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メルセデス SUVの中核モデルがフルモデルチェンジ【メルセデス・ベンツ日本】

2019年6月19日

メルセデス SUVの中核モデルがフルモデルチェンジ

新型「GLE」を発表

初の3列目シートを全モデル標準で採用
・ 最新の安全運転支援システムを標準装備
・ 対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載

 メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社:東京都品川区)は、 新型「GLE」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて、本日より注文受付を開始します。なお、お客様への納車は、「GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載 モデル) 」は本日から、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」は8月以降、「GLE 300 d 4MATIC」 は11月以降を予定しております。

  「GLE」は、その前身の「Mクラス」が1998年に誕生して以降、メルセデス・ベンツSUVの中核モデルとして進化を遂げ、SUVらしい力強さとスポーティネスを表現したエクステリアデザイン、上質感溢れる内装、オンロード、オフロードともに優れた走行性能を備え、 「プレミアムSUV」というカテゴリーを創出しました。2015年10月には名称を現在の「GLE」 に改め、EクラスファミリーのSUVとしての位置づけを強化しています。

  4世代目となる新型GLEは、プレミアムSUVとしての特性はそのままに、内外装デザインを一新し、最新技術と装備を搭載して生まれ変わりました。オンロードでは高いアジリティを、 オフロードでは卓越した走破性を実現しました。室内スペースが大幅に拡大し、GLEとして初めて3列目シートを設定し乗車定員が7名となったほか、新型Aクラスで導入したインフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス)」と最新の安全運転支援システムを備えています。

  ラインアップは、GLEとして初の4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「GLE 300 d 4MATIC」、静かでスムーズな直列6気筒クリーンディーゼルエンジン搭載の「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」、直列6気筒ガソリンエンジンと「ISG」を搭載した「GLE 450 4MATIC スポーツ」をご用意しました。

エクステリアデザイン
 新型GLEのエクステリアは、メルセデス・ベンツのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」 を具現化し、現代的ラグジュアリーを表現しています。感性と知性が調和した力強い 存在感がその特徴で、細かなエッジやラインを減らして面を強調する等、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインとなっています。また、長いホイールベースと短いオーバーハング、ボディ幅いっぱいまで張り出した大径ホイールを備え、GLEの快適な室内空間と走破性の高さを明示しています。

 フロントは 、クローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットが SUVとしての存在感とパワーを表現しています。「GLE 300 d 4MATIC」の標準モデルでは、 ラジエーターグリル内に特徴的なツインルーバーデザインが装備されSUVらしさを強調する一方、AMGライン仕様と「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」「GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル) 」では、ダイヤモンドグリルとシングルルーバー、バンパー下部左右配置された2本のフィンなど、スポーティさを強調するデザインとなっています。マルチビーム LEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付)*1は、片側84個のLEDを備え、2本のLEDポジショニングライトが印象的なデザインとなっています。
*1: GLE 300 d 4MATICは AMGライン仕様の場合、GLE 400 d 4MATIC スポーツ、GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載 モデル)に標準装備

 サイドビューは、Mクラス時代から変わらぬ、力強いCピラーと、特徴的なリアクォーターのガラスエリアのデザインが健在です。「GLE 300 d 4MATIC」の標準モデルでは、ホイールアーチの太いライナーが印象的で、ルーフレールとともに堅牢なSUVとしての性格を 際立たせています。

  リアエンドも、アスレチックなフォルムが印象的です。特にCピラーから、新デザインの 2分割リアコンビネーションランプにかけては、肩の筋肉を思わせる逞しいラインを描いています。リアコンビネーションランプは、リフレクターが下部に移動したことで、いっそうスリムなデザインとなり、ボディのワイドな印象を引き立たせます。

新型 GLE のエアロダイナミクスは、先代モデルより大幅に改善し、このセグメントトップの Cd値 0.29)*2です。主な空力対策は以下の通りです。
*2: 欧州仕様参考値

