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Nissan GT-R NISMO GT500が優勝及び3位表彰台【日産自動車】

2019年9月11日

Nissan GT-R NISMO GT500が優勝及び3位表彰台
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R、雨のレースを制しチーム初優勝を果たす SUPER GT 2019第7戦レースレポート

9月22日 スポーツランドSUGO

  

【GT500クラス】
SUPER GT第7戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レースが9月22日にスポーツランドSUGO(宮城県)で行われ、予選7位からスタートした#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手 晃平/フレデリック・マコヴィッキ)が序盤から追い上げのレースを展開。中盤に首位に立つと、2位に20秒近い大差をつけてトップチェッカーを受け、チーム初優勝を果たしました。また、予選10位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)が3位となり、NISSAN GT-R NISMO GT500が1-3フィニッシュを飾りました。

決勝日のスポーツランドSUGOは朝から曇り空。スタート進行が始まる頃には小雨が降り始めました。グリッドウォークが終わる頃には雨粒も少し大きくなってきましたが、コースコンディションはタイヤ選択に悩む状況で、#3 GT-R、#23 GT-Rと#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木 大樹/ジェームス・ロシター)はウェットタイヤでのスタートを選択。#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星 明誠/ヤン・マーデンボロー)はスリックタイヤを選択しました。

決勝レースはセーフティカー(SC)先導のもとでスタート。4周目に実質のスタートが切られると、スリックタイヤを履いていたライバル勢が大きく後退し、この周で#3 GT-Rは5位に、#23 GT-Rは7位にポジションアップします。#3 GT-Rのスタートドライバーを務めた平手は、さらに8周目に3位に浮上。2位と4位とはギャップが開いていたことから単独3位で周回を重ねました。#23 GT-Rのスタートドライバーはクインタレッリで、4周目以降もペース良く走行し、8周目に5位、12周目には4位にポジションアップしました。2台のGT-Rは3位、4位をキープしてレース中盤まで周回。#23 GT-Rは31周を終えてピット作業に向かい、タイヤ交換とガソリン補給を済ませ、松田にドライバー交代してコースに復帰しました。#3 GT-Rは34周を終えてピットイン。こちらもタイヤ交換とガソリン補給を行い、マコヴィッキに交代しました。

この時点では、タイヤ無交換の作戦を採っていたライバル勢が先行しており、#3 GT-Rは暫定5位、#23 GT-Rは6位に。36周目には、前方のトラフィックに詰まってしまったマコヴィッキは松田にかわされ、順位が逆転しました。上位陣とはギャップが開いていましたが、37周目に#12 GT-Rが1コーナー先でコースアウトし、グラベルにストップしてしまったことからSCが導入されます。このSCにより、上位陣との差が帳消しになると、44周目のリスタートでマコヴィッキが松田をかわし、ポジションを奪い返しました。先頭を走っていたマシンはルーティンのピット作業に向かったため、この時点で#3 GT-Rは4位、#23 GT-Rは5位に。さらにマコヴィッキは、前を走る#6 LC500を1コーナーでパスし、表彰台圏内に入りました。#23 GT-Rも続いて最終コーナーで#6 LC500をかわしポジションアップ。#3 GT-Rはさらに2台を、2周立て続けに1コーナーでかわして54周目についにトップに躍り出ました。

雨の量も増え、水しぶきも大きい中、マコヴィッキは他のマシンよりも1~2秒速いラップタイムを連発し、2位のマシンと大きく差をつけていきます。最終ラップまでペースも安定し、トップチェッカーを受けました。NISSAN GT-R NISMO GT500の今シーズン初優勝で、NDDP RACINGとしてはGT500での初優勝となりました。

#3 GT-Rに続いていた#23 GT-Rは、51周目に1台にかわされ3位でチェッカーを受け、今季4度目の表彰台を獲得。タイトル獲得の可能性を最終戦につなげました。

#12 GT-Rはスタートドライバーのロシターから佐々木へとつなぎましたが、37周目にコースアウト。その後レースに復帰し、5周遅れの14位となりました。#24 GT-Rは10周目にウェットタイヤに交換し、29周目にはドライバー交代。この後もタイヤ交換を行ったため、他車より多くピット作業を行うことになり、15位となりました。

平手 晃平(#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R /優勝)
「非常に嬉しいです。今シーズンから日産に移籍して、ここまで速さはあるものの結果につなげられないレースが続いていました。チーム、ミシュランタイヤ、NISMO、みんなが、なんとかここで表彰台を…という気持ちでSUGOに臨みましたが、結果、素晴らしい形で勝つことができました。雨や周囲の状況を見て、自分たちの経験を踏まえてベストなタイヤ選択ができて、いいペースで前を追いかけることができましたし、後半スティントのフレッド(マコヴィッキ)にもいいフィードバックができたと思います。GT-Rにとって今シーズンの初優勝、そしてチームとしてGT500での初優勝となり、とても嬉しく思います」

フレデリック・マコヴィッキ(#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R /優勝)
「最高の気分です。ここまで何戦かクルマの調子は良く、もう少し細かいところまで詰めることができればいい結果を出せる力はあったのですが、GT500クラスのレベルは非常に高く、なかなか表彰台に上がることができませんでした。今日は細かいところまで完璧で、パーフェクトなレースでした。セーフティカーが入ってギャップがなくなり、タイヤが冷えた状態でのリスタートとなりましたが、それをうまく利用して前に出ることができました。タフな状況の中で、実力を出し切れましたね。最終戦もいい形で戦いたいです」

【GT300クラス】
予選4位の#56リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰 一貴/サッシャ・フェネストラズ)は、ウェットタイヤを選択して決勝レースをスタート。#56 GT-Rは一時2位までポジションアップに成功します。その後、5位まで後退しましたが、雨量が変わり難しいコンディションの中、4台での2~5位争いが激化。#56 GT-Rはオーバーテイクの場面も見せましたが、最終的には5位でチェッカー。シリーズポイントを加算し、タイトル争いに望みをつなげました。





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