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EV / HEV用超低トルクシール付き玉軸受の開発【ジェイテクト】

2018年10月3日

株式会社ジェイテクト(以下ジェイテクト)は、EV / HEV車の電動ユニットに使われる超低トルクシール付き玉軸受を開発しました。

EV / HEV車において航続距離の延長に向けあらゆる電力消費率(電費)向上策が取り組まれており、 電動ユニット用軸受にもさらなる低トルク化、軽量化が求められています。

EV / HEV車の電動ユニットの減速機に使われる深溝玉軸受は油中で使用されますが、長期間に渡る使用に伴い、ギアなどの摩耗粉が軸受内部に侵入し、軸受寿命が短くなる可能性があります。
  その為、開放型の軸受の場合は、軸受容量確保の為、小型化が困難であるという問題もありました。

その対策として、軸受内部への摩耗粉などの侵入を防止すべく、シール付き軸受を使用しますが、その場合、シールリップが内輪に接触する際に発生する摺動摩擦が軸受の回転トルクを増大させ、それが電費の低下に繋がっていました。

この開発品は、内輪に接触するシールリップの形状を最適化することで、シールが軸を締め付ける力(緊迫力)を低下させ、回転トルクの30%低減と、シールの追随性向上を実現しました。

また、シールによる耐異物寿命向上効果に伴う小型化により、従来の開放型軸受と比べ、約50%の軽量化が可能になります。 これらによりEV / HEV車の電費向上に貢献します。

開発品イメージ

【販売計画】
販売目標:  1.2億円/月
販売先: 国内外自動車メーカー

【生産工場】
亀山工場、徳島工場、中国工場、ルーマニア工場、ダイベア株式会社

ジェイテクトは、軸受事業のブランド「Koyo」において、「Key of your operation」を掲げ、お客様とともに課題を解決し、嬉しさを提供するパートナーとして、様々な環境に適応する軸受を提供し、あらゆる産業に貢献してまいります。




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