• 空力特性を最適化したモールディングを備えるエアカーテン(前輪))*3
• 最適化された形状のドアミラー
• サイドスポイラー(テールゲート上、Dピラーシール付)を設置
• 大面積のアンダーボディパネルとプロペラシャフトトンネルのパネル、
 アンダー ボディと同一面にそろえた燃料タンクカバー、
 リアアクスルのエアロダイナミック カバー、空力特性を最適化したディフューザー
• ホイールおよびタイヤの空力特性最適化)*3
*3:AMGライン仕様の場合のみ

インテリアデザイン
 インテリアは、ラグジュアリーでエレガントなデザインと、MBUX の高度なデジタル技術が特徴です。ダッシュボードには「12.3 インチワイドディスプレイ」と「12.3 インチコックピットディスプレイ」を装備し 1 枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを描いています。インテリアトリムも同様に、一方のフロントドアから反対側のフロントドアまで続く水平ラインがアクセントとなっています。センターコンソールには、SUV 特有の装備として、大きなグラブハンドルを左右に設けました。4つに水平に並んだ四角いエアベントは、標準モデルのフロントグリルに採用されているルーバーのデザインがモチーフとなっており、メルセデス・ベンツの SUV のエッセンスを表現しています。 滑らかなレザーやトリムには上質感が溢れ、デザインを一新したスイッチ類は金属の質感を備えています。また、前席にシートベンチレーター)*4 と温冷機能付きカップホルダーを採用し、 長距離移動などでの快適性をさらに高めました。
*4: GLE 300 d 4MATICにオプション装備、GLE 400 d 4MATIC スポーツ、GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル) に標準装備

  新型 GLE は、ホイールベースが大きく延長(先代モデル比 80mm)*5 増)され、居住性と積載性が向上しました。A ピラーが先代より直立方向に起こされたため、乗降性も改善されています。2 列目はこのセグメントの SUV としては世界初となる 6 ウェイフルパワーシートを全モデルに標準装備しています。レッグルームは先代比 69mm)*5 増の 1,045mm)*5となりました。左右のシートが約 100mm の範囲で、それぞれ前後電動でスライド 可能です。40:20:40 分割可倒式バックレストは電動角度調整式、左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっています。全モデル標準装備の 3列目シート(2人掛け)は可倒式で、 フレキシブルなシートアレンジが可能です。
*5: 欧州仕様参考値

  3 列目シート使用時のラゲッジルームスペースは 160 リットルで、2、3 列目シートを倒すと 最大 2,055リットルまで広がります。また、トランクスルーで積み込める横幅が 72mm 拡大されたことで、長尺物もより簡単に積載できるようになりました。AIRMATIC サスペンション)*6 装備の場合は、スイッチ操作によりリアの車高が約 40mm 下がり、よりスムーズな荷物の積み下ろしが可能です。
*6: GLE 400 d 4MATIC スポーツに AMGライン装着の場合、および GLE 450 4MATIC スポーツに標準装備

エナジャイジング コンフォート
  「エナジャイジング コンフォート」)*7 は各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールし、快適性を高めます。「リフレッシュ」 や「バイタリティー」「トレーニング」の 3 プログラムから選択することが可能です。さらに、 「エナジャイジング コーチ」機能を使用すると、高度なアルゴリズムに基づき走行時間等を加味したうえで、さらに Garmin®)*8製スマートウォッチを装着した場合は、ドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データも活用し、運転手をサポートするモードを提案します。

  また、シートクッションとバックレストのわずかな動きにより、着座姿勢の変更をサポートする「エナジャイジングシートキネティクス」が装備されます。
*7: GLE 300 d 4MATICにオプション装備、GLE 400 d 4MATIC スポーツ、
  GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル) に標準装備
*8: Garmin は、Garmin社の登録商標です。

MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)
 新型 GLEのインフォテインメントシステムは、12.3インチの大型ワイドスクリーン 2画面を標準装備し、表示モードは、クラシック/スポーツ/プログレッシブ/ジェントルの 4 種類から好みに応じて選ぶことが可能です。
 マルチメディアシステムは、メルセデス・ベンツ A クラスに続き、新型の自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しました。その最大の特長の 1 つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。ボイスコントロールは「Hi(ハイ), Mercedes(メルセデス)」をキーワードとして起動します。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、 音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、 各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応しています。

テレマティクスサービス「 Mercedes me connect」を標準設定
 自動車が通信することによりお客様の利便性を向上する先進的なテレマティクスサービス 「Mercedes me connect」は、「24時間緊急通報サービス」などを最長10年間無償でご提供 する「安心安全サービス」、Send2Carなどを3年間無償でご提供する「快適サービス」、 メルセデス・ベンツ 24時間コンシェルジュサービスを1年間無償でご提供する「おもてなしサービス」の3つのサービスカテゴリーから構成されます。

「安心安全サービス」 – 24時間緊急通報サービス:事故検知時(エアバッグ、シートベルトテンショナー展開時)または車内にあるSOSボタン押下時に、コールセンターが消防に連絡 します。 – 24時間故障通報サービス:ツーリングサポートが必要な際に、meボタンを押下するとツーリングサポートセンターにつながります。 「快適サービス」
- リモートドアロック&アンロック:スマートフォンの操作で車両ドアのロック、 アンロックができます。
- リモート(車両)ステータス確認:車両の走行距離、燃料計、平均燃費等の 状態をアプリ等で確認できます。
- 駐車位置検索:駐車した車両の位置をアプリの地図上に表示します。
- Send2Car: スマートフォンから、ナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できます。
- ナビゲーションサービス: 天気やガソリン価格情報を地図上に表示することや、 USBオンデマンド地図更新をご利用頂けます。

「おもてなしサービス」
- メルセデス・ベンツ 24時間コンシェルジュサービス:車内から専用ボタンを 押すだけで専門のオペレーターが24時間365日対応します。
 ✓車載された通信モジュールを利用し、ナビゲーションの目的地を設定
 ✓レストランやホテル等の検索・予約サポート)*9
 ✓メルセデス・ベンツ正規販売店の検索・ご案内
 ✓緊急時の病院の案内 など
   *9: 施設により本予約と仮予約のいずれかのご提供となります

インテリジェントドライブ:最新世代の安全運転支援システムを搭載
 新型GLEには「Sクラス」と同等の、最新世代の運転支援システムシステムが全てのモデルで標準装備されています。国内初導入となる機能強化として、「アクティブブレーキアシスト (歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、車速 10km/h以内であれば自動ブレーキが作動します)*10。対向車の検知は、フロントの長距 離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われます。
*10: センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、
  ドライバーによる進路変更の意思表示があり(ウインカー操作)、
  かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合。

パワートレイン
  「GLE 300 d 4MATIC 」には、出力を一層高めた、2.0リッター直列 4気筒クリーンディーゼルエンジン「OM654」が搭載され、最高出力 245PS(180kwW)、最大トルク 500N・m を 発生させます。 振動、騒音も低減されており、快適なドライブを実現します。また、シリンダーブロックと、ピストンに熱膨張率の異なる素材を採用することや、メルセデス・ベンツが 開発した表面コーティングNANOSLIDE®を導入することで、摩擦を低減し効率性を向上しています。さらに、排出ガス浄化経路の短縮や sDPF(DPF with SCR Coating選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)を採用するなど、排気の浄化にも注力して開発され、欧州において導入されている RDE(実路走行試験)規制に適合したエンジンです。

  「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」には、最高出力330PS(243kW)、最大トルク700N・mと、 メルセデス・ベンツ乗用車の中で最高水準の出力を誇る 3 リッター直列 6 気筒クリーン ディーゼルエンジン「OM656」を搭載しています。2 ステージターボチャージャーを使用し、 小さいタービンにはさらに可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から高回転域 まで全域でトルクフルな加速を可能にしています。効率性や環境性能の追求はもちろん のこと、低振動で高い静粛性を有しています。

