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ルノー・日産自動車・三菱自動車、フランスでバンの生産を拡大【日産自動車】

2018年11月8日

・ルノー・日産自動車・三菱自動車の戦略的ベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」は本日、
 トランジット社の最新の資金調達ラウンドで投資を行ったと発表しました。トランジット社は、カナダ・モン業界を
 リードするモブージュ工場を、ルノーの次世代「カングー」と日産の新型「NV250」を生産するアライアンスの
 小型バン生産拠点に
・ルノーのサンドゥヴィル工場で、ルノー「トラフィック」のプラットフォームをベースにした三菱自動車の
 新型バンを生産
・フランス国内での生産に新規投資することでルノー・日産自動車・三菱自動車の生産能力を拡大、
 アライアンスにおけるフランスの重要性を強調

ルノー・日産自動車・三菱自動車アライアンスの会長兼CEOであるカルロス ゴーンは、フランスのモブージュとサンドゥヴィルにある生産工場にて新型バンの生産を行うと発表しました。モブージュ工場はルノーの小型バン生産拠点に、サンドゥヴィル工場はルノーのバン「トラフィック」の生産拠点となります。

中期計画「アライアンス2022」の終了時までに、アライアンスは年間シナジーを倍増させ100億ユーロの創出を目指しています。これを達成するために、ルノー、日産、三菱自動車は、共通プラットフォームや生産拠点の共同活用を加速していきます。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領とアライアンスの会長兼CEOであるカルロス ゴーンはモブージュ工場を訪れ、従業員と懇談した後、同工場の先進トレーニングセンターを視察しました。

ゴーンは、「ルノーグループの有するグローバルなバンの専門知識は、アライアンスのシナジー創出を加速させ、あらゆるお客さまに利益をもたらします。モブージュ工場とサンドゥヴィル工場は、その高い競争力にアライアンスの共通プラットフォームを活用することで、最も魅力的な価値を提供しています。今年、ルノーグル―プは、100%電気自動車と小型商用車という成長の二本柱を支えるべく、フランスに対して総額14億ユーロの投資を発表しました。」と述べました。

フランスの工場の中でも高効率を誇るモブージュ工場は、電動化モデルを含む次世代のルノー「カングー」シリーズの生産ハブとなります。また、ルノーグループは今後5年間で「カングー」の生産に4億5千万ユーロを投資していきます。2019年には、200名を新規雇用し、バンの生産拡大をサポートします。

現行型「カングー」のプラットフォームをベースにした日産の新型小型バン「NV250」も、モブージュ工場で2019年半ばより生産を開始する予定です。

また、先日パリで行われた共同記者会見では、アライアンスとダイムラーは両社のパートナーシップを再確認しました。ルノーは現在、モブージュ工場でメルセデス・ベンツのバン「シタン」を生産しています。

三菱自動車は、ルノーの有するバンの専門知識を活用し、サンドゥヴィル工場で生産されているルノー「トラフィック」のプラットフォームを採用した車両をオーストラリアやニュージーランド向けに調達すると発表しました。

ルノー・モブージュ工場について
約50年にわたりフランスの自動車生産を牽引してきたモブージュ工場は、現在2千2百名以上の従業員を雇用しています。小型商用車と電気自動車の専門知識を持つ同工場は、現在、ルノー「カングー」、「カングーZ.E.」、メルセデス・ベンツ「シタン」を生産しており、生産車両の60%を33カ国に輸出しています。フランスのルノー工場の中で最も高い効率を誇る同工場は、製造業近代化政策「インダストリー4.0」においてベンチマークとされています。2017年には、欧州のEV販売を牽引した「カングーZ.E.」が貢献し、世界で13万台以上の「カングー」を販売しました。2017年、モブージュ工場では従業員の教育に2万7千時間以上を費やしました。これは従業員1名あたり約20時間を当てたことになります。また、若者の就業に力を入れている現地の学校と共同で、強力な職場訓練プログラムの開発を行っています。

ルノー・サンドゥヴィル工場について
フランスのセーヌ=マリティーム県の製造業を牽引する主要プレーヤーであるサンドゥヴィル工場は、約2千名の従業員を雇用しています。同工場はルノーの小型商用車「トラフィック」に加え、フィアットや日産向けの小型車両を生産しており、生産車両の70%を輸出しています。2017年には、10万4千台以上の「トラフィック」が世界で販売されました。

ルノー・日産自動車・三菱自動車について
ルノーグループ、日産自動車、三菱自動車は世界最大の自動車パートナーシップを結んでいます。また、多文化にまたがるパートナーシップとして、自動車業界の中で最長の継続期間と最高の生産性を誇ります。2017年には、パートナー各社合計で、世界の200か国近くで1,060万台以上の車両を販売しました。3社は競争力強化のため、協業とシナジー最大化に注力しています。また、3社はドイツのダイムラー、中国の東風汽車などの自動車メーカーと戦略的な協力関係を結んでいます。本戦略的アライアンスは、ゼロ・エミッション車における業界リーダーであり、最新の先進技術を開発しながら、自動運転およびコネクティビティの機能やサービスを、手頃な価格の幅広い車種で提供していく予定です。

www.alliance-2022.com(英語サイトのみ)
www.media.renault.com(英語・フランス語サイトのみ)
newsroom.nissan-global.com
www.mitsubishi-motors.com/jp/newsrelease/








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