協力して技術を証明し、自動車業界に最先端のソリューションを提供していきます」

〇ビューロン・テクノロジーのCEOキム・ジョセフ氏のコメント
「自律走行のグローバルな競争が激化する中、各分野の専門家である国内のスタートアップ企業と協業することで、競争力のある技術で世界市場で成果を示すことができると期待しています。今回のコラボレーションにより、両社の技術をアップグレードすることで、次のレベルの技術を示すことができるでしょう」

  

■世界1300万車両で採用の物体認識AIソフトウェア『SVNet』
SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェアです。過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機などの対象物を正確に検出・識別することができます。また、SVMソリューションとの連携で、自動駐車支援を実現します。

SVNetは既に14種類以上のハードウェアプラットフォームに対応しており、特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。

現在、ドイツ・中国市場をはじめ9社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で1300万台の量産車に導入される予定となっています。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開しています。

■ストラドビジョンについて
2014年に設立されたStradVision, Inc.は、高度な運転支援システム(ADAS)向けの、画像処理AI技術のパイオニアです。競合他社と比較し、数分の一のコストでADAS機能を利用できるようにすることで、自律走行車の登場を加速しています。

現代自動車やLGエレクトロニクス、IDG Capital、アイシングループなどからの出資を受け、ソウル、サンノゼ、東京、ミュンヘンに拠点を構え、データアルゴリズムのエンジニアをはじめとする140名以上のチームによって、完全自律走行車両の実現を促進すべく事業を展開しています。

2020年には、NVIDIA だけでなく、ルネサス主催『R-Carコンソーシアム』のプロアクティブ・パートナー・プログラムにも選出され、『Autonomous Vehicle Technology ACES Award in Autonomy(ソフトウェア部門)』も受賞しています。

ドイツの大手自動車メーカーと提携し、同社の車両ラインナップのナビゲーションシステムおよび車線維持支援システム(LKAS)にAR(拡張現実)を提供しています。また、世界的なTier1自動車メーカーと提携し、自動駐車支援(APA)などのパークアシスト機能をサポートするサラウンド・ビュー・モニタリング(SVM)アルゴリズムの提供を開始しました。

日本市場においては、2020年8月には大手システムオンチップ(SoC)ソリューション企業である株式会社ソシオネクストと、日本市場へのSVNetの供給を拡大するための協業契約を締結しております。

なお、国際的な品質マネジメント規格ISO 9001:2015と、情報セキュリティ規格ISO 27001:2013の認証も取得しています。

代表者:CEO / Ph.D & CFA 金埈焕(キム・ジュナン)
韓国本社:3Fl. 464, Gangnam-daero, Gangnam-gu, Seoul, 06123, Republic of Korea
米国本社:3003 N 1st St #319, San Jose CA 95134, USA
ネットワーク:韓国、日本、中国、ドイツ、アメリカ
URL:https://stradvision.com/ja/home-ja/

■一般・法人の方からのお問い合わせ
ストラドビジョン株式会社
東京都新宿区西新宿8-14-18
03-6279-1053(代表)
toshihiro.sato@stradvision.com
お問い合わせ:https://stradvision.com/ja/contact-ja/

  

  

  

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