  「GLE 450 4MATIC スポーツ」のパワートレインは、コンパクトな 3リッター直列 6気筒ガソリンエンジン「M256」とともに、「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、「48V (ボルト)電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、高性能化 を同時に実現しています。エンジン単体で最高出力 367PS(270kW)、最大トルク 500N・m を発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された、最高出力 16kW 、 最大トルク 250N・m を発生する電気モーター「ISG」と、「48V 電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約 1kWh の容量のリチウムイオンバッテリーに充電します。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現します。スターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリング ストップの際の再スタートの快適性を向上しました。

四輪駆動 4MATIC
  新型 GLE は全モデルで、9G-TRONIC オートマチックトランスミッションを採用しました。 1 速から 9 速までの変速比幅が広いことから、エンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現しました。「GLE 300 d 4MATIC」には、前後 50:50の固定トルク配分となる 4MATICを、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」と「GLE 450 4MATIC スポーツ」 には前後 100-0%~0-100%の連続可変のトルク配分を行うことで、オンロードとオフロードの性能をさらに高いレベルで両立させた新開発の 4MATICを採用しています。

 なお、新型「GLE」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期メンテナンス (点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。

  また、メルセデス・ケア期間中には、ご希望のモデルを3回無料でご利用いただける 週末貸出サービス「シェアカー・プラス」もご利用頂くことが可能です。

  さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および 24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換を パッケージでご提供する「メンテナンスプラス)*14」をご用意しています。
*14: 新車登録日から 59ヶ月後の応当日の前日、
  または総走行距離 75,000km到達時のいずれか早い時点で終了となります。


GLE 450 4MATIC スポーツ(ISG搭載モデル)

MBUX (メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)
  新開発の対話型インフォテインメントシステム MBUX(メルセデス・ベンツユーザーエク スペリエンス)の最大の特長の 1つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えています。そのため、クルマ、ドライバー、乗員の間に心の結びつきが育まれます。その他のメリットとしては、高精細ワイドスクリーンコックピット(タッチスクリーン操作対応)や、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロールなどがあります。ボイスコントロールは「Hi ハイ , Mercedes メルセデス 」をキーワードとして起動します。 標準装備される新型自然対話式音声認識機能は多くのインフォテインメント機能 (目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、 クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応しています。

  従来の音声認識機能は命令語が決まっていて、ユーザーがそのとおりに発話する必要がありました。これに対して MBUX の音声認識機能は、自然言語認識機能の搭載により、 事実上ほとんどの命令に従い、インフォテインメントおよび車両操作関連の文章を認識・ 理解できます。人間が機械に合わせるのではなく、機械が人間に合わせます。遠まわしな表現にも対応します。例えば、クライメートコントロールで温度を下げる場合、「温度 24 度」という明確な命令ではなくても、「暑い」と言えば理解します。

  また、学習能力も備えています。クラウド上のソフトウェアモデルによって新しい流行語を覚えたり、時代による言葉の用法の変化を学習したりします。

  言語支援機能の基本的動作原理は、音声入力からバックグラウンドノイズを除去し、 圧縮して転送します。ボイスコントロールは、車載コンピューターとクラウドを両方使って音声をできるだけ正確に理解し、ユーザーの要求に応えるハイブリッドシステムとなっています。

  車載コンピューターとクラウドの両方でデータを評価し、それぞれ応答を送ります。システムはどちらの応答がより確からしいかを判断し、数秒以内に応答/反応します。このようなハイブリッド方式とした結果、MBUX は他の多くの支援機能とは異なり、インターネットに 接続しない状態でも応答できるシステムとなっています。

  MBUX は高度な個別対応能力を備え、さまざまな設定を行うことが可能です。また、 学習能力も持っており、ユーザーに合わせて適応します。

  MBUX に備わる予測機能は、人工知能を利用しており、ユーザーが次に何をしたいか を予測します。例えば、定期的に決まった電話番号へ電話をするユーザーに対しては、 その時刻になるとディスプレイに相手の電話番号を「おすすめ」として表示します。また、 決まった時刻にラジオを放送局に切り替える方には、この切り替えを提案します。

