ニュース

プログラムデザインダイレクター 入江慎一郎が新型シルフィのデザインを語る【日産自動車】

2019年4月16日

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)のグローバルデザインセンターで新型シルフィのデザインを担当するプログラムデザインダイレクター(PDD)の入江 慎一郎は、新型シルフィのデザインについて語りました。


Q1:新型シルフィのエクステリアデザインのポイントについて教えてください。
A1:新型シルフィは「力強く自信に満ち溢れる(Vigorous/Confidence)」と、「鋭敏で躍動感のある(Lean/Dynamic)」をキーワードにデザインしました。具体的には、タイヤの大径化とともに低重心を感じさせるプロポーションと、力強く踏ん張る姿を想起させるワイドスタンスによってそれらを表現しています。 また、日産車共通のデザインアスペクトもふんだんに織り込んでいます。2018年の広州モーターショーで中国市場に向け発表した、新型アルティマでも採用している新型のVモーショングリルはバンパー下端からフードまでラインをつなげることで、よりダイナミックで力強い動きを演出しています。前後のランプには一目で日産のモデルとわかるブーメランシグネチャーをこのクルマでも採用し、またサイドビューのアスペクトであるフローティングルーフも表現しています。

Q2:新型シルフィのインテリアデザインのポイントについて教えてください。
A2:シルフィをお選びいただくお客さまには快適で機能的、そしてモダンなインテリアデザインがふさわしいと考えました。そこから生まれたキーワードである「考えぬかれた構造体(Smart structure)」は、作りこまれた直観的な機能性を示す「精巧で直観的な(Elaborate/Intuitive)」と、スポーティでありながらくつろぎの空間を表現する「研ぎ澄まされつつ快適な(Lean/Comfortable」)の両立によって成り立っています。

Q3:全高が低くなっていますが、室内空間は犠牲にしていないのですか?
A3:新型シルフィはワイド&ローのスタイリッシュなエクステリアデザインを実現しながらも、歴代モデルの強みであった室内の広さや快適性はさらに進化させました。たとえばニースペースやヘッドクリアランスは従来同等以上のスペースを確保しています。また、日産のインテリアの特徴でもある左右に広がり感を感じる「グライディングウイング」のデザインと相まって、ドライバーも同乗者も全員が、視界が良く広々と感じるインテリアに仕上がっています。

Q4:エアコン吹き出しが3連の丸型となっているが、何をイメージしてデザインしたのでしょうか?
A4:何かのイメージのもとになったモチーフがあるというよりは、3つのシンプルなベントがそれぞれ左右席、後席の3方向に向けるためにあるという明確な目的を持った、スポーティかつプレミアムな機能表現のアイコンとしてデザインされています。ベント同士の間にスイッチがインテグレートされていることも、インテリアのキーワードである「考えぬかれた構造体(Smart structure)」を具体化しています。

Q5:新型シルフィのメインカラーについて教えてください。
A5:新型シルフィのデザインコンセプトである「力強く自信に満ち溢れる(Vigorous/Confidence)」と「鋭敏で躍動感のある(Lean/Dynamic)」を体現したメタリックオレンジをメインのカラーとしました。インテリアに関しては、モダンで上質感を感じるタンカラーを設定しました。

Q6:従来のシルフィから継承しているデザインのポイントはありますか?
A6:シルフィは代々、日産のブランド力を高めるとともに、その時代毎の日産デザインの方向性を示すという役割を担ってきました。今までのシルフィと同様に、今回の新型においても新世代の日産デザインを象徴するデザインとなっており、その点が初代から続いているシルフィの伝統になっています。

Q7:新型シルフィで採用した特徴的なデザイン手法はありますか?
A7:新型シルフィは、ソファのように柔らかく、長距離ドライブでも快適なシートを採用しています。
その中でも、タンの内装では高級家具などでも使われるダイヤモンドパターンのキルティングを施しています。
ドアを開いた時に一目で気づくこの特徴的なシートデザインは、タン色のモダンな雰囲気と相まって、より一層プレミアムな空間を感じていただけることでしょう。

Q8:新型シルフィでニッサン インテリジェント モビリティを体現したデザインのポイントはありますか?
A8:新型シルフィにはニッサン インテリジェント モビリティを体現する先進の安全技術を採用しています。
そして各種センサーの作動状況やドライブ情報などを、わかりやすく効果的にドライバーに伝える7インチの高精細TFTモニターをメーター内に配し、スマートで機能性に優れたメーターのデザインとしました。








日産自動車株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#日産自動車
#自動車メーカ
#デザイン
#2019年4月16日