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M ハイ・パフォーマンス・モデル「BMW M3」および「BMW M4」が誕生【ビー・エム・ダブリュー】

2020年12月22日

M ハイ・パフォーマンス・モデル「BMW M3」および「BMW M4」が誕生

サーキット走行を可能にする M ハイ・パフォーマンス・モデル
より高いサーキットでのパフォーマンスを高めたコンペティショル・モデル、トラック・パッケージをラインアップ
M4 にはドライバーの意のままにシフト・アップやダウンが可能となるマニュアル・トランスミッション・モデルもラインアップに追加

ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: クリスチャン・ヴィードマン)は、サーキットでの運動性能を極限まで高めた M ハイ・パフォーマンス・モデル「BMW M3」および「BMW M4」を、全国の正規ディーラーにて、本日より販売を開始すると発表した。納車は、本年 3 月以降を予定している。

BMW M 社が開発する高性能マシン M モデルには、2 つのカテゴリーがある。1 つはサーキットでの走行を可能とした M ハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた M パフォーマンス・モデルである。
今回発表の BMW M3 および BMW M4 は M ハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。

BMW M3 および BMW M4 Competition は、サーキットでの走行を可能とするハイ・パフォーマンス・モデルでありながら、高性能 3 眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備*となり、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なモデルへと進化している。
*: トラック・パッケージを除く

コネクティビティにおいても大幅な進化を遂げ、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。Apple CarPlay への対応、BMW コネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性を大幅に高めている。また、車両のキーを持たずとも、iPhone をドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、エンジンの始動も可能である。

デザイン
BMW M3 および BMW M4 のフロント・デザインは、迫力ある縦型の大型キドニー・グリルを採用し、水平方向にはダブル・バーを採用、大出力にあわせエンジンの冷却性能を高めるために大型のエア・インテークを採用することで、他のモデルとの差別化をはかっている。サイド・デザインにおいては、M モデル専用となるサイド・ギル、ドア・ミラー、ダウン・フォース性能を得るためのリア・スポイラーを標準装備している。リア・デザインにおいては、迫力のある M スポーツ・エキゾースト、空力特性を高めるためのディフューザー、さらにトレッドをワイドにすることで、後ろ姿からもハイ・パフォーマンス・モデルであることを主張している。

インテリア・デザインにおいては、M スポーツ・シート、M ロゴが輝くドア・シル、M モデル専用にデザインされたメーター・パネル、M 専用ステアリングを採用することで、車内にいても、高揚感の高まるドライビング・フィールを感じられる。よりスポーツ走行に適した M カーボン・バケット・シートを、オプション装備品として用意している。

ドライビング・ダイナミクス
BMW M4 には、最高出力 480PS(353kW)/ 6,250rpm、最大トルク 550Nm/2,650-6,130rpm を発揮する直列 6 気筒 BMW M ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、0-100km/h 加速は 4.2 秒*を実現している。BMW M3 および BMW M4 Competition においては、さらに出力を高め、最高出力 510‘PS(375kW)/ 6,250rpm、最大トルク 650Nm/2,750-5,500rpm を発揮する。圧力損失を最小限にし流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化し高効率を実現すうる吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を、余すことなく採用している。

ボディ含め、ドライブ・トレーンを構成する各種パーツには、アルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能を高めている。さあに、M アダプティブ・サスペンションを標準装備することで、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現している。

よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキ・ディスク、軽量化された 6 ポッド M コンパウンド・ブレーキを標準装備している。さらに、耐摩耗性能、耐熱性能をより高めた M カーボン・セラミック・ブレーキを、オプション装備可能である。

トランスミッションには、ドライブロジック付きの 8 速 M ステップトロニック・オートマチック・トランスミッションを採用し、サーキット走行から、快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。さらに、M4 には、ドライバーの意のままにシフト・アップ、ダウンが可能な、マニュアル・トランスミッションを用意している。

ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載
BMW M3 および BMW M4Competition には、BMW 社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載*1 される。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路*2での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能*3となる。 *1: トラック・パッケージを除く
*2: 高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
*3: SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル 2 の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。

安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備
高性能 3 眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを標準装備*している。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。

さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両が直前に前進したルート最大 50m までを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
*: トラック・パッケージを除く

BMW コネクテッド・ドライブ
BMW コネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をIT ネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして 2013 年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2018 年 8 月には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「BMW Connected*」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。
*: iOS のみ対応。

BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)
BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI 技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる BMW 最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMW のインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、「4 シ リーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。

3 年間の主要メインテナンスが無償となる BMW サービス・インクルーシブ・プラス
新型 BMW 4 シリーズには、3 年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」は、2016 年より BMW 全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。

トラック・パッケージ
極限のサーキットでの走行を可能とするトラック・パッケージ・モデルを、BMW M3 および BMW M4 Competition のラインアップに用意している。運動性能をより高めるため、先進安全機能を装備しないことで、約 25kg の軽量化を実現している。一方、M ドライバー・パッケージ、M カーボン・セラミック・ブレーキ、M カーボン・バケット・シート、M ドライバー・パッケージ等を標準装備とすることで、よりサーキット走行を意識したモデルとしている。

主な車両諸元
・BMW M3 Competition
全長 4,805mm、全幅 1,905mm、全高 1,435mm、ホイールベース 2,855mm、車両重量 1,740kg、車両総重量 2,015kg、排気量 2,992cc、直列 6 気筒ガソリン・エンジン、最高出力 510PS(375kW)/6,250rpm、最大トルク 650Nm/2,750rpm-5,500rpm

・BMW M4
全長 4,805mm、全幅 1,885mm、全高 1,395mm、ホイールベース 2,855mm、車両重量 1,710kg、車両総重量 1,930kg、排気量 2,992cc、直列 6 気筒ガソリン・エンジン、最高出力 480PS(353kW)/6,250rpm、最大トルク 550Nm/2,650rpm-6,130rpm

・BMW M4 Competition
全長 4,805mm、全幅 1,885mm、全高 1,395mm、ホイールベース 2,855mm、車両重量 1,730kg、車両総重量 1,950kg、排気量 2,992cc、直列 6 気筒ガソリン・エンジン、最高出力 510PS(375kW)/6,250rpm、最大トルク 650Nm/2,750rpm-5,500rpm








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