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次世代車向け戦略投資「鋼材熱処理炉」竣工【愛知製鋼】

2019年9月11日

次世代車向け戦略投資「鋼材熱処理炉」竣工
~需要拡大を見据えたモノづくり基盤強化でお客様ニーズに貢献~

 愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、代表取締役社長:藤岡高広)は、HV・EVなどの次世代車を含めて高い需要が見込まれる特殊鋼鋼材向けの新熱処理炉を設置し、本日(9月11日)、竣工式を執り行いました。

  本熱処理炉により熱処理される鋼材は、次世代車でもギヤなどに加工して使用される鋼種で、お客様ごとに熱処理条件が複雑かつ多様化しており、生産能力の確保に加え、品質の安定・生産性向上・確実な納期対応が課題となっていました。本熱処理炉は、これらの課題を解決し、お客様からのご要望にお応えすると共に、工場内に離れて配置されている設備を集約・統廃合し、老朽化更新を含め、更なる安全・生産性向上を実現するライン構成としました。

  具体的には、熱処理炉本体の安全性はもちろん、CO2排出低減、搬送装置自動化による作業効率アップを図ると共に、生産能力を従来比で50%向上させ、将来に渡る鋼材の安定供給を実現します。

  当社は、将来を見据えた特殊鋼鋼材の生産性・品質向上によるモノづくりの抜本的な基盤強化を目的に、今後も鋼材生産プロセス改革を計画的に推進し、品質・コスト競争力に優れた製品をタイムリーに提供することで、お客様ニーズに貢献していきます。

  なお、竣工した設備の概要は下記のとおりです。

1.設備名称:連続焼なまし炉(66号炉)

2.設置場所:当社知多工場内

3.投資概要:
   1)投資額約20億円
   2)着工2018年6月
   3)稼動開始2019年9月
   4)生産品目特殊鋼鋼材

4.仕様:
   1)熱処理種類焼なまし、焼ならし
   2)炉形式ローラハース式
   3)使用燃料LNG4)対象寸法φ10~250mm
   5)長さ3~8m
   6)生産能力3000トン/月

5.期待される効果:
   1)生産能力向上(約50%向上)(お客様のニーズが高い品種の需要に対応)
   2)設備の集約・統廃合および自動化による品質・生産性向上
   3)熱処理材の工程リードタイム短縮(お客様の納期に迅速に対応)
   4)安定操業および安全性向上(作業者の安全性向上、負荷軽減)

お問い合 わせ先・・・広報部企業広報グループ:052-603-9216








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