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電動車販売が好調な1年を経てゲント工場の電気自動車(BEV)の生産能力を3倍に拡大【ボルボ・カー・ジャパン】

2021年1月7日

ボルボ・カーズは、充電可能なモデルとなるリチャージ・ラインアップ(BEV、PHEV)の急速な需要増に対応するため、ベルギーのゲント工場で電気自動車(BEV)の生産能力を3倍に増強します。

2020年の通期販売実績において、総販売台数に占めるリチャージ・モデルの割合が、2019年と比較して2倍以上に増加するなど、充電可能なリチャージ・モデルの需要が大きく伸びていることを示しています。

2022年までには、ゲント工場の電気自動車(BEV)の生産能力は現在の3倍以上になり、工場全体の生産能力の約60%に達します。ゲント工場では現在、CMAアーキテクチャをベースにしたボルボ2番目となる電気自動車(BEV)を今年後半に生産開始する準備を進めています。同工場では、ボルボ初の電気自動車であるXC40 Recharge(BEV)と、XC40(PHEV)をすでに生産しています。

「当社の未来は電気自動車であり、お客様はわたしたちのリチャージ・ラインナップを高く評価しています。ラインナップの電動化を進め、生産能力を向上させていく中で、ゲント工場は当社のグローバルな製造ネットワークにとっての先駆者となります」と、グローバルインダストリアルオペレーションおよび品質責任者のハビエル・ヴァレラは述べています。

ボルボ・カーズは、プレミアム電気自動車会社になることを目指しており、今後数年のうちに複数の電気自動車を発売する予定です。2025年までには、世界販売台数の50%が電気自動車(BEV)で、残りがハイブリッド車となることを目標としています。

ゲント工場は、ボルボの世界的な製造ネットワークの中で初めて電気自動車の製造を開始した工場ですが、ボルボ・カーズは、他の世界各国の工場においても電気自動車の生産能力を高める計画です。

ボルボ・カーズは次世代ボルボ車用モーターの社内設計と開発にも大規模な投資を行っており、今後数年間で 7億SEK を投資する計画です。また、2020年代半ばまでにスウェーデンのショブデにあるパワートレイン工場で、モーターの完全な自社生産を確立する計画を先月発表しました。

ボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)会社概要
ボルボ・カーズは、1927年に創業した高級自動車ブランドの一つです。2019年度において営業利益143億SEK(スウェーデン・クローナ)(前年:142億SEK)、売上高2,741億SEK(前年:2,527億SEK)を記録しました。2019年通期の世界販売台数は、前年比109.8%となる過去最高の705,452台(前年:642,253台)を達成しました。2019年時の正社員数は41,500人で、本社、製品開発部門、マーケティング・総務部門の主な拠点はスウェーデンのイェーテボリにあり、アジア太平洋地域本社は中国・上海にあります。主な生産拠点は、イェーテボリ(スウェーデン)、ゲント(ベルギー)、サウスカロライナ州(米国)、成都および大慶(中国)で、そのほかショブデ(スウェーデン)と張家口(中国)にエンジン工場があり、オルフストローム(スウェーデン)に車体部品工場があります。ボルボ・カーズは、新企業目標「Freedom to Move(モビリティの自由)」のもと、個々のニーズを満たせる持続可能で安全なモビリティをお客様に提供することを目指しています。この目標のもと、今後5年間での電気自動車の世界販売台数50%の達成や、収益の半分をダイレクトコンシューマービジネスで生み出すことなど、当社の多くの戦略にも反映されています。当社は2040年までにクライメートニュートラルを実現することを目標に、CO排出量の継続的な削減に取り組んでいます。

本プレスリリースは、1月7日スウェーデン本社発の翻訳版です

  

  

  

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#2021年1月7日