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プラグインハイブリッドモデル「C 350 e アバンギャルド」を追加特別仕様車ローレウスエディションを追加 装備・機能を一部改良【メルセデス・ベンツ】

2019年9月2日

メルセデス・ベンツ Cクラス

・セダンにプラグインハイブリッドモデル「C 350 e アバンギャルド」を追加
・ C 200/C 200 4MATIC/C 220 d アバンギャルド(セダン/ステーションワゴン)をベース に特別仕様車「ローレウスエディション」を追加
・ C 180に新型エンジンを搭載
・ 新規オプションを設定

 メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、Cクラス(セダン)にプラグインハイブリッドモデル「C350eアバンギャルド」とCクラス(セダン/ステーションワゴン)に特別仕様車「ローレウスエディション」を追加、および「Cクラス(セダン/ステーションワゴン/クーペ/カブリオレ)」の装備を一部変更するとともにメーカー希望小売価格を改定し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて本日より注文の受付を開始します。なお、お客様への納車は、C350eアバンギャルドおよびC180は本年10月頃より順次、ローレウスエディション等その他モデルを本日より順次予定しております。

  Cクラスは1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされているモデルです。2014年から販売している従来型Cクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約6万9千台を販売し、2015年以来、年間のセグメントナンバー1*1を達成し続け、数々の賞を受賞するなど、多くのお客様に高い評価をいただいてまいりました。
*1:欧州委員会の分類概念に基づいた輸入車Dセグメント そして2018年、安全性と快適性、効率性を高次元で融合する「インテリジェントドライブ」がフラッグシップモデルの「Sクラス」と同レベルに大きく進化、新開発のパワートレインを導入するなど、安全性と快適性、効率性をさらに向上し、デザインを一新して生まれ変わりました。

プラグインハイブリッドモデル「C350eアバンギャルド」(セダン)
  C350eアバンギャルドのパワートレインには、最高出力211PS(155kW)、最大トルク350Nmの2.0リッター直列4気筒直噴ターボエンジンに、最高出力122PS(90kW)、最大トルク440Nmを発生しブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターを組み合わせました。

  システム全体で320PS(235kW)/700Nmを発生し、ガソリンエンジンと高出力電気モーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジンモデル、EV、ハイブリッドモデルの特長を生かしたハイパフォーマンスを発揮するプラグインハイブリッドモデルです。

また、市街地から高速道路まで幅広く電気モーターのみで走行が可能です(最高速度:130km/h)。航続距離は最大約54km*1です。

  なお、走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行うため、充電設備が無い場合でも電気モーターのみでの走行が可能です。

  このシステムは、以下の4つのモードを備えています。

  HYBRID:走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンと電気モーターを
       併用します。高出力電気モーターのブースト機能により途切れの無い加速感を味わうことができます。
  E-MODE:電気モーターのみで約54km*1の走行と最高速度130km/hの走行を実現し、
       市街地から高速道路まで静粛性に優れたドライビングを楽しむことができます。
  E-SAVE:その時点でのバッテリーの充電レベルを維持します。
  CHARGE:走行しながらバッテリーを充電します。

 高電圧リチウムイオンバッテリーの充電時間(AC200V電源使用)は、メルセデス・ベンツ純正ウォールユニット(6.0kW)の場合は約2時間*2です。13.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載していながらトランク容量は300Lを確保し、プラグインハイブリッドモデルであるにも関わらず、十分なユーティリティ性を確保しています。
*1:欧州参考値(WLTP)
*2:自社調べ。

  C350eアバンギャルドは「インテリジェントアクセルペダル」を備えています。「プレッシャポイント機能」は、EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現します。「ダブルパルス機能」は、ディスタンスアシスト・ディストロニック同様、レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行っている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防ぎます。

  C350eアバンギャルドには、連続可変ダンパーとマルチチャンバーエアサスペンションを電子制御することで、快適性と俊敏性を高いレベルで両立するAIRBODYCONTROLサスペンション、スポーティなエクステリアとインテリアを演出する装備が施されるAMGライン、本革シート、BurmesterⓇサラウンドサウンドシステム、Cクラス専用デザインの12.3インチコックピットディスプレイ等が装備されるレザーエクスクルーシブパッケージをオプション設定しています。

