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安全な自動運転実現に向けプラットフォームでGreen Hills Softwareと協業【NXPセミコンダクターズ】

2019年3月4日

NXP、安全な自動運転実現に向けプラットフォームでGreen Hills Softwareと協業
新たなパートナーシップにより、セーフティ・クリティカルな量産向け自動運転のための認証済みOSを追加

次世代自動車の技術/市場リーダーであるNXP Semiconductorsと、組み込み安全/セキュリティで世界をリードするGreen Hills Softwareは、量産グレードのADAS/自動運転アプリケーションに焦点を当てた戦略的パートナーシップを発表しました。このパートナーシップとGreen HillsのINTEGRITY(R)リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)により、NXPのADAS/セントラル・コンピューティング・システム向けS32製品ポートフォリオのエコシステムが拡大します。両社の目標は安全を最重要視すべき自動運転アプリケーションの開発とテストを促進する、量産グレードの電子制御ユニット(ECU)の提供です。

現在、試作車や実験車で使用されているコンシューマ・グレードの自動運転プラットフォームの多くは、車載量産品に必要とされる安全性やセキュリティを提供していません。NXPとGreen Hillsは主要自動車メーカーやTier-1サプライヤに対し、数百万台レベルのクルマの量産に必要な安全技術を長年にわたり提供してきました。今回の協力は、SAE(Society of Automotive Engineers)レベル2と3以上に向けた次のレベルの自動運転の開発に取り組むためのものです。

NXPはADAS向けのスケーラブルな機能安全製品ポートフォリオを含む、安全で信頼性の高い自動運転向けのS32ファミリを提供します。S32ファミリはレベル2とレベル3の自動運転の性能、安全、近未来の商業面でのニーズに対応しているほか、レベル4とレベル5の自動運転車への長期的なリリースも視野に入れています。

Green Hillsは安全な自動運転向けソフトウェア・プラットフォームの中核としてINTEGRITY RTOS技術を提供します。市場で航空管制から外科手術用ロボットに至るまでのミッション・クリティカルかつライフ・クリティカルなシステムに確実なフェイルセーフが義務付けられている分野で、INTEGRITYアーキテクチャは20年以上にわたる採用実績を持っており、組み込み産業分野で最も高度に認証されたRTOSとなっています。複数の独立認証機関が車載(ISO 26262 ASIL-D)、航空電子工学(DO-178レベルA)、堅牢性の高いセキュリティ(コモンクライテリア『EAL 6+』認証)、産業(IEC 61508 SIL 3)、鉄道(EN 50128 SIL 4)などの分野の組み込みアプリケーション向けの最高の安全性/セキュリティ・レベルに関して、INTEGRITYまたはINTEGRITY-178を認証してきました。また、Green Hillsはお客様のクリティカル・アプリケーションの開発をサポートするためにASIL-DとSIL 4の事前認証済みのMULTI IDEツール・スイートとC/C++ランタイム・ライブラリを提供しています。

NXPとGreen Hillsの協力による初のデモンストレーションでは、ライフ・クリティカルであるパス・プランニングと車両制御ソフトウェアが、NXPのBlueBox組み込み自動運転プラットフォーム上の安全かつセキュアなINTEGRITY RTOSのパーティション内で動作します。このデモは安全でセキュアな量産グレードのECUの開発に関連した最初の技術課題とソリューションの一例となります。

NXPの副社長兼ADAS担当ゼネラル・マネージャーのKamal Khouriは、次のようにコメントしています。「これまでの自動運転エコシステムのフォーカスは、掛かるコストを問わずに高性能を実現することでしたが、最近では本格的な量産立ち上げに向けて、安全性にシフトしています。私たちはGreen Hills Softwareとの協力を嬉しく思うとともに、INTEGRITYセーフティ・オペレーティング・システムをNXPの自動運転向けロードマップに統合できることを歓迎します。両社はこの協力のために車載分野で実証された経験値DNAを提供し合い、自動運転車の産業化という極めて困難な課題に向けて、信頼性が高く実現可能なプラットフォームをお客様に提供します」。

Green Hills Softwareのビジネス・デベロップメント担当バイス・プレジデントのDan Mender氏は、次のようにコメントしています。「NXPのS32ポートフォリオは性能、安全性、スケーラビリティの点で非常に優れています。私たちはNXPと提携し、車載、航空工学、軍用システムで実証済みの技術により私たちの安全性とセキュリティに関するリーダーシップを活用できることを嬉しく思います。Multivisorセキュア仮想化機能とMULTI IDEを備えたINTEGRITY RTOSは、ミッション・クリティカルかつライフ・クリティカルな自動運転機能のセキュアな保護のために不可欠なソフトウェアの基礎を提供します」。

embedded worldでデモを実施
2月26日から28日までドイツのニュルンベルクで開催されたembedded world 2019のNXPブースとGreen Hillsブースで、BlueBox Autonomous Racerのデモを実施しました。

NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界30か国強で3万名を超える従業員が活動しています。2018年の売上高は94.1億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/ (日本語)をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RF製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者に帰属します。All rights reserved. (C) 2019 NXP B.V.

Green Hills、Green Hillsロゴ、INTEGRITY、Multivisor、MULTIは、米国、およびその他の国におけるGreen Hills Softwareの商標、または登録商標です。他の商標はそれぞれの所有者に帰属します。

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NXPジャパン株式会社
マーケティング & コミュニケーションズ
〒150-6024 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワー24F
Tel: 050-3823-7031
kiyomi.masuda@nxp.com

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bfrench@ghs.com

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Tel: +44-2380-649660
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