  さらにナビゲーションシステムにおいては、ユーザーがよく通行するルートを検知すると、 そのルートを使う目的地への案内を早速バックグラウンドで開始します。そしてナビゲーション 画面に、例えばフィットネスクラブなどを「おすすめ目的地」として表示します。

  新型 GLEに搭載される安全運転支援システムの詳細説明 「インテリジェントドライブ」
飛躍的に進化した「レーダーセーフティパッケージ」
  高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況をより的確に把握することができるようになり、機能が大きく強化されました。

・ アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)
・ アクティブステアリングアシスト

  「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付) )*15」は、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、高速道路などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節します。減速が必要な場合、アクセルおよびブレーキを自動調整してスムーズに減速し、先行車が停止した場合は自車も停止します。また、新たに停止している先行車の検知も可能となりました。先行車および停止中の車両との距離が突然縮まった場合には、警告灯と警告音でドライバーに知らせます。

  自動再発進機能も備わり、高速道路での渋滞時に自動停止した際、30 秒以内に先行車が発進した場合は、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動で再発進します (一般道では 3 秒以内)。30 秒以上停止していた場合は、アクセルを軽く踏む、またはステアリング上のスイッチを使用して再発進が可能です。

  「アクティブステアリングアシスト」は、車線のカーブと先行車を、車線が不明瞭な 道ではガードレールなどを認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシスト)*16 します。
*15: アクティブディスタンス・ディストロニック(自動再発進機能付)
  作動速度範囲:0~約 210km/h 設定可能速度範囲:約 20~210km/h
*16: 車線が不明瞭な場合のアクティブステアリングアシスト作動範囲:0~約 130km/h

・ 渋滞時緊急ブレーキ機能
ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーで、先行車およびその左右の車線を監視します。突然渋滞の最後尾が現れた場合などに、前走車との衝突の危険を検知します。その左右などに回避スペースが無いと判断すると、即座に自動ブレーキが作動し、衝突回避または被害軽減を図ります。回避スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。ただし、ドライバーが反応しない、または回避操作が遅れて衝突が回避できないと判断した場合には、即座に自動ブレーキが作動します。 さらに、渋滞末尾で回避操作を行う空間的余裕がない危険な状況を検知して、 通常よりはるかに早い段階でブレーキを自動で作動させる機能も搭載しました。

・ アクティブレーンチェンジングアシスト
高速道路を走行時にアクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーがウインカーを点滅させると 3 秒後に車両周囲を監視しているセンサーが他の車両などとの衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線を変更します。また、ドライバーがウインカーを作動させたときに周囲の状況により車線変更ができない場合でも、10 秒以内であれば、システムが車線変更できるかどうか確認し続け、自動で車線変更を行います。その際、作動状況をマルチファンクションディスプレイに表示します。
*17: 作動速度範囲:約 80km/h~180km/h (一般道での利用不可)

・アクティブエマージェンシーストップアシスト
 アクティブステアリングアシストが起動している際に、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、警告灯と警告音によってステアリングを握るよう促し、 それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンの操作の反応が無い場合は、さらに警告音を鳴らしながら、緩やかに減速して停止します。 また、車両停止後は自動的にパーキングブレーキがかかることで、後方からの衝突 による二次災害を防止します。

・ アクティブブレーキアシスト
(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)<機能強化>

 対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動します)*18。 対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行われます。

*18: センターライン(実線、破線、白色、黄色いずれでも可)のある道路で、
  ドライバーによる進路変更の意思表示があり(ウインカー操作)、
  かつ車線境界を越えずに車両を停止させることが可能な場合。
*19: 作動速度範囲:約 7~250km/h
*20: 歩行者検知機能 作動減速範囲:約 7~70km/h
*21: 作動速度範囲は、気象条件や道路状況等により変動することがあります。