特別仕様車「ローレウスエディション」
(C200/C2004MATIC/C220dのセダンおよびステーションワゴン)
  今回ラインアップに追加する特別仕様車「C200ローレウスエディション」「C2004MATICローレウスエディション」と「C220dローレウスエディション」は、セダンおよびステーションワゴンに設定され、スポーティなエクステリアを演出するAMGスタイリングパッケージや、Qi規格対応機種の携帯電話を無線充電する「ワイヤレスチャージング機能」を標準装備しています。新たに、真上から自車を見ているようなトップビューなど車両周辺の状況が直感的に把握できる360°カメラシステムやシートベンチレーター(前席)などを装備する「レザーエクスクルーシブパッケージ」をオプション設定しました。また、全てのローレウスエディションのセンターコンソールには「Laureus」のロゴがデザインされたバッジが装着されます。

C180に新型エンジンを搭載(セダン/ステーションワゴン/クーペ/カブリオレ)
C180には1.5リッター直列4気筒ターボエンジン「M264」を搭載しました。

  「M264」は最高出力156PS(115kW)、最大トルク250Nmを発生します。ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「カムトロニック」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現しています。また、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、「CONICSHAPE®加工」を採用しています。これは、シリンダーウォールをフォームホーニング加工する際に、シリンダーウォールを底部に向けてやや広がる形とすることで、ピストンスカート部に発生する摩擦を低減する技術です。

その他の変更
▶ 新外装色「グラファイトグレー」を設定:63/63Sモデルを除くセダン/ステーションワゴンに設定
▶ 新規オプションを設定
  ・ドライブレコーダー(フロント):全モデルに設定
  ・ドライブレコーダー(フロント・リア):セダン/ステーションワゴンに設定
  ・LEDロゴプロジェクター:セダン/ステーションワゴンのAMGモデル以外に設定
  ・AMGロゴプロジェクター:セダン/ステーションワゴンのAMGモデルに設定
  ・ETC2.0対応車載器:セダン/ステーションワゴンのAMGモデル以外に設定

 なお、新型「Cクラス」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。さらに、C350eアバンギャルドには、新車登録日から6年間または総走行距離10万km到達時のいずれかまでバッテリーを無償で交換または修理する特別保証をご用意しております。

  また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを3回無料でご利用いただける週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。

  メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージでご提供する「メンテナンスプラス*3」をご用意しています。
*3:新車登録日から59ヶ月後の応当日の前日、または総走行距離75,000km到達時の
  いずれか早い時点で終了となります。63モデルは対象外。

Cクラスの特長詳細
「インテリジェントドライブ」

飛躍的に進化した「レーダーセーフティパッケージ」
  高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになり、機能が大きく強化されました。

 ・アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)
 ・アクティブステアリングアシスト

  「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」は、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節します。減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキを自動調整してスムーズに減速し、先行車が停止した場合は自車も停止します。また、新たに停止している先行車の検知も可能となりました。先行車および停止中の車両との距離が突然縮まった場合には、警告灯と警告音でドライバーに知らせます。

  自動再発進機能も備わり、高速道路での渋滞時に自動停止した際、30秒以内に先行車が発進した場合は、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動で再発進します(一般道では3秒以内)。30秒以上停止していた場合は、アクセルを軽く踏む、またはステアリング上のスイッチを使用して再発進が可能です。

  「アクティブステアリングアシスト」は、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシスト*6します。
*6:アクティブディスタンス・ディストロニック(自動再発進機能付)作動速度範囲:0~約210km/h
  設定可能速度範囲:約20~210km/h
*7:車線が不明瞭な場合のアクティブステアリングアシスト作動範囲:0~約130km/h

・渋滞時緊急ブレーキ機能
ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーで、先行車およびその左右の車線を監視します。突然渋滞の最後尾が現れた場合などに、前走車との衝突の危険を検知します。その左右などに回避スペースが無いと判断すると、即座に自動ブレーキが作動し、衝突回避または被害軽減を図ります。回避スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。ただし、ドライバーが反応しない、または回避操作が遅れて衝突が回避できないと判断した場合には、即座に自動ブレーキが作動します。さらに、渋滞末尾で回避操作を行う空間的余裕がない危険な状況を検知して、通常よりはるかに早い段階でブレーキを自動で作動させる機能も搭載しました。

・アクティブレーンチェンジングアシスト
 高速道路を走行時にアクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーがウインカーを点滅させると3秒後に車両周囲を監視しているセンサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線を変更します。また、ドライバーがウインカーを作動させたときに周囲の状況により車線変更ができない場合でも、10秒以内であれば、システムが車線変更できるかどうか確認し続け、自動で車線変更を行います。その際、作動状況をマルチファンクションディスプレイに表示します。
*8:作動速度範囲:約80km/h~180km/h(一般道での利用不可)

