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日産中国、「Nissan China Sustainability 2022」を発表【日産自動車】

2019年9月10日

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)の中国における関連会社である日産(中国)投資有限公司(NCIC)は10日、中国での環境、社会性、ガバナンスの分野における包括的な活動の指針である「Nissan China Sustainability 2022」を発表しました。 日産の副社長でチーフサステナビリティオフィサー 川口 均は、「日産自動車は『人々の生活を豊かに』を企業ビジョンとして掲げ、独自性に溢れ、革新的なクルマやサービスを創造し、すべてのステークホルダーにその価値を提供しています。」と述べました。さらに、「日産は、持続可能なモビリティ社会を目指し、ゼロ・エミッション、ゼロ・フェイタリティ社会の実現に貢献します。その実現のために、『Nissan Sustainability 2022』をグローバルで推進してまいります。日産にとって大変重要な国である中国において、社会課題の解決に向けて積極的に取り組んでゆきたいと考えています。」と続けました。

また、日産(中国)投資有限公司(NCIC)総経理 西林 隆は「日産は世界をリードする自動車メーカーとして、中国社会の課題解決に向けて、継続的に発展が可能なモビリティ社会の構築に貢献することが、我々の使命である」と述べ、「『安心かつ安全な交通社会の構築』、『中国における新エネルギー車事業の発展支援』、『成長可能な人財の継続的育成』の三つの領域を積極的に取り組んでいます」と続けました。

本計画は、「Nissan Sustainability 2022」に即するともに、中国社会の独自課題解決に貢献するNCICの様々な取り組み、2022年までの計画も記載されています。

<環境への取り組み>
日産とその中国での合弁会社である東風汽車有限公司(DFL)は、気候変動への対策、排出ガスの減少による空気の質の改善、インテリジェントウォーターシステム導入による水の使用量削減に注力しており、その取り組みは「Nissan Sustainability 2022」に盛り込まれています。

下記は、2022年に向けての計画、及びこれまで活動です。

商品と技術の開発において、中国でのインテリジェントモビリティの分野でNo.1を目指し、より多くの電動化モデル(EV+e-Power)を市場投入することを2022年までに計画しています。2018年には日産シルフィ・ゼロエミッションを発売、今年にはヴェヌーシアブランドから電動自動車3モデルの発売が予定されています。

日産は、様々な資源使用量の削減に関して中国の国家基準より高い目標を設定しています。2022年までに、日産とDFLは、水使用量の35%削減、有害ガス(揮発性有機化合物:VOC)の排出50%削減の目標としています。

<社会貢献>
日産は、中国において「安心かつ安全な交通社会の構築」、「新エネルギー車事業の発展支援」、「成長可能な人財の継続的育成」に取り組んでいます。下記は、重要な活動の概要です。

日産は、安全面を一層強化するため、2016年よりi-safetyテクノロジーを現在販売中の全てのモデルに搭載しています。更に「ProPILOT」などのインテリジェントドライビングテクノロジーの活用など、最先端のニッサンインテリジェントモビリティ技術の導入を通じて、交通事故の大幅な減少と、「ゼロ・フェイタリティ」社会の実現を目指しています。この最新のテクノロジー「ProPILOT」は、2019年に新型日産アルティマに搭載され、中国に初めて導入されました。

日産中国が過去13年に渡って中国自動車技術研究センターと共催している「中国交通安全フォーラム」には、延べ3,200名の専門家が参加しました。そしてDFLが過去14年間に渡って開催している「日産セイフティドライビングフォーラム」への参加者は累計700万人超となります。日産は自社だけではなく、交通安全に取り組む関連団体、企業、そして専門家などの個人と連携し、「安心かつ安全な交通社会の構築」に寄与していきます。

NCICは、「夢教室」を立ち上げ、発展させ、現在も活動を継続しています。このプロジェクトは、2013年に中国四川省で発生した地震被害からの復興に努めるローカルコミュニティを支援する活動として、開始されました。今日、「夢教室」は、STEAM (Science, Technology, Engineering, Art and Mathematics) 教育プログラムとして、自動車や科学の分野で子供たちの夢と才能を育んでいます。これまで「夢教室」には、11の省の360校以上の小学校から、累計35万人以上の小学生が参加しており、2020年までには累計100万人、2022年までにはさらに対象の省や地域を拡大し、累計200万人の小学生の参加を目標に掲げています。

NCICは2013年からは中国自動車技術研究センターと社会科学文献出版社との共同作業により、中国の新エネルギー車業界の発展に重要な年間レポート「新エネルギー車ブルーブック」を編集、発行しています。そして、この功績が認められ2015年から4年連続で中国社会科学院より「年度優秀報告書賞」を授与されました。

<企業ガバナンスへの取り組み>
NCICはガバナンス強化のため「トリプルディフェンスシステム」フレームワークを導入し、一貫したコンプライアンス管理とコントロールが確実に実施されるようにしています。

※上記内容は、現地時間2019年9月10日に北京で配信されたリリースを和文抄訳したものです。






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