・ 緊急回避補助システム
車両前方にいる車道横断中の歩行者などとの衝突の危険を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算して、ドライバーのステアリング操作をアシストします。また、回避後の車線復帰も同様にサポートします。
*22: 作動速度範囲:約 20~70km/h

・ トラフィックサインアシスト
一般道や高速道路を走行中、カメラが制限速度などの標識を読み取り、ディスプレイに表示し、制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載します。

・ アクティブレーンキーピングアシスト
フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバー に警告します。ドライバーが反応しない場合は自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻そうとします。なお、破線の車線走行時には隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合にのみ作動します。
*23: 作動速度範囲:約 60km/h~200km/h

・ アクティブブラインドスポットアシスト
リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアに車両や自転車がいることを警告します。さらに、30km/h以上で走行の 際に側面衝突の危険がある時にはブレーキを自動制御して、危険回避をサポートします。追い越し車線に移ろうとして斜め後ろにいる車両に気づかなかった時など、 ドライバーの不注意によるミスを予防し、安全な走行を支援します。
*24: 作動速度範囲:約 8~200km/h
*25: 自動コース修正作動減速範囲:約 30~200km/h

・ PRE-SAFE®プラス(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
 リアバンパーに設置されたレーダーセンサーが後方のクルマを監視して車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、インジケーターによりドライバーに警告します。 自車が停止中で後続車が十分に減速しない場合は、後方からの衝突に備えてブレーキ圧を高めます。これにより玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートします。さらにシートベルトテンショナーも作動させ、衝撃の影響の低減を図ります。

・ PRE-SAFE®サウンド
 システムが不可避の衝突を検知すると、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を発生させ、鼓膜の振動を内耳に伝えるあぶみ骨筋の反射収縮反応を引き起こします。この収縮によって衝撃音の内耳への伝達を軽減します。

ドライバーを支援するその他のシステム
・ ドライブアウェイアシスト
 車両前方もしくは後方 1m 以内に障害物があり、その方向に進むギアを選択した場合、 アクセルを強く踏んでも時速 2km/h以上の速度が出ず、警告音により障害物が近くにあることをドライバーに知らせることで、誤操作の可能性があることを警告します。

*26: 停止した際に、一旦 Pにシフトした後、Dか Rに入れる必要があります。
  通常走行中に停止し、Pにシフトせずに再発進をする場合は、本機能は作動しません。
*27: 時速 2km/hで走行し、警告にも関わらずドライバーがブレーキを踏まない場合は障害物に衝突します。
*28: 停止した際に障害物から 1m以上離れている場合、本機能は作動しません。

・ アクティブパーキングアシスト
 約 35km/h 以下で走行中、超音波センサーが左右の最適な駐車スペースを自動で検出し、縦列駐車、並列駐車スペースへの出入りの際にドライバーをサポートします。 自動操舵・ブレーキ・シフトチェンジ・速度コントロール機能により、自動で駐車します。 複数の駐車スペースを選択することもできます。ブラインドスポットアシストとの組み合わせで働く「リアトラフィックアラート」は、並列駐車スペースからバックで出る際に、 後ろを横切るクルマを検知してドライバーに注意を促すとともに、必要に応じて自動でブレーキを作動させます。

・ マルチビーム LEDヘッドライト(ウルトラハイビーム付))*29
 ステレオマルチパーパスカメラと 4 つのコントロールユニットにより、理想的な配光パターンを毎秒 100 回の頻度で解析することで、片側 84 個の LED を高精度に正確に配光します。道路標識の反射が起こらないように前方を照射することや雨天時に路面からの反射を抑えドライバーに見やすい視界を提供することも可能です。 さらに、対向車の眩惑防止はもちろんのこと、カーブを検知すると前もって配光パターンを制御し、カーブの先を早めに照らすことで安全性を高めます。
*29: GLE 300 d 4MATICは AMGライン仕様の場合のみ、GLE 400 d 4MATIC スポーツおよび
   GLE 450 4MATIC スポーツ(ISG搭載モデル)は標準装備








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