・アクティブエマージェンシーストップアシスト
アクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、警告灯と警告音によってステアリングを握るよう促し、それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンの操作の反応が無い場合は、さらに警告音を鳴らしながら、緩やかに減速して停止します。また、車両停止後は自動的にパーキングブレーキがかかることで、後方からの衝突による二次災害を防止します。

・アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)
先行車、前を横切る車両や合流してくる車両、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに警告します。必要な場合はシステムが衝突を回避するために強力な制動力を発揮できるようブレーキ圧を高めます。同時に、前席のシートベルトの巻き上げや助手席のシートポジション修正など、衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE®機能も作動します。ドライバーが反応しない場合、システムが衝突を避けられないと判断して、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動します。衝突の回避もしくは被害軽減を効果的にサポートします。なお、交差点での車両飛び出しにも対応します。
*9:作動速度範囲:約7~250km/h
*10:歩行者検知機能作動減速範囲:約7~70km/h
*11:作動速度範囲は、気象条件や道路状況等により変動することがあります。

・緊急回避補助システム 車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの衝突の危険を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストします。また、回避後の車線復帰も同様にサポートします。
*12:作動速度範囲:約20~70km/h

・トラフィックサインアシスト
  一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載します。

・アクティブレーンキーピングアシスト
  フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告します。ドライバーが反応しない場合は自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻そうとします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合にのみ作動します。
*13:作動速度範囲:約60km/h~200km/h

・アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付)
リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。さらに、30km/h以上で走行の際に側面衝突の危険がある時にはブレーキを自動制御して、危険回避をサポートします。追い越し車線に移ろうとして斜め後ろにいる車両に気づかなかった時など、ドライバーの不注意によるミスを予防し、安全な走行を支援します。また、メルセデス・ベンツ初の機能として、エンジン停止から3分間、障害物が後方から近づくと、サイドミラー外側の警告灯が点灯し、さらにドアを開けようとすると、警告音を発することで、死角から近づく障害物と、開けたドアが接触することを防止する「降車時警告機能」を追加しました。
*14:作動速度範囲:約12~200km/h
*15:自動コース修正作動減速範囲:約30~200km/h

・リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
リアバンパーに設置されたレーダーセンサーが後方のクルマを監視して車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、インジケーターによりドライバーに警告します。自車が停止中で後続車が十分に減速しない場合は、後方からの衝突に備えてブレーキ圧を高めます。これにより玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。さらにシートベルトテンショナーも作動させ、衝撃の影響の低減を図ります。

・PRE-SAFE®サウンド
システムが不可避の衝突を検知すると、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を発生させ、鼓膜の振動を内耳に伝えるあぶみ骨筋の反射収縮反応を引き起こします。この収縮によって衝撃音の内耳への伝達を軽減します。

ドライバーを支援するその他のシステム
・ドライブアウェイアシスト
  車両前方もしくは後方1m以内に障害物があり、その方向に進むギアを選択した場合、アクセルを強く踏んでも時速2km/h以上の速度が出ず、警告音によりドライバーに誤操作の可能性があることを警告します。
*16:停止した際に、一旦Pにシフトした後、DかRに入れる必要があります。
  通常走行中に停止し、Pにシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。
*17:時速2km/hで走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。
*18:停止した際に障害物から1m以上離れている場合、本機能は作動しません。
*19:パークトロニックとアクティブステアリングアシストの動作をONに設定する必要があります。

・アクティブパーキングアシスト
約35km/h以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを自動で検出し、縦列駐車、並列駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートします。自動操舵・ブレーキ・シフトチェンジ・速度コントロール機能により、自動で駐車します。複数の駐車スペースを選択することもできます。ブラインドスポットアシストとの組み合わせで働く「リアクロストラフィックアラート」は、並列駐車スペースからバックで出る際に、後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させます。

・マルチビームLED(ウルトラハイビーム付)
  ステレオマルチパーパスカメラと4つのコントロールユニットにより、理想的な配光パターンを毎秒100回の頻度で解析することで、片側84個のLEDを高精度に正確に配光します。道路標識の反射が起こらないように前方を照射することや雨天時に路面からの反射を抑えドライバーに見やすい視界を提供することも可能です。さらに、対向車の眩惑防止はもちろんのこと、カーブを検知すると前もって配光パターンを制御し、カーブの先を早めに照らすことで安全性を高めます。新たにハイビームを補う「ウルトハイビーム」が備わり、40km/h以上の速度で走行している際、約650m以上の距離にわたって1ルクスを上回る明るさで照射し視認性を高め、安全性に寄与します。








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