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車載向け画像認識AIプロセッサ「Visconti™5」のDNNハードウェアIPを開発【東芝デバイス&ストレージ】

2018年1月7日

当社は、先進運転支援システム(ADAS注1)や自動運転機能の実現に適したDNN注2ハードウェアIP注3を開発しました。今後、同ハードウェアIPを画像認識AIプロセッサ「Visconti™5」に実装し、2019年9月からサンプル出荷する予定です。

今回開発したIPは、深層学習した結果を用いることで、従来のパターン認識や機械学習よりも多様な対象物を高精度に認識できます。これにより、多様な交通標識、道路状況の把握を低消費電力で高速に実行可能です。DNNハードウェアIPを実装した「Visconti™5」は、次世代先進運転支援システムへの採用を目指します。

自動ブレーキなど運転支援システムは、高級車から軽自動車まで幅広い車種で採用され始めています。一方、欧州における自動車の安全性に関する評価プログラム「Euro-NCAP注4」の2020年版では、交差点や出会い頭での衝突回避試験が追加され、より高度な運転支援システムへの需要が高まっています。

当社は今後も、Visconti™ファミリーの開発を促進し、より安全な道路交通の実現に貢献していきます。

注1 ADAS:Advanced Driver Assistance Systems
注2 DNN:Deep Neural Networkの略語。人間の脳の神経回路をモデルとしたアルゴリズム(計算手法)のこと。
注3 IP:Intellectual Propertyの略語。システムLSIを構成する機能回路ブロックのこと。
注4 Euro-NCAP: European New Car Assessment Programme(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)

Visconti™5の仕様

* Visconti™は、東芝デバイス&ストレージ株式会社の商標です。
* Arm、Cortexは、米国および/あるいはその他の国におけるArm Limited (またはその子会社)の登録商標です。
* MIPI はMIPI Alliance, Inc. の登録商標です。
* その他の社名・商品名・サービス名などは、それぞれ各社が商標として使用している場合があります。

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