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日立オートモティブシステムズのEV向けインバーターが アウディ初の量産電気自動車「Audi e-tron」に採用【日立オートモティブシステムズ】

2019年5月17日

日立オートモティブシステムズ株式会社(プレジデント&CEO:ブリス・コッホ/以下、日立オートモティブシステムズ)のEV向けインバーターが、本年3月に欧州で販売開始となったアウディ(Audi AG、CEO: Bram Schot)初の量産電気自動車である「Audi e-tron」に採用されました。

世界的規模での環境規制の厳格化に伴い、電動車両の普及が各国で推進されており、電動車両の性能向上に寄与する、より高出力で高効率なモーターやインバーターなどの電動パワートレインシステムが求められています。

今回、アウディが採用した当社のインバーターは、EV 専用に開発、設計されたもので、高出力密度によって動力性能の最大化に貢献しています。具体的には、新世代のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を内蔵した、小型高効率両面冷却パワーモジュールを搭載したことにより、インバーターとしては当社従来製品と比較して約160%となる高出力密度を実現しました。

「Audi e-tron」は、2基の電気モーターと電動4輪駆動システムによって、優れた動力性能をドライバーに提供するフルサイズSUVで、当社はその電動パワートレイン技術をインバーターで支援します。

当社は、今後もモーターやインバーターなど、電動パワートレイン製品の強化を通じて、自動車メーカーによる電動車両のさらなる普及に寄与し、世界的規模で環境保全に貢献していきます。

なお、本製品は5月22日(水)から5月24日(金)までパシフィコ横浜にて公益社団法人自動車技術会の主催により開催される「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」に出展します。


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