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Scienlab充電アナライザーのポートフォリオを拡充 電気自動車およびEV充電機器向けの高出力・超急速充電とEMC対応の新たな2製品を発表【キーサイト・テクノロジー】

2020年7月15日

キーサイト・テクノロジー、Scienlab充電アナライザーのポートフォリオを拡充
電気自動車およびEV充電機器向けの高出力・超急速充電とEMC対応の新たな2製品を発表

東京、2020年7 月15日発 – エンタープライズ、サービスプロバイダー、政府などのお客様がイノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界の実現を支援する、キーサイト・テクノロジーズ・インク(CEO:ロン・ネルセシアン、米国カリフォルニア州サンタローザ、NYSE:KEYS、日本法人:キーサイト・テクノロジー株式会社、以下「キーサイト」)はScienlab充電アナライザー(Charging Discovery System:CDS)のポートフォリオを拡充し、新たに電気自動車(EV)向けおよびEV充電機器(EVSE)向けの充電インタフェースを試験および検証する2種類のソリューションを発表します。2種類のソリューションは、ACもしくはDC充電中に使用されるEMC対応CDSと高出力・超急速充電対応CDSです。

高出力充電の規格は急速に進化を続け、さらにEMC規格への準拠も求められています。プロジェクトマネージャーやテストエンジニアなど担当者は、エレクトロモビリティ(E Mobility)の進化する充電規格に対応するのに苦労しています。現在、これらの開発担当者は、仕向け地の各規格に合わせて、手動でテスト方法を変更し動作検証を行っています。

キーサイトScienlabの最新のソリューションにより、テストを自動化して生産性を向上させ、テスト時間とコストを削減することができます。EMC試験向けに最適化された当社のScienlab CDS EMCシリーズは、特別なEMC対応のシールド設計とその中に組み込まれた低ノイズコンポーネントにより、Scienlab CDSからの放射ノイズは最小限に抑えられています。これにより、干渉することなく、実際の充電条件下でEVおよびEVSEのEMC試験が可能になります。

また、CDS EMCシリーズは、電波暗室内で伝導または放射イミュニティおよびエミッション試験に使用されますが、外部電磁界の影響を受けないために、イミュニティ試験中に試験対象であるEVやEVSEの近くに配置することができます。これにより、正確で歪みのない測定を行うことができます。

さらに、キーサイトは、高出力充電中にEVおよびEVSEのテストを可能にする唯一の完全なモジュール式テストソリューションであるScienlab CDS ハイパワーシリーズを発売します。このScienlab ハイパワー CDSを使用すると、高出力充電も含めて相互接続性に必要なテストを世界中の主要な充電規格に基づいていち早く実行できるため、製品の市場投入までの時間を短縮することができ、充電品質における基準とすることができます。

キーサイトのAutomotive and Energy Scienlab E-Mobility事業部のシニアマネージャーであるDr. Michael Schugtは、次のように述べています。「2つの新しい画期的なソリューションにより、当社の充電アナライザーシステムのポートフォリオは、世界中のすべてのEVおよびEVSEの充電インタフェーステストを網羅します。モジュール型で柔軟性のある設計と、進化する充電規格に対応するテストケースを継続的に開発しお客様に提供することにより、ハードウェアとソフトウェアの性能を将来にわたり保証する総合的なソリューションを提供できることを誇りに思います」

キーサイトのScienlab 充電アナライザー・システムポートフォリオは、主要な特長として、充電ステーション、自動車メーカー、およびテスト施設での使用に対して、以下の機能を提供します。

• 世界の主要充電規格に全て対応
• モジュール式の柔軟なシステムアーキテクチャで通信プロトコルおよび電源フローのテストに対応
• 自動化されたテストケースを提供
• すべてのキーサイトScienlab ACおよびDC電源との完全な互換性
• 直感的に使いやすいソフトウェア

世界各国の政府は、大気汚染と騒音を減らすために、補助金の提供や規制を制定し、企業と消費者に電気自動車の投資を奨励しています。キーサイトは、移行期にある自動車エネルギーおよび通信業界を、デザイン、テストおよび検証ソリューションでサポートしています。当社のScienlabグループは、キーサイトに買収される前の2016年から、自動車エコシステムの業界団体であるCharging Interface InitiativeCharging Interface Initiative (CharIN) に参加し、電気自動車充電の国際標準の確立を支援しています。また、当社は主要なEV充電規格のひとつであるCHAdeMO協会の会員でもあります。キーサイトのCDSソリューションは、既存の世界的な充電規格をすべてカバーしており、ユーザーがあらゆるEV、EVSEの充電における相互接続性を検証できるモジュール設計を採用しています。

キーサイト・テクノロジーについて
キーサイト・テクノロジーは、エンタープライズ、サービスプロバイダー、政府などのお客様がイノベーションを加速し、あらゆるものが安全につながる世界を実現できるように支援しています。 当社は、お客様がより迅速に低価格で市場導入できるように、設計シミュレーションから、プロトタイプ検証、製造テスト、ネットワークとクラウド環境の最適化などのソリューションを提供しています。 当社のお客様は、世界各国の通信エコシステム、航空宇宙/防衛、自動車、エネルギー、半導体、一般電子機器エンドマーケットなど、多岐に渡っています。 2019年度の売上高は、43億ドルでした。 キーサイトについての詳細は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。www.keysight.co.jp








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