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ばら積運搬船「MARKET PORTER」の引き渡し【川崎重工業】

2019年6月12日

ばら積運搬船「MARKET PORTER」

川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司(COSCOCSグループ)と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、SAKAE SHIPPING S.A.(サカエ シッピング エス エー)向け61型ばら積運搬船「MARKET PORTER(マーケット ポーター)」(当社第8034番船/NACKS第264番船)を引き渡しました。 本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。

<引き渡し>
2019年6月12日

<主要目>

全長       199.90m
長さ(垂線間長) 197.00m
幅(型)      32.24m
深さ(型)     18.60m
満載喫水(型)   13.00m
総トン数      34,508
載貨重量      61,208トン
貨物倉容積     77,539m3
主機関       MAN B&W 6S50ME-B9.3-TII ディーゼル機関 1基
          連続最大出力 8,130kW × 108回転/分
          航海速力 約14.5ノット
定員        25名
船級        アメリカ船級協会(ABS)
船籍        パナマ

<特 長> 

1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を搭載可能な5つの船倉を有しています。
  また、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、
  荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。

2)省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、
  抵抗の少ない滑らかな船首形状や推進効率の高い形状のプロペラ、
  当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの
  推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っています。

3)省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、
  EEDI規制※のフェーズ2に対応しています。

※EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。 EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じてフェーズ0~3まで段階的に強化される。ばら積み運搬船の場合、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。 2013年1月に発効されている。








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