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Automotive Testing Lab(自動車実験棟)に 新たな完成自動車用 NV評価試験設備を増強【小野測器】

2019年9月2日

このたび、宇都宮テクニカル&プロダクトセンターのAutomotive Testing Lab(自動車実験棟)内に設置された4輪車用シャシダイナモメータ(台上試験装置)試験室をアップグレードし、完成自動車NV(※)評価試験対応ベンチとしての運用を開始しました。
※NV:Noise, Vibration (騒音、振動)

本設備は、小野測器製4輪車用シャシダイナモメータシステムに可動式吸音設備を組み合わせることで、タイヤなどの各コンポーネントに起因する車室内への騒音伝播寄与度などのNV評価テストを可能にします。また恒温槽機能を有するテストセルとNV測定環境を持つ試験装置の組み合わせにより、タイヤ温度と音圧特性の関係性等、温度特性を含む調査を実現します。

昨今の自動車産業では、電気自動車の普及に伴う車の静粛性向上や、低燃費化を目的とした車両の軽量化・コンパクト化が進み、これまであまり意識されなかった自動車のNVH(※)性能に対する新たな課題が顕在化し、音や振動問題への対策ニーズが高まっています。
本設備を通し、テストコース試験時のような、天候、路面といった制約条件に左右されない試験環境を提供することで、お客様の音振動対策・自動車開発へ貢献します。
※ Noise, Vibration, Harshness(騒音、振動、ハーシュネス)

主な機能
ダイナモメータ:前輪・後輪揺動式 150 kW/100~200 km/h
環境温度:-10 ℃ ~ +45 ℃

小野測器の ONE STOP SOLUTION
当社は、横浜テクニカルセンターに世界最高レベルの無響室・半無響室を有する音響振動試験棟(Acoustic Lab)を設備し、最先端の音響・振動測定と解析及び、お客様から委託された音・振動に関わる研究も行っております。
また、横浜テクニカルセンターと宇都宮テクニカル&プロダクトセンターの2拠点に、エンジン単体から実車状態までの評価を行える自動車実験棟(Automotive Testing Lab)を設備し、お客様のご依頼による受託試験の他、共同研究・共同開発にも取り組んでいます。
これら音振動試験技術と自動車試験技術を融合し、自動車開発におけるトータルソリューションプロバイダーを目